CD 輸入盤

無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番、第3番、ソナタ第3番 ファウスト

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMC902059
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

イザベル・ファウスト、満を持しての最高のバッハ
どこまでも自然なシャコンヌは圧巻


しなやかでチャーミング、そして力強く確かに歩む音楽で私たちを魅了しているヴァイオリニスト、イザベル・ファウスト。待望のバッハの登場です。
 2009年に来日した際にも、しなやかかつ自然なバッハで聴衆を虜にしたファウスト。『シャコンヌ』というと、冒頭の次々と掻き鳴らされる重音に、聴き手も覚悟を決めてこの楽章に臨む、というイメージがありますが、ファウストの演奏は、この楽章が舞曲(それも、どちらかといえば跳躍の多い)に起源を持つことを思い出させてくれるもの。自然に紡ぎだされる様々な楽想では、なにかダンサーが一人で時にエレガントに、時に激しく、無心に踊っている部屋を覗いているような不思議な錯覚をおぼえます。ファウストのエレガントかつ自然体な人柄と、並外れたテクニック、そしてあくなき探求、すべてが見事に調和したからこそ生まれた演奏があますところなく収められています。録音も秀逸。

ファウストの言葉より(ブックレット抄訳)】
バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータの自筆譜を見た人は、その筆致の美しさ、完璧さに驚かされる。一貫して変わらない筆跡は、支柱、装飾、荘厳な構築性を兼ね備えた大聖堂のような総合芸術へと私たちを誘う。ここで見られるハーモニー、均衡はなんということか! この自筆譜の特徴を耳で聴けるかたちにするのは大変に骨の折れる作業である。演奏者は尽きることのない疑問と戦い、ゴールが果てしなく遠いことに気が遠くなることもある。この録音は、偉大なバッハに対する敬礼のようであり、きわめて親密なスナップであり、そして果てなく続くプロセスの中の一つの結晶のきらめきのようなものである。(キングインターナショナル)

【収録情報】
J.S.バッハ:無伴奏ソナタ&パルティータ集
・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
・ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
・パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)

 録音時期:2009年9月1-4日
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

  • 01. I. Allemanda (Partita II BWV 1004 in D minor)
  • 02. II. Corrente
  • 03. III. Sarabanda
  • 04. IV. Giga
  • 05. V. Ciaccona
  • 06. I. Adagio (Sonata III BWV 1005 in C Major)
  • 07. II. Fuga
  • 08. III. Largo
  • 09. IV. Allegro Assai
  • 10. I. Preludio (Partita III BWV 1006 in E Major)
  • 11. II. Loure
  • 12. III. Gavotte en Rondeau
  • 13. IV. Menuet I - V. Menuet II
  • 14. VI. Bouree
  • 15. VII. Gigue

総合評価

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清々しく透明感のあるバッハ。シンプルであ...

投稿日:2022/06/11 (土)

清々しく透明感のあるバッハ。シンプルでありながら簡素過ぎではなく非常に心地よい。残念なのは全曲では無いこと。録音も良い。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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 他のレビュー諸氏と同様、実に自然体の無...

投稿日:2013/12/06 (金)

 他のレビュー諸氏と同様、実に自然体の無伴奏に聴こえた。ヘタすると上手すぎてさらっと聴こえてしまうくらいに流麗。   ヴァイオリンの最高峰の曲だけに、いろいろな演奏を聴くことができる今日にあってもこの「さらっと感」は独特だと思う。自然そのままの野菜をそのまま口にしたような印象だ。ジャケットの楚々とした立ち姿を思い浮かべて聴くせいもあるかもしれない。   シャコンヌも思い入れを込めすぎない、音符をそのままヴァイオリンに歌わせているかのようなさらっと感が心地いい。     特別な工夫や、深い(聴く時の気分によっては重くも感じられるような)思い入れの聴こえやすい(「聴こえない」ではない)CDではない。故にその筋が好みの方にはアッサリに聴こえるかもしれない。 でも、この盤は虚心坦懐に曲に向かわせるりりしさがあり、お勧めしたい。第2巻も当然お勧め。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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  實に高い評判で、確に、奇を衒ってはい...

投稿日:2012/03/04 (日)

  實に高い評判で、確に、奇を衒ってはいない、技を売りにしてもいない、手本の様なものでもない、演奏の一つの理想と思います。それだけに、聴いていても何か距りを感じます。「水の流れるような ... 」と言った方が居られますが、何処か這の世の者ではない、然し、天上の音楽でもない、現実ではないような据わりのわるさ、を感じます。つまり、「巧過ぎる。」のです。 ― 星一つ減は、ここまで来ると、疲れる、からです。

四郎右衛門 さん | 大阪府 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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