Blu-ray Disc 輸入盤

マタイ受難曲 ラトル&ベルリン・フィル(2010)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BPH120012
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


バッハ:マタイ受難曲
ラトル&ベルリン・フィル
日本語字幕付き!


近年のベルリン・フィル公演の中でもインパクトの大きさでは絶大なものがあったと言われる『マタイ受難曲』。この公演の模様は、ベルリン・フィルとHMVオンラインの提携サイトである「ベルリン・フィル・ラウンジ」でも、中継時からデジタル・コンサート・ホールの情報などをお伝えしてきましたが、今回は映像ソフトでのご紹介となります。

【パッケージ・メディアならではの複数音声収録】
ベルリン・フィルでは、その上演内容の素晴らしさから、この『マタイ受難曲』を、映像と音質のスペックに優れたメディアであるブルーレイ・ディスクとDVDで保存版としてのパッケージ・メディアを制作することになりました。制作に当たっては、通常のステレオ音声のほかにオリジナルのマルチ・チャンネル音声も収録され、立体的な空間活用の様子がよりリアルに再現されるようになっています。

【ラトルのマタイ〜入念な準備】
古典派から近現代音楽をメイン・レパートリーとしてきたラトルが、2002年と2006年に演奏した「ヨハネ受難曲」に続き、入念な準備のうえで取り組んだのがこの『マタイ受難曲』。
 まず3月にバーミンガム市交響楽団と演奏していますが、ラトルにとってこれが初の『マタイ受難曲』の指揮でした。このときの声楽ソリストは全員ベルリン・フィルとの上演にも参加しており、また、合唱指揮も同じくサイモン・ハルジーが受け持っていました。
 続いておこなわれたベルリン・フィルとのザルツブルク・イースター音楽祭での上演も大きな話題となり、その後におこなわれたのが、今回の本拠地ベルリンでの上演ということになります。

【古楽経験豊富なベルリン・フィル】
アーノンクールやヘレヴェッヘ、ガーディナーといったピリオド系指揮者達との豊富な経験のほか、団員による古楽アンサンブル、ベルリン・バロック・ゾリステンを擁するなど、ベルリン・フィルと古楽の関係は意外に近いものがあり、演奏経験も数多いものとなっています。

【セラーズによる儀式化〜ユニークな空間活用】
オペラの世界で有名なアメリカの演出家、ピーター・セラーズ[1957- ]は、豊かなアイデアと着眼点の面白さで話題を提供してきましたが、今回もベルリンのフィルハーモニーというコンサートホール空間にさまざまな演出上の仕掛けを施して「リチュアライズ(儀式化)」、見るものに刺激を与え、宗教、人間、バッハ、現代といった事柄について、鑑賞者に思いを巡らせることとなります。

【現地批評(ベルリン・フィル・ラウンジより転載)】
ベルリナー・ツァィトゥング/ペーター・ユーリング
「この晩ピーター・セラーズは作品の“儀式化”を行ったが、上演は新しい音楽解釈とともに、今シーズンで最も胸をえぐる、素晴らしい演奏会となった。ラトルは8年前のヨハネ受難曲では、激しいコントラストを強調していたが、今回のマタイ受難曲では穏やかな流れを重視していた。最初の合唱は柔らかくスタートし、徐々にクリアーな輪郭を得てゆくといった風情。そこで彼は、歴史的演奏解釈とそれ以降の自由なスタイルを往来するような、ハイブリッドな演奏を聴かせた。聴き手にとっては、目から鱗が落ちるような解釈である。観客は演奏に絶大で、感謝に満ちた喝采を送った。3時間半という長さにも関わらず、人々は演奏に深く引き込まれたのである。それはこの上演が、歴史的な価値を今日的な意味に置き換えることに成功していたからであった。」

ターゲスシュピーゲル/クリスティーネ・レムケ・マトヴァイ
「宗教的にみれば、本来この上演はでたらめばかりである。それにも関わらずセラーズの舞台は、観ていて小恥ずかしくなるようなことは決してなかった。天上からは電球がひとつ吊られており、舞台中央には木の棺(あるいは祭壇)が置かれている。同様に木の椅子がステージに散らばっているが、教会的な空間を示唆するには、これで充分なのである。そこで歌手とオーケストラ団員は普段着を着て演奏・演技していた。ちなみに器楽ソリストは、この晩のハイライトであった。ダニエル・スタブラヴァが弾く<我を哀れみたまえ(アリア)>のソロは、ヴァイオリンから聴くことのできる最も美しい響きである。ゲスト出演したヒレ・パールは、そのゴシック・ルックだけでなく、見事なガンバ演奏でも衆目を浴びた。クリスティアン・ゲルハーヘルの叙情的なイエス、トーマス・クヴァストホフのバス・アリア、マーク・パドモアのイギリス的な福音史家は、器楽奏者の力に応えようと、全力を尽くしていた。マタイ受難曲は、オペラの衣を着たオラトリオと呼ばれるが、それは劇的な緊張や物語的展開が作品に内包されているからである。ラトルとベルリン・フィルは、劇場的に大げさな表現を避けたが、これにはたいへん好感が持てる。音楽の運びは生き生きとして、よく流れると同時に、テンポやダイナミックには豊かな息遣いがあった。それは音楽的修辞法に影響されたものだが、一方ではラトルとしては意外なほどの強い自己同化を示すものでもあった。彼がその両端をひとつにまとめ上げていたことこそが、この上演の最も素晴らしい点だっただろう。」

