ハフ、スティーヴン(1961-)

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CD 輸入盤

『スティーヴン・ハフの夢のアルバム〜自作を含むピアノ小品集』 スティーヴン・ハフ

ハフ、スティーヴン(1961-)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CDA68176
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


スティーヴン・ハフ新録音!
自作やアレンジ含むドリーム・アルバム!


イギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフは、4つのグラミー賞ノミネート、2つの「Record of the Year」を含む8つのグラモフォン賞受賞を誇る、ピアノ王国ハイぺリオンを代表するピアニスト。
 近年では作編曲の才能でも広く注目を浴び、多くの作品が出版・録音されているハフのニュー・アルバムは、人気の小品や有名な編曲作品から、自作の小品、自身によるピアノ・トランスクリプションやアレンジ作品などがふんだんに収録された、夢のようなリサイタル・アルバム。
 ラデツキー行進曲を元にした『ラデツキー・ワルツ』、パガニーニの主題による『ニコロのワルツ』、セゴビアのギター版からピアノ版へ再トランスクリプションした『カタルーニャ奇想曲』、オーストラリアの国民的愛唱歌ワルチング・マチルダから編曲した『マチルダのルンバ』など、アレンジ・ファン、トランスクリプション・ファン必聴のピアノ・コレクションです!(Photo by canetty clarke)(輸入元情報)

【収録情報】
● スティーヴン・ハフ:ラデツキー・ワルツ(原曲:ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228)
● ヘンリー・ラヴ:古い歌(ハフ編)
● ユリウス・イッサーリス:イン・ザ・ステップス(子供の頃の思い出 Op.11より)
● ルートヴィヒ・ミンクス:キトリの変奏曲(バレエ音楽『ドン・キホーテ』より ハフ編)
● ミンクス:ドルシネアの変奏曲(バレエ音楽『ドン・キホーテ』より ハフ編)
● ヴァシリー・ソロヴィヨフ=セドイ:モスクワの夜(ハフ編)
● フランツ・リスト:超絶技巧練習曲第11番変ニ長調『夕べの調べ』 S.139-11
● リスト:超絶技巧練習曲第10番ヘ短調 S.139-10
● イサーク・アルベニス:カタルーニャ奇想曲(組曲『スペイン』 Op.165より第5番 ハフ編)
● マヌエル・ポンセ:間奏曲 第1番
● エルネー・ドホナーニ:狂詩曲 ハ長調 Op.11-3
● ジャン・シベリウス:もみの木(5つの小品 Op.75より第5番)
● ヴィリアム・セイメル:キンポウゲ(夏のスケッチ Op.11より第3番)
● セシル・シャミナード:スカーフの踊り(バレエ『カリロエ』の主題によるピアノ組曲より)
● ハフ:ニコロのワルツ(原曲:ニコロ・パガニーニ)
● ハフ:オスマンサス・ロンプ
● ハフ:オスマンサス・レヴリー
● エリック・コーツ:バイ・ザ・スリーピー・ラグーン
● アーサー・F・テイト:どこかで呼ぶ声が(ハフ編)
● 伝承曲:マチルダのルンバ(ハフ編)
● ハフ:アイヴァー・ソング(子守歌)
● アントニン・ドヴォルザーク:ユーモレスク 変ト長調 Op.101-7
● ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌(ジプシーの歌 Op.55-4より第4番 ハフ編)
● エドワード・エルガー:愛の挨拶 Op.12
● 伝承曲:ブロウ・ザ・ウィンド・サザリー(ハフ編)
● ハフ:子守歌
● フェデリコ・モンポウ:庭の乙女たち(子供の情景より第5番)


 スティーヴン・ハフ(ピアノ/Yamaha)

