視覚論 平凡社ライブラリー

ハル・フォスター

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582766080
ISBN 10 : 4582766080
フォーマット
出版社
発行年月
2007年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,245p

内容詳細

編者をはじめ、ジェイ、クレーリー、クラウス、ブライソン、ローズと、現代英米圏を代表する論者が、視覚と「視の制度」の問題を遺漏なく説く視覚表象文化論の良質な教科書。全ての議論はここから始まる。

【著者紹介】
ハル・フォスター : プリンストン大学(美術・建築学)教授

榑沼範久 : 横浜国立大学教育人間科学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Happy Like a Honeybee さん

    天才画家は他人の芸術作品からインスピレーションを得るだけでなく、蘇生した想像力を元に独自のイメージを描き出せる(クーパー) 絵画に限らず多くの芸術作品は元ネタが存在するわけで、その構図や色彩を独自に解釈できるかが一流と二流の違いか。 マネの草上のの昼食を解説したピカソの論考が印象的。 西田幾多郎の思想が元となり、ラカンたちにも影響が? 芸術論に答えはなく、各人の解釈に委ねられ発展してると言えようか。

  • なっぢ@断捨離実行中 さん

    五人の論者がそれぞれ近代的な視覚モデル(デカルト的遠近法主義)に対する批判を行いつつ、ポストモダン的な精神分析(『狂気』なり『欲動』)や非―西洋を持ち出しそれを特権化する方向性への警戒も怠らない慎重さが印象的だった。また各論文の末尾に質疑応答が付いてるのも親切で良い。最後のローズ論文における脱構築派フェミニズム的な振る舞いが本書の立場をよく表していて総論的な位置付けになっている。近代美術の諸問題を学ぶ入門書として適当かと。

  • Ecriture さん

    シンポジウムを文字起こしした良書。デカルト的遠近法主義とバロック芸術や抽象絵画を対比して近代の視覚制度(scopic regime)を分析するジェイ、19c前半以降両眼視差を取り込み、透明で単一的な超越の眼差し(自然の鏡)に経験が織り込まれた過程を生理学の発展や労働の分業などを通じて多角的に分析するクレーリー、サルトル・ラカンの眼差し論の先を行くものとして西田・西谷を論じるブライソンなど5人の講師の充実した論文と質疑応答も収録されている。討議もフロアからの質問のレベルも高く、賢い人たちの集まり感がすごい。

  • gorgeanalogue さん

    ちょっと難しい、というかそれぞれの批評家の立ち位置がわかっていないと、なんだかわかりにくい。または尻切れトンボの議論もあるけど、ほとんど初めて欧米の視覚文化論の潮流に触れたので、面白い箇所もたくさん。訳者あとがきが批評家への批判や疎漏も含めて解説してくれていて有用。ロザリンド・クラウスの「ビート/パルス」が面白かった。ノーマン・ブライソンは西田幾多郎を持ち出して「こうなっちゃうのか」というところ無きにしもあらず。もう議論も動いているだろうし、次は何を読めばいいのかな。田中純とか?

  • amorlibresco さん

    これは良書。教科書にもいいんじゃないかな。それなりのレベルの専門系の学生たち相手なら。ジェイ、クレーリー、クラウス、ブライソンの各論文は(やや物足りない感もあるが)それぞれとてもいい。ならび方もぴったりで、この順に読んでいくと視覚とモダニティの問題がとてもよくわかる。(最後のローズのだけはやや残念。あれは何なんだろうな。それまでの四人はちゃんと論文として書かれているがローズだけは全員の討議を受けてその場でメモか何かを頼りに即興で発言したものを後から文字起こししたんじゃないかと思ったが…。そうじゃないとした

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