バターワース、ジョージ(1885-1916)

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SACD 輸入盤

青柳の堤、『シュロプシャーの若者』ラプソディ、幻想曲、『風が吹くように愛が』、他 ラスマン& BBCウェールズ・ナショナル管、ラザフォード

バターワース、ジョージ(1885-1916)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BISSA2195
組み枚数
:
1
レーベル
:
Bis
:
Sweden
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


バターワース:青柳の堤、『シュロプシャーの若者』ラプソディ、幻想曲、『風が吹くように愛が』、他
クリス・ラスマン& BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
美しく雄大な響き!


SACDハイブリッド盤。ロンドン生まれのヨークシャー育ち、第一次世界大戦中の1916年8月5日にフランスのソンムで戦死した作曲家ジョージ・バターワースの作品集。
 収録曲は、1913年に作曲され、彼のもっとも愛されている作品のひとつ『緑鮮やかな柳の堤(青柳の堤)』、A.E.ハウスマン[1859-1936]の詩集「シュロプシャーの若者」(1896年出版)から選んだ詩による『シュロプシャーの若者』の6つの歌、この歌曲集の「管弦楽エピローグ」として作られた『シュロプシャーの若者』ラプソディ、1911年の『2つのイギリス牧歌』、ウィリアム・アーネスト・ヘンリー[1849-1903]の詩に作曲、バターワース自身が管弦楽共演版を作っておいた『風が吹くように愛が』です。
 最後に収録された管弦楽のための幻想曲は、バターワースが大戦勃発前に着手、92小節を書いたところで作曲が止まっていた作品です。入隊を控えた彼が内容に不満のある作品を破棄した際、この作品は捨てられず、手書きのフルスコアが残されました。作曲家でもある指揮者のクリス・ラスマンは、残された92小節の手稿譜を基に「バターワースのオリジナルの着想を展開させ、彼の他の作品を分析した追加素材を結合」し、約9分の作品に作り上げました。管弦楽版の初演は2015年11月19日。マーティン・ブラビンズがBBCスコットランド交響楽団を指揮しています。この作品と、ラスマンがオーケストレーションを施した『シュロプシャーの若者』の6つの歌と弦楽オーケストラ用に編曲した5楽章の『弦楽四重奏のための組曲』は、世界初録音です。
 クリス・ラスマンは、ロンドンの王立音楽大学を卒業、ケンブリッジ大学で音楽博士号を取得しました。指揮をヨルマ・パヌラとノーマン・デル・マー、作曲は王立音楽大学のアラン・リドゥーに学んでいます。BBC TVにプロデューサーとして在職中、ラトビア国立オペラの『椿姫』と『道化師』で初めてオペラを指揮。現在、指揮者、作曲家として国際的に活躍しています。2つの歌曲集のソロを歌うジェームズ・ラザフォードはイギリスのバリトン歌手。『シュロプシャーの若者』の6つの歌のオリジナルのピアノ共演版やバターワースと親しかったヴォーン・ウィリアムズの『旅の歌』などを歌った「Most Grand to Die」を2012年にリリースしています。(輸入元情報)

【収録情報】
バターワース:
1. 牧歌『緑鮮やかな柳の堤(青柳の堤)』
2. 『シュロプシャーの若者』の6つの歌 (オーケストレーション:クリス・ラスマン)
3. 『シュロプシャーの若者』ラプソディ
4. 2つのイギリス牧歌
5. 弦楽四重奏のための組曲(弦楽オーケストラ版編曲:クリス・ラスマン)
6. 歌曲集『風が吹くように愛が』
7. 管弦楽のための幻想曲 (補筆完成:クリス・ラスマン)

 ジェイムズ・ラザフォード(バリトン:2,6)
 BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
 クリス・ラスマン(指揮)

 録音時期:2015年1月(1,3,7)、2015年9月(2,4-6)
 録音場所:カーディフ、ホディノット・ホール
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

  • 01. The Banks of Green Willow - BBC National Orchestra of Wales
  • 02. Loveliest of Trees - James Rutherford/Bbc National Orchestra of Wales
  • 03. When I Was One-And-Twenty - James Rutherford/Bbc National Orchestra of Wales
  • 04. Look Not in My Eyes - James Rutherford/Bbc National Orchestra of Wales
  • 05. Think No More, Lad - James Rutherford/Bbc National Orchestra of Wales
  • 06. The Lads in Their Hundreds - James Rutherford/Bbc National Orchestra of Wales
  • 07. Is My Team Ploughing? - James Rutherford/Bbc National Orchestra of Wales
  • 08. Rhapsody: 'A Shropshire Lad' - James Rutherford/Bbc National Orchestra of Wales
  • 09. I. Allegro Scherzando - BBC National Orchestra of Wales
  • 10. II. Adagio Non Troppo - BBC National Orchestra of Wales
  • 11. I. Andante Con Moto, Molto Espressivo - BBC National Orchestra of Wales
  • 12. II. Scherzando - Non Allegro - BBC National Orchestra of Wales
  • 13. III. Allegro Molto - BBC National Orchestra of Wales
  • 14. IV. Molto Moderato Ed Espressivo - BBC National Orchestra of Wales
  • 15. V. Moderato - BBC National Orchestra of Wales
  • 16. In the Year That's Come and Gone - James Rutherford/Bbc National Orchestra of Wales
  • 17. Life in Her Creaking Shoes - James Rutherford/Bbc National Orchestra of Wales
  • 18. On the Way to the Kew - James Rutherford/Bbc National Orchestra of Wales
  • 19. Orchestral Fantasia - BBC National Orchestra of Wales

ユーザーレビュー

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8月5日が近づくとバターワースを聴かなけれ...

投稿日:2021/07/30 (金)

8月5日が近づくとバターワースを聴かなければと思う。第一次大戦、フランスのソンムという地で若くしてその命を落とした、当時日本ではまったく無名だった作曲家バターワースを紹介した三浦淳史先生の文章と出会わなければ、バターワース、イギリス音楽、いやクラシック音楽そのものにこれほどのめり込むことはなかっただろう。確かカルロス・クライバーがシカゴ交響楽団に客演しバターワースをプログラムに入れたことを紹介された文だったと思う。さて当アルバム、三浦先生がご存命だったら、どう紹介してくださるか興味津々である。完成した曲自体が少ないバターワースなので、他人の手が入ったとはいえ、バターワース・ワールドが広がったわけなので、諸手を挙げて賛同して下さるだろう。実際、バターワースの繊細な曲調をしっかりと取り込んでいる録音、定評ある BISサウンドは健在であり、ウェールズのオケも曲紹介レベルを遥かに超えた秀演と言えるだろう。三浦淳史先生の名文を味わいながらの8月5日になりそうだ。

白文鳥 さん | 愛知県 | 不明

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第一次大戦で戦死したバターワースの音楽に...

投稿日:2021/02/24 (水)

第一次大戦で戦死したバターワースの音楽に魅了された。狂詩曲「シュロップシャーの若者」は、その昔バルビローリのパイレコード盤で聴き親しんでいだが、本盤によって、若くして非業の死を遂げたバターワースの、繊細な作品世界の虜となった。ワグナー歌手として名をあげたラ美声のザフォードには、同じBISにユージン・アスティとの録音もあるが、そちらはアスティのピアノ伴奏が光る。

やすさん さん | 北海道 | 不明

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