それでも猫は出かけていく 幻冬舎文庫

ハルノ宵子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344427037
ISBN 10 : 4344427033
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
追加情報
:
232p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ユメ さん

    猫との暮らしを綴った本は、猫の可愛さをこれでもかと伝えてくれる砂糖菓子のような甘さのものが多いが(それももちろん好きだ)、このエッセイはそれらとは一線を画している。吉本家の猫たちは、何らかの病気や障害を抱えている子ばかり。当然健康な猫よりも手がかかり、容態が悪化すれば生死のかかった判断を迫られる。骨の髄まで猫を愛していなければとうていできないことだ。一方で、生き物(人間も含む)と暮らすということは「病めるときも健やかなるときも」であるべきで、本当は誰もがハルノさんのように責任を負うべきなのだとも思う。

  • chatnoir さん

    辛くて読むのに時間がかかった。本書に出てくる猫は大多数が健康ではない猫で、その治療費や労力など、普通の猫飼いには想像できないほどヘビーな内容がずら〜り。健康だった猫だって、13を過ぎれば終わりの数か月や1年は病院へ通い、寝たきりになったりで大変なのを知っている。もふもふ番組に触発されて、癒される事だけ、楽しい事だけを考えて犬猫を飼いたい人は、事前にこの本を読んで欲しいな。数匹を家中オンリーで買うなら、この作者ほどには大変にならないと思うけど、このくらいの覚悟はして欲しい。

  • スリカータ さん

    19〜11年前の連載なので、猫を飼う事情も価値観も常識も変わっているとは思う。沢山の外猫を保護して面倒を見てきたハルノさん。ハルノさんの「猫の食事と行動を制限したくない」という気持ちは、今も変わらないのだろうか。外猫が誰かに毒を盛られて死んだり、事故死の描写が私には辛かった。それが猫らしい死に様だとは思わない。猫の亡骸に対する考え方は、私もハルノさんと同じ。亡き骸を抱いて寝たりしない。

  • Ukyoaki さん

    ネコの生死などがシビアに書かれて、驚くと共に、色々と考えさせられた。内容は、深く濃い感じです。

  • ymazda1 さん

    冒頭の「吉本家の猫相関図」から吉本隆明さんの猫本の猫を探して、そのへんを意識しながら読むのが楽しかった。 ネットの影響とかでわりと画一的になっちゃってる感のある、昨今の家猫や野良猫に対する考え方の雛形を持ち出して、鬼の首を取ったように批判されることの多い本だったりする。 でも、そんな雛形ありき以前の時代に、この人は、摩擦だらけの大都会の真ん中で、自分なりに地域の人や猫と折り合いを付けていったんだろうし、これって、簡単なことじゃなかっただろうなって思ったりした。

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ハルノ宵子

1957年東京都生まれ。漫画家・エッセイスト。父は思想家・詩人の吉本隆明(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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