CD 輸入盤

ゴルトベルク変奏曲 シュタイアー(+DVD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMC902058
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
DVD付き,輸入盤

商品説明

シュタイアー、ゴルトベルクを弾く
ゴルトベルクとバッハについて語ったDVD付き!


シュタイアー、ついにゴルトベルクの登場です! まず、トータル80分超えという演奏時間もさることながら、録音も大変素晴らしい! まるでシュタイアーが、目の前で自分のためだけに弾いてくれているようなリアルな息遣いが感じられ、親密さと細やかさに満ち、しかしダイナミックさも併せ持つ演奏に圧倒されます。
 演奏CDだけでも素晴らしいものですが、特典DVDがまた実に興味深い! シュタイアーは、「バッハという人は、周囲にいた演奏者にだけではなく、親しい人、彼を愛する人にとっても大変難しい人物だったのではないか。完璧主義者で、自分と同じレベルのものを他人にも要求するようなタイプだったのではないか」と言っています。なので、1時間以上かかる鍵盤音楽を作曲依頼された時も、バッハは、「あなたは私のことを好いてはいらっしゃらないかもしれませんが、このような依頼に対して、自分ができるすべてのものを注ぎこみましょう、そして、他の誰もがなしえないものを作りましょう、依頼主に最高レベルのものを呈しつつも、どこか反発するような気分も交じっていたのではないか」とシュタイアーは語っています。深い学びに裏打ちされた、シュタイアーのバッハ私見を聞ける、とても興味深い内容のDVDとなっています。
 さらに、シュタイアーは実際に鍵盤に触れながら、様々な要素が手を変え品を変え変奏されていること、曲の大きな構造などについて語り、自分がどのようにして音色を選択しているかなどについても語ります。これを見てからCDを聴くと、また違った風に聴こえてきます。ゴルトベルクとは、演奏者にとっても聴き手にとっても、汲めども尽きぬ大海のような作品なのです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 [80:46]
 アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ/ Anthony Sidey harpsichord after Hass)

 録音時期:2009年7月
 録音方式:デジタル(セッション)

・ボーナスDVD:アンドレアス・シュタイアー、バッハのゴルトベルク変奏曲を弾く
 収録時間:約23分、原語:ドイツ語、字幕:英語、NTSC

収録曲   

  • 01. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Aria
  • 02. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 1. a 1 Clav
  • 03. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 2. a 1 Clav
  • 04. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 3. Canone All' Unisuono. a 1 Clav
  • 05. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 4. a 1 Clav
  • 06. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 5. a 1 0 Vero 2 Clav
  • 07. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 6. Canone Alla Seconda. a 1 Clav
  • 08. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 7. a 1 0 Vero 2 Clav. Al Tempo Di Giga
  • 09. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 8. a 2 Clav
  • 10. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 9. Canone Alla Terza. a 1 Clav
  • 11. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 10. Fugetta. a 1 Clav
  • 12. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 11. a 2 Clav
  • 13. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 12. Canone Alla Quarta. a 1 Clav
  • 14. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 13. a 2 Clav
  • 15. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 14. a 2 Clav
  • 16. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 15. Canone Alla Quinta. a 1 Clav. Andante
  • 17. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 16. Ouverture. a 1 Clav
  • 18. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 17. a 2 Clav
  • 19. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 18. Canone Alla Sexta. a 1 Clav
  • 20. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 19. a 1 Clav
  • 21. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 20. a 2 Clav
  • 22. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 21. Canone Alla Settima. a 1 Clav
  • 23. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 22. a 1 Clav. Alla Breve
  • 24. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 23. a 2 Clav
  • 25. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 24. Canone All' Ottava. a 1 Clav
  • 26. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 25. a 2 Clav. Adagio
  • 27. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 26. a 2 Clav
  • 28. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 27. Canone Alla Nona. a 2 Clav
  • 29. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 28. a 2 Clav
  • 30. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 29. a 1 0 Vero a 2 Clav
  • 31. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Variatio 30. Quodlibet. a 1 Clav
  • 32. Goldberg Variations, for Keyboard (Clavier-bung Iv), BWV 988 (BC L9): Aria Da Capo E Fine

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
5
★
★
★
★
☆
 
2
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
  チェンバロでのゴルトベルク、私が聴い...

