CD 輸入盤

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲 ボリス・ベゲルマン(2CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88985466112
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dhm
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

バロック・ヴァイオリニストのボリス・ベゲルマンによる
2枚目のソロ・アルバムは、バッハの無伴奏全曲


テレマンのヴァイオリン・ソナタ集に続く、バロック・ヴァイオリニストのボリス・ベゲルマンによる2枚目のソロ・アルバムは何とバッハの無伴奏全曲! 2枚目にして早くも大作をレコーディングするという点にも、ソニー・クラシカル/DHMがベゲルマンに寄せる期待が伺えるというものです。古楽の伝統あるDHMレーベルにとっても、2000年に発売されたクイケンの再録音盤以来17年ぶりとなるこの作品集の新録音となります。

成立事情など今でも謎が多い作品ですが、ベゲルマン自身もライナーノーツで、このように記しています。「Sei Solo とバッハは楽譜に記している。そう記したバッハの意図は何だったのだろう? 『6つの無伴奏曲』? それとも『自分一人』? バッハはこのイタリア語が2つの意味を持っているのを知っていたのだろうか? きっと判っていたはずだ。それは作品の起源を知るのに役に立つだろうか? パルティータ第2番のシャコンヌは自分の妻アンナ・マグダレーナのことを音として刻み込んだという通説は真実なのだろうか? とにかく次々と知りたいことが浮かび上がってくる。」

このアルバムはオランダ中東部の小さな町、アスの録音スタジオで、2度に分けて全部で13日間をかけてじっくりと収録されました。そのレコーディングについてベゲルマンはこう語っています。「この作品をレコーディングするという決断をくだすのは容易なものではなかった。全曲の編集が終わりOKを出した今になっても、やったことを全部投げ出してまた一からやり直したくなるほどだ。レコーディングというのは演奏者のその時の作品に対する心持ちを反映させるものだといわれている。自分のレコーディングを聴き直してみると、誰が演奏したのかさえ認識できない。これは本当に自分だったのだろうか・・・」34歳のベゲルマンの現時点での結論がここに詰まっています。

【ボリス・ベゲルマン プロフィール】
1983年モスクワ生まれ。7歳からヴァイオリンを学ぶ。チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院でドミトリー・シンコフスキーらに師事し、大学院ではアレクセイ・リュビモフに学ぶ。その後パレルモのベッリーニ音楽院でエンリコ・オノフリとリッカルド・ミナージに学び、バロック・ヴァイオリンの道に本格的に進む。コンプレッソ・バロッコ、アカデミア・ビザンチナ、イル・ポモ・ドーロ、カペラ・ガベッタなど欧米のバロック・オーケストラと共演し、ここ数年は指揮も兼ねた弾き振りにも乗り出し、絶賛を博している。使用楽器は1790年代に製作されたルイ・モワテシエのヴァイオリンである。(輸入元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲


● ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
● パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
● ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
● パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
● ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
● パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006

 ボリス・ベゲルマン(バロック・ヴァイオリン/ルイ・モワテシエ作、1790年代)

 録音時期:2016年5月12-18日、8月15-21日
 録音場所:オランダ、アス、ステッペンウォルフ・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. 1-4 Partita I h-Moll, BWV 1002
  • 02. 5-8 Sonate II a-Moll, BWV 1003
  • 03. 9-13 Partita II d-Moll, BWV 1004
  • 04. 1-4 Sonate III C-Dur, BWV 1005
  • 05. 5-10 Partita III E-Dur, BWV 1006

ユーザーレビュー

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一人ぼっちのバッハと長い時を向き合ったベ...

投稿日:2018/09/04 (火)

一人ぼっちのバッハと長い時を向き合ったベゲルマンの孤独が佇んでいる 聴いてみようと思ったのは オノフリに師事したと知ったから わたしが信頼する否心酔するただ一人のヴァイオリニスト オノフリの洗礼を受けた弾き手には興味を唆られる 二週間近い日数をかけて録音されたという 一日2章或いは3章と読み思い解き考えてヴァイオリンの音を刻み込んで行ったのだろうと想像する なんと羨ましい時間だろう そしてなんと厳しい時間だろう 寝ても醒めても浮世の些事に誘惑され現を抜かす世人を余所に 孤独と孤独をぶつけ合う二人は 300年の時を超えて 今を生きている そこに生まれたものは小宇宙であり 人間が大宇宙にのみ込まれる塵芥から 光彩を放って一瞬の星として天空に輝くものとなった宇宙の記憶である ここには生まれてすぐ忘れ去られた小さな星の輝きの記録しかない だが 刻々無数に生まれる星の卵の軌跡を嗤うこと勿れ ベゲルマンは再び挑戦するだろう 師オノフリでさえ”無伴奏”をまだ半分残している

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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