CD

カンタータ第25、46、105、138番 ヘレヴェッヘ&コレギウム・ヴォカーレ(日本語解説付)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
LPH006
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

バッハ:1723年ライプツィヒ着任初年度のカンタータ集
ヘレヴェッヘ&コレギウム・ヴォカーレ・ヘント

日本語解説付き

めったに録音されない意外な秘曲カンタータも含め、暗中模索でカンタータを書きはじめた「音楽の父」ライプツィヒ着任当初の多芸ぶりを、あまりにあざやかな演奏で聴ける喜び

痛烈な新譜の登場です。『ヨハネ』『マタイ』両受難曲の画期的な古楽器演奏をはじめ、バッハ作品の演奏にはとりわけ定評のあるフィリップ・ヘレヴェッヘが、2010年に発足させた自主制作レーベル「Phi」から送り出す充実企画。
 独唱陣は、ミサ曲ロ短調(LPH004)のときと同じ超・精鋭陣、器楽陣営にもオーボエのマルセル・ポンセール、金管のアラン・ド・リュデル、木管コルネットのブルース・ディッキー、オルガンには近年ZZTレーベルでダミアン・ギヨンとの絶妙なバッハ・アルバムを制作してくれたモード・グラットンとすばらしい名手が居並び、きわめて充実した古楽解釈を鮮やかに織り上げてくれています。
 しかし今回、注目すべきはそのアルバム・コンセプト。ヘレヴェッヘがこの4曲をプログラム選んだのは、ちゃんとわけがあるのです。アルバム原題は『おお、この甘美なる渇き・・・』。カンタータの詩句からとられた一節と思われますが、それはバッハが齢40を目前にした頃ついに射止めた「ルター派教会の聖歌隊監督(カントール)」という立場で、海綿が水を吸うかのごとき貪欲さで新作カンタータを次々書かずにはいられなかった、そんな気持ちを代弁する言葉として掲げられているわけです。事実、彼は曲順選択にも周到なセンスをみせており、明らかに古風すぎる異質な冒頭合唱をトロンボーン群が支える「BWV.25」で始め、オーボエ・ダモーレや金管楽器のソロが印象的な作品をへて、最後にイタリア的要素がいたるところで興を添える「BWV.46」へと至る、つまり17世紀ドイツの伝統から新時代へと至るバッハ独自の模索と芸術性進展を、このプログラムひとつで象徴的に示してみせたのです。
 バッハ・アルヒーフのヴォルニー教授による解説はまたしても充実至極(全訳付)、ジャケットの美麗さも含め、あらゆる点でスキのない、それでいて寛いだ音楽愛・作曲家愛を感じさせてやまない、極上のバッハ新譜です。(Mercury)

【収録情報】
J.S.バッハ:
・教会カンタータ『まともなところもありません、このわたしの肉体には』 BWV.25(1723年8月29日)
・教会カンタータ『なぜ苦しむのか、わが心』 BWV.138(1723年9月5日)
・教会カンタータ『あなたの僕を裁きにかけないでください』 BWV.105(1723年7月25日)
・教会カンタータ『しかし見よ、そこに悲しみがあるかというなら』 BWV.46(1723年8月1日)
 ()内はライプツィヒでの初演年月日

 ハナ・ブラジコヴァー(ソプラノ)
 ダミアン・ギヨン(カウンターテノール)
 トーマス・ホッブズ(テノール)
 ペーター・コーイ(バス)
 コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(古楽器使用)
 フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)

 録音時期:2012年
 録音方式:ステレオ(デジタル)

内容詳細

生涯にわたって書き続けられた教会カンタータはバッハ音楽のいわばコア。実用の形式の中にさまざまな創意が仕掛けられていて、著名作でなくとも聴きどころに事欠かない。ライプツィヒの教会に終生の職を得た頃の創意充溢の4作はまさに聴くほどにじわりの逸品。情の湿度を濃やかに抑えた演奏が美しい。(中)(CDジャーナル データベースより)

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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