投稿日:2020/04/18 (土)

  チェンバロでのゴルトベルク、私が聴いているのはG.レオンハルト、鈴木雅明、武久源造とこのA.シュタイアー。この4種でもっとも「ゴージャス」と感じているのがシュタイアー盤。楽器の特性や構造によるのか弾いたときの鳴り方が他盤と全く違う。濃密で発言力を感じる独特の音。 私が聴くディスクを簡単に俯瞰すると、レオンハルトが謹厳実直、武久源造は侘び寂び、鈴木雅明は軽妙典雅と勝手に考えている。ではシュタイアーは? 甚だ安直に表すと「豪華特盛」。    そのためか、凄い演奏で一点もおろそかになっていないが聴き終わるとえらく疲れる。時々無性にシュタイアー盤を聴きたくなり聴いているものの、その「聴きたくなる間隔」は他盤ほど頻繁ではないことを告白しておく。とにかく情報量とメッセージが非常に豊富なのだ。そこが良いところであり、もしかすると大変なところなのかもしれない。この辺りについてはmimi氏が前レビューで述べられている優れた論述を参照されたい。    かと言ってこのディスクが悪いということではない。実に凄い演奏だからだ。ある意味「ゴルトベルクの究極」とも感じる。ぜひ他の方にも聴いていただきたい。

うーつん さん | 東京都 | 不明

1
★
★
★
★
☆
miniさんのレビューの後では気が引けるので...

投稿日:2013/02/08 (金)

miniさんのレビューの後では気が引けるのですが・・・ 音色と演奏の高度な融合・・・私はこう感じました。 そして私の個人的な一言で表現すれば、「はじめて逸話のように眠れたゴルトベルク」です。 アリアを含めて全部で32の曲が集まった作品ですが、そのうち起伏の控えめな曲だけ集めて聞いていると 本当に眠れます。なぜか妙な安心感を感じます。(これが本当の楽しみ方なのかは別な疑問ですが・・・) 音は響を重視したものと思われ、荘厳な教会の中で聞くような残響多め、音色は控えめのものです。 解釈はオーソドックスですが、演奏は指回りのはっきりしたものでリズム感に淀みがありません。 この2つが非常にうまくマッチして、自分の心理に乱さずスッと入ってくる感じがある。 別途ケンプ版には深い精神性を感じ愛聴盤にしていますが、それとも違う感覚。 チェンバロ演奏は独特の音色のこともあり気に入るものがほとんどなかったのですがこの演奏は別格に思います。 この曲に愛着を持たれている方は一度は聴かれてはいかがでしょうか、おすすめです。

ロングロウ さん | 栃木県 | 不明

8
★
★
★
☆
☆
2010年春に輸入盤が発売されてすぐ購入し、...

投稿日:2011/12/25 (日)

2010年春に輸入盤が発売されてすぐ購入し、幾度か聴いてきました。Hassモデルのダイナミズムと美しい音色を生かした、A.Staierの演奏はある意味技術的にこれ以上無いと言える位で、その第一印象は圧巻の一言でした。ただ、反復して接するにつれ、この演奏に対する疑問も出てきます。あまりにも単純化した言い方で申し訳ないのですが、非常に「重い」のです。もちろん、現在なおGoldberg Var.の作曲・成立事情については、判らないことが多く、この曲が全曲通して演奏されることを意図されていない、とはっきり断言する研究者もいるのですから、このような重厚な演奏を全曲通してつき合うのは、鑑賞方法として正しくない可能性もあります。しかしながら一方でGoldbergの全体としての曲構造を、明確に打ち出して全曲を全く時間の経過を感じさせずに聞き通させてしまう力を持った名演も存在するのも事実です(Gouldの晩年盤がまさに代表でしょうが)。A.Staierのこの演奏が全曲通して聴くに重い印象を与える原因は、おそらく各曲が非常に鮮やかに輝かしく演奏されていても、実はその細部における細かなフレーズ・多声処理が意外と雑に通り過ぎていくからではないでしょうか。Goldbergという曲は、ヨーロッパ音楽数百年の歴史がいっぱいに詰まって、その細部は掘り起こせば掘り起こすほど、何層にも歴史的・音楽的意義が現れてくる傑作と思うのですが(これは使用楽器云々とは別問題で、モダンピアノでももそうした時間的・空間的意味を感じさせる演奏は存在します)、A.Staierの細部から全体の意味を問うよりも、表層の演奏効果が重視された演奏では、そうした一瞬一瞬に遥かな想いをはせる余地がなく、結果として長く重々しい印象になってしまのではないでしょうか。演奏技術的な面では最高でしょうし、佳演ですが、Goldberg var.という西洋音楽史上に類を見ない傑作の価値を十分に明らかにするレベルには至っていないように思います。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

6

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

プロフィール詳細へ

バッハ(1685-1750)に関連するトピックス

古楽 に関連する商品情報

おすすめの商品

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト