SACD

イギリス組曲全曲 グールド(2SACD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC10169
組み枚数
:
2
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

グールド/バッハ:イギリス組曲(2SACD)

グレン・グールド生誕80年 没後30年アニヴァーサリー・リリース
 グレン・グールドが1955年から1982年にかけてソニー・クラシカルに残した一連の録音は、ちょうどモノラル後期からステレオを経てデジタル録音までをカバーする、まさにアメリカ・レコード産業における録音技術の革新の時期と並行して行われました。特にステレオ録音は、矢印と360を組み合わせた「360サウンド」として知られた、左右に広がり感があるのが特徴的なステレオ・サウンドで収録されており、その鮮明な再生音がグールドの演奏の独特の魅力を一層高めることに貢献していました。
 グールドの最も人気の高い名盤を、究極のサウンドで再現するべく、オリジナル・アナログ・マルチトラック・マスターからのリミックスおよびDSDマスタリングし、現在最高のスペックであるSACDハイブリッドとしてリリースする「グレン・グールド・オリジナル・サウンド・SACDハイブリッド・シリーズ」。
 リマスタリングは、元ソニー・スタジオのエンジニアで、これまでグールドのリマスターを数多く手がけてきたアンドレアス・マイヤーに依頼、日本独自のSACDハイブリッド化が実現します。(SONY)

【収録情報】
・J.S.バッハ:イギリス組曲(全曲)

 DISC1
 イギリス組曲第1番イ長調 BWV.806
 イギリス組曲第2番イ短調 BWV.807
 イギリス組曲第3番ト短調 BWV.808
 DISC2
 イギリス組曲第4番ヘ長調 BWV.809
 イギリス組曲第5番ホ短調 BWV.810
 イギリス組曲第6番ニ短調 BWV.811

 グレン・グールド(ピアノ)

 録音時期:1973年3月11日、11月4,5日(第1番)、1974年12月14,15日、1975年5月23,24日(第4番、第5番)、1971年5月23日(第2番)、1974年6月21,22日(第3番)、1975年10月10,11日、1976年5月23日,24(第6番)
 録音場所:トロント、イートン・オーディトリアム
 録音方式:ステレオ(アナログ・セッション・レコーディング)
 オリジナル・プロデューサー:アンドルー・カズディン
 オリジナル・レコーディング・エンジニア:ケント・ウォーディン、フランク・ディーン・デノウィッツ
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO
 音匠仕様レーベルコート

内容詳細

5年もの時間をかけて録音されたグールドによるJ.S.バッハ「イギリス組曲」。要した時間を長大ながら、考え抜かれた演奏は統一されている。装飾音、タッチ、フレージングとアーティキュレーションなど、グールドならではのバッハ像が立ち上がっている。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

ディスク   2

ユーザーレビュー

総合評価

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今般、ソニーはグールドによるバッハのピア...

投稿日:2012/11/23 (金)

今般、ソニーはグールドによるバッハのピアノ曲演奏の一連の録音のSACD化を行ったところであり、いずれも歴史的な名演と言えるところであるが、本盤におさめられたイギリス組曲も素晴らしい名演だ。1971年から1976年の6年もの歳月をかけて録音を行っているが、他のピアニストの演奏のように、第1番から番号順におさめるのではなく、おそらくはグールドなりに考えた配列でおさめているというのも、グールドのイギリス組曲への並々ならない拘りが感じられる(グールドは、実演をやめ、スタジオ録音のみに活路を見出していたところであり、本盤のような楽曲のおさめ方は、単に、収録時間の関係ではないと私は考えている。)。それにしても、本演奏は個性的だ。イギリス組曲は、全体としては比較的長い楽曲であるだけに、聴き手にいかに飽きさせずに聴かせるのかが必要となってくるが、グールドの演奏の場合は、次の楽想においてどのような解釈を施すのか、聴いていて常にワクワクさせてくれるという趣きがあり、長大さをいささかも聴き手に感じさせないという、いい意味での面白さ、そして斬新さが存在していると言える。もっとも、演奏の態様は個性的でありつつも、あくまでもバッハがスコアに記した音符を丁寧に紐解き、心を込めて弾くという基本的なスタイルがベースになっており、そのベースの上に、いわゆる「グールド節」とも称されるグールドならではの超個性的な解釈が施されていると言えるところだ。そしてその心の込め方が尋常ならざる域に達していることもあり、随所にグールドの歌声が聴かれるのは、ゴルトベルク変奏曲をはじめとしたグールドによるバッハのピアノ曲演奏の特色とも言えるだろう。こうしたスタイルの演奏は、聴きようによっては、聴き手にあざとさを感じさせる危険性もないわけではないが、グールドのバッハのピアノ曲の演奏の場合はそのようなことはなく、超個性的でありつつも豊かな芸術性をいささかも失っていないのが素晴らしいと言える。これは、グールドが前述のように緻密なスコア・リーディングに基づいてバッハのピアノ曲の本質をしっかりと鷲掴みにするとともに、深い愛着を有しているからに他ならないのではないかと考えている。グールドによるバッハのピアノ曲の演奏は、オーソドックスな演奏とは到底言い難い超個性的な演奏と言えるところであるが、多くのクラシック音楽ファンが、バッハのピアノ曲の演奏として第一に掲げるのがグールドの演奏とされているのが凄いと言えるところであり、様々なピアニストによるバッハのピアノ曲の演奏の中でも圧倒的な存在感を有していると言えるだろう。諸説はあると思うが、グールドの演奏によってバッハのピアノ曲の新たな魅力がより一層引き出されることになったということは言えるのではないだろうか。いずれにしても、本盤のイギリス組曲の演奏は、グールドの類稀なる個性と芸術性が十二分に発揮された素晴らしい名演と高く評価したいと考える。音質については、数年前にBlu-spec-CD化がなされたところであり、それでも十分に満足できるものであった。しかしながら、今般、ついに待望のSACD化が行われることにより、さらに見違えるような良好な音質に生まれ変わった。音質の鮮明さ、音圧の凄さ、音場の幅広さなど、いずれをとっても一級品の仕上がりであり、グールドのピアノタッチが鮮明に再現されるのは、録音年代を考えると殆ど驚異的であるとさえ言える。いずれにしても、グールドによる素晴らしい名演をSACDによる高音質で味わうことができるのを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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いまひとつ名前のあがりにくい演奏かもしれ...

投稿日:2011/06/13 (月)

いまひとつ名前のあがりにくい演奏かもしれないが、自分は聴いた一回目から気に入った。 とにかくグールドのピアノの音色がいい。一音ずつ、まるで水晶球をころがすような分離のよい鍵盤の響き。音の透明感と美しい固形感がたまらない。 聴きほれすぎて眠るときには不向きなくらいです。

providence さん | 東京都 | 不明

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 若い覇気の時代を過ぎ、円熟期を迎えた頃...

投稿日:2010/10/13 (水)

 若い覇気の時代を過ぎ、円熟期を迎えた頃の演奏。ふたつのゴールドベルクに挟まれたちょうど中間的な印象がある。グールドらしい生き生きとしたリズムと深い響きが共存している名演。

おっさん さん | 神奈川県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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