ベルリナー・モルゲンポスト/クラウス・ガイテル
「ピーター・セラーズは、バッハの“音楽的聖書”を心に訴えかけるかたち語らせることに成功していた。彼はバッハのマタイ受難曲を演出するのではなく、舞台上で“儀式化”したのである。“儀式化”というネーミングは、正直言ってわざとらしく聞こえる。しかし彼の仕事は、そうした物々しさ、尊大さとは無縁のものであった。それはサイモン・ラトルの解釈についても言える。オケは理想的な演奏ぶりを示し、合唱も完璧。ソリストの力量と音楽的教養は、きわめて高い水準にあった。ザルツブルク・イースター音楽祭で練り上げられた演奏は、この日音楽的奇跡のレベルにまで高まったのである。」

【収録情報】
・バッハ:マタイ受難曲 BWV244

 マーク・パドモア(テノール、福音史家)
 カミラ・ティリング(ソプラノ)
 マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
 トピ・レーティプー(テノール、アリア)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン、イエス)
 トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン、アリア)
 ベルリン放送合唱団
 サイモン・ハルジー(合唱指揮)
 ベルリン国立および大聖堂少年合唱団
 カイ=ウーヴェ・イルカ(合唱指揮)
 サー・サイモン・ラトル(指揮)
 ピーター・セラーズ(演出・舞台)

 収録時期:2010年4月11日
 収録場所:ベルリン、フィルハーモニー
 収録方式:HD

・ボーナス映像:ピーター・セラーズとサイモン・ハルジーの対話

【BD仕様】
 収録時間:195分(コンサート)、51分(ボーナス)
 画面:1080i Full HD 16:9
 音声:PCM Stereo, DTS-HD Master Audio 5.1
 字幕:英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・日本語
 リージョン:ワールドワイド

総合評価

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 去年末、最後の買い物はこのディスク。聴...

投稿日:2014/01/02 (木)

 去年末、最後の買い物はこのディスク。聴いたら、というより観たら・・・凄い・・・。歌手の人選もすばらしい。私は特にM.パドモアのドラマと歌唱に惹き込まれた。また、合唱の素晴しさや演技は特筆に値する。 これは蝶ネクタイしめたオケと歌手が仰々しく歌うマタイではない。マタイ受難曲を聴くという体験から、マタイによって伝えられた受難のドラマに参加しているような気になる。おそらく、会場にいた聴衆皆がそういう思いになったのでは。     CDで聴くだけだと(当たり前のことだが)ただ音とか音楽に集中する。音楽は演奏されてはじめてその存在を認識することができるものだ。しかし当盤の様な上演形式だと音楽は付属の飾りであり、もっと大事なことは別にあるんだと思うことができた。歌い手が楽譜を持たずに歌うことで「今、まさにドラマが進行している」と考えることができる。この公演においてオケ(演奏)は、「おまけ」であろう。登場人物の心情を音で表現し、ドラマに彩りを添えるわき役に過ぎない。    キリスト教サイドの教えとして考えなくとも、人間として対峙する人間性への教えが「儀式」の参加者の動作、手の動き、目の動きによって表されていく。  このようなアイディアで上演を考え、決めたラトル、ベルリン・フィル、セラーズの傑作として、バッハの作品演奏の多様性の証明として今後も注目されると思う。何度も見直す深さがあり、常に新しい何かを見出すことができることだろう。     マタイの名盤数あれど、これをファースト・チョイスにしてマタイの世界(とバッハの音楽)に「参加」することをお薦めしたい。それからCDを選んでじっくり聴いていくこともできるだろう。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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いやあ、長い長い。しかし厳粛に聴くと言う...

投稿日:2013/11/28 (木)

いやあ、長い長い。しかし厳粛に聴くと言うより、楽しめる。この「マタイ」は、伝統的なスタイルにはとらわれず現代的な感覚で演奏されている。なんか半オペラで、歌い手の演技付きであって、初め違和感があったが聴いているうちに慣れ、嫌味も無くてこれはこれで良い。ゲアハーアーは貫禄だし、他の歌手陣もよい。オケも達者で、特に樫本大進、パユ、マイヤーなどがズラリと並んだ独奏陣は圧巻だ。何しろ三時間を超える曲であるから、中には四時間近くのもあって、どうしても聴く方が草臥れてしまうのだが、このディスクを聴いた後にはあまり疲労感はなかった。まあ、それだけ宗教感覚が薄いとも言えよう。「マタイ」としては気安く聴ける一枚。

kn さん | 神奈川県 | 不明

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クラシック入門者の私にとって、この有名曲...

投稿日:2012/07/12 (木)

クラシック入門者の私にとって、この有名曲!もちろん聴こうと挑戦した曲ですが、その古典的な形式と長さに挫折した曲でした。ラトルの映像では、そんな私たち新世代に少しでも雰囲気を伝えようとした形がこの演奏ではないでしょうか?舞台で二分されたオーケストラの斬新さもしかり、声楽陣の演技(ちょっと過剰とも思えなくないが)が、この長大の曲のストーリーをより分かりやすく、かつ親しみやすいものとして、私自身最後まで聴き通すことが出来ました。バッハの素晴らしさを噛み砕いて、私たちにつたえようとするラトルの演奏にすごく好感を感じました。演奏の良し悪しはわかりませんが、これからマタイを聴こうと思っている人には全体像を把握する上ですばらしい映像作品と私は思いました。これからマタイ受難曲を初挑戦しようとされる方にオススメの映像作品だと思います。

BARON さん | 福岡県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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