ハンス・ジマー

ハンス・ジマー プロフィール

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1957年1957年にドイツのフランクフルト近郊で生まれる。幼い頃からピアノを学び、電子音楽へと傾倒してゆき、その音楽性の追求のため12歳の頃には既に渡英をする(1979年)。

イギリスでは、コマーシャル・ソングなどの多くを手掛けるようになり、のちにロンドンで敏鋭トレヴァー・ホーンの助手としてスタジオワークスをこなしてゆくがその前にイタリアン・アヴァン・ギャルド・グループの’Krisma'と出会う。そのグループにいた映画音楽の作曲家としても活動していたスタンリー・マイヤーズと意気投合。のちにジマーとマイヤーズは映画音楽の作曲活動に重点をおくようになる。

1980年にはあの時代を象徴したバグルスの’ラジオスターの悲劇’を収録したアルバム『ザ・エイジ・オヴ・プラスティック』にコラボレイトしている。余談ですが、これをきっかけに当時バグルスをプロデューサーだったデヴィット・バーンと知り合い、後に、バーンのプロデュースによる坂本龍一の傑作『ラスト・エンペラー』が生まれています。

ハンス・ジマーと言えば、今では「料理の鉄人」で起用された『バック・ドラフト』からの曲や、ティム・ライスとコラボレイトした御馴染みの大ヒット作『ライオン・キング』で今や世界中にその名を馳せている今最も注目されている作曲家です。またアクション・ムーヴィー・音楽を変えた革命児。サントラ・ファンからは『レインマン』(アカデミー賞ノミネート)、や『ドライビング・ミス・デイジー』で続けてのオスカー最優秀作品賞を受賞により一躍脚光を浴び、その同年の『ブラック・レイン』で高い評価を集め話題を呼んでいました。

ジマーは1987年'孤独のヒーロー タフィン’で映画音楽家としてデビューを飾り、以後80年代後半からスコアを意欲的に製作します。その量は1年に2本から3本という凄まじいものでした。1990年代に入ってもその勢いは覚めず、『デイズ・オブ・サンダー』、『バード・オン・ワイヤー』、傑作『パシフィックハイツ』、『ハマースミスの6日間』、フールズ・オブ・フォーチューン’、と90年に製作。そして翌年の91年、ジマーの名をさらに世界に轟かせることになった佳作『バック・ドラフト』『テルマ&ルイーズ』の傑作2作品を制作します。

そして1993年には『クール・ランニング』『トゥルー・ロマンス』『アサシン』などヒット映画を手がけ、その翌年にティム・ライスとの共作『ライオン・キング』でジマーは初のオスカー像を獲得しました。他でも『プリンス・オブ・エジプト』などで、ティムとジマーのコラボレイト作品は製作され、依然評価の高い作品です。

1994年以後も大量にスコア製作を続け、1995年にあのジマーの作品の中でも最も素晴らしい作品として称えられている『クリムゾン・タイド』を製作。あのスティーヴン・スピルバーグもこのスコアを絶賛し、自らのドリーム・ワークスの音楽部門のトップに招いたのはサントラ・ファンには余りにも有名な話ですね。この作品では、電子楽器とオーケストラを融合させ、更にコーラスを加え、奥行きがあり、ズッシリと胸に響くスコアを書いています。ジマーの作り出す美しいメロディーも聴きドコロでしょう。ジマー作品を1枚もお持ち出ない方には、これからお勧めしたくなってしまいます。その後も『ザ・ロック』『天使の贈り物』『恋愛小説家』など。また1998年の『シン・レッド・ライン』のスコアも傑作。ダイナミックに、ゆっくりと流れるスコアが恐怖、緊張感をあおり、映像に効果的に使われています。

そして、2000年世界を揺るがした『クラディエーター』!!美しいながらも、恐怖感を漂わせるオペラ、神秘的な#5など聴く応え充分!素晴らしいです。(リサ・ジェラードと共作とクレジットされていますが、殆どがジマー作曲によるものです。)そして、同じ年制作されたジョン・ウー監督の『ミッション・インポッシブル2』。今作でも完璧なまでの素晴らしいスコアを披露しています。幻想的ナヴォーカルをフィーチャーしミニマル・ミュージックを展開した#9「インジェクション」・・・素晴らしいです。その後、『クラディエーター』のリドリー・スコットと再びコンビを組み『ハンニバル』、『ブラック・ホーク・タウン』を制作。スコア・ファンを納得させるスリリングはスコアを発表しています。その他、『パールハーバー』、『神に選ばれし無敵の男』、『スピリット』などあらゆるジャンルのスコアを制作しています。

2003年にあたっては、なんと言っても『パイレーツ・オブ・カリビアン』の大ヒットがあげられるとおもいます。本作は『クラディエーター』をはじめさまざまはジマー作品でコラボレートしたクラウス・バデルトが制作したスコア集ですが、その至る所に先輩ジマーから深く影響受けていることがわかる作品です。本作の大ヒットで再びスコアが注目を集め始めています。オムニバスとしての印象が強くなりすぎたサントラ界に、真の映画音楽・スコアが評価される時代も近いように感じます。

その他、2003年制作の映画音楽は、『ティアーズ・オブ・サン』、『ラスト・サムライ』、『 マッチスティック・メン 』・・・21世紀のハリウッド映画界には欠かせない人気作曲家ハンス・ジマーに今後も注目です。

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