 録音時期:2016年9月1,2日
 録音場所:イギリス、モンマス、ワイアストン・コンサート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. Radetzky Waltz[5'20]Stephen Hough (b1961)
  • 02. Das alte Lied[2'26]Henry Love (1895-1976), arr. Stephen Hough (b1961)
  • 03. In the Steppes (No 2 of Memories of Childhood, Op 11)[1'17]Julius Isserlis (1888-1968)
  • 04. Kitri's variation (Extract from Don Quixote)[1'18]Ludwig Minkus (1826-1917), arr. Stephen Hough (b1961)
  • 05. Dulcinea's variation (Extract from Don Quixote)[2'06]Ludwig Minkus (1826-1917), arr. Stephen Hough (b1961)
  • 06. Moscow Nights[2'10]Vasily Solovyov-Sedoy (1907-1979), arr. Stephen Hough (b1961)
  • 07. Harmonies du soir (No 11 of Douze tudes d'excution transcendante, S139)[9'01]Franz Liszt (1811-1886)
  • 08. tude in F minor (No 10 of Douze tudes d'excution transcendante, S139)[5'01]Franz Liszt (1811-1886)
  • 09. Capricho Catalan (No 5 of Espaa '6 hojas de album', Op 165)[3'40]Isaac Albniz (1860-1909)
  • 10. Intermezzo No 1[2'19]Manuel Ponce (1882-1948)
  • 11. Four Rhapsodies Op 11Erno Dohnnyi (1877-1960)
  • 12. No 3 in C major: Vivace[4'47]
  • 13. Kuusi 'The spruce' (No 5 of Five Pieces, Op 75)[2'40]Jean Sibelius (1865-1957)
  • 14. Solga 'Sun-eye' (No 3 of Sommarcroquiser 'Summer sketches', Op 11)[3'00]William Seymer (1890-1964)
  • 15. Pas des charpes (No 3 of Suite de piano)[4'52]Ccile Chaminade (1857-1944)
  • 16. Niccolo's Waltz[2'22]Stephen Hough (b1961)
  • 17. Osmanthus Romp[1'05]Stephen Hough (b1961)
  • 18. Osmanthus Reverie[2'22]Stephen Hough (b1961)
  • 19. By the sleepy lagoon[3'19]Eric Coates (1886-1957)
  • 20. Somewhere a voice is calling[2'36]Arthur F Tate (1870-1950), arr. Stephen Hough (b1961)
  • 21. Matilda's Rhumba[2'13]Anonymous - traditional, arr. Stephen Hough (b1961)
  • 22. Iver-song 'Lullaby'[1'36]Stephen Hough (b1961)
  • 23. Eight Humoresques Op 101 B187Antonn Dvork (1841-1904)
  • 24. No 7 in G flat major: Poco lento e grazioso[3'07]
  • 25. Songs my mother taught me (No 4 of Gypsy Songs, Op 55)[2'01]Antonn Dvork (1841-1904), arr. Stephen Hough (b1961)
  • 26. Salut d'amour Op 12[2'54]Sir Edward Elgar (1857-1934)
  • 27. Blow the wind southerly[2'17]Anonymous - traditional, arr. Stephen Hough (b1961)
  • 28. Lullaby[1'21]Stephen Hough (b1961)
  • 29. Jeunes filles au jardin (No 5 of Scnes d'enfants)[2'42]Federico Mompou (1893-1987)

ユーザーレビュー

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コレ、凄い!  いささか古めかしい言い方...

投稿日:2021/09/19 (日)

コレ、凄い!  いささか古めかしい言い方ですけど、最近の”マイ・ブーム”がスティーヴン・ハフさん。ピアノ好きにはたまりませんね。この歌い方、響かせ方。芯の芯まで鳴らしきる楽器の扱い方!! しかも完璧な指のメカニックも聞かせてくれる、こんな人はあまりいません。 

WJM さん | 奈良県 | 不明

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本盤には「Dream Album」なるサヴタイトル...

投稿日:2021/07/07 (水)

本盤には「Dream Album」なるサヴタイトルが付されている。なるほど、全体的に美しい安寧な響きが支配的である。私は、先日、一人で過ごす機会に、夜のあいだ一晩このディスクを、ヴォリュームを絞ったままエンドレスで鳴らして、眠ってみたのだが、なかなか心地よかった。まあ、そういう意図のアルバムではないとは思うのだけれど。ハフのタッチの精緻さ、テクニックの見事さについては、例えば収録曲中のリストの2編をお聞きいただければ分かるだろう(このアルバムに限らず、ハフの弾くリストはいつもとても素晴らしい!)。決して仰々しくない清冽なピアニズムで、端正な語り口。清流が、ときに劇的な要素を踏まえながら、鮮やかに流れ下るようなピアニズムだ。それは自然で、健康的なエネルギーが満ちている。収録された楽曲には「聴き馴染んだもの」と「珍しいもの」が織り交ぜられている。また、「聴き馴染んだもの」であっても、編曲によって、おもわぬ語り口で響かせられるものもある。冒頭のラデツキー行進曲によるワルツなどその典型だし、15曲目のニコロのワルツも同じ趣向。「モスクワの夜」は様々な編曲によって知られるノスタルジックな名旋律だが、ハフの編曲では、冒頭にラフマニノフのピアノ協奏曲第2番冒頭の有名な和音を挿入するなど凝った演出が楽しめる。アルベニスのギター曲の編曲も楽しいし、エリック・コーツの「バイ・ザ・スリーピー・ラグーン」をハフの冴えた編曲で聴くのも乙だ。ドヴォルザークの郷愁たっぷりの旋律は、蒸留されたような透明感でクリアに表現される。また、ドホナーニの「狂詩曲 ハ長調」は収録自体が嬉しい。このような隠れているが実は充実した名品が、ハフのような優れたピアニストに弾かれるのを聴く機会を得ただけでも貴重だ。この1曲は、相応の心構えで聴いてほしい曲である、とも言える。一つ一つコメントするとキリがないが、ハフの作編曲の能力、ピアニストとしての能力の他に、アルバム構成のセンスにも感嘆する1枚となっている。なお末尾に収録されたモンポウの楽曲は、ハフがピアノを習い始めたころに出会い、以後、アンコール・ピースとしてずっと大切にしてきた作品であるとのこと。心のこもった1曲で締めくくられるこの1枚は、ピアニスト、ハフを知る絶好の1枚とも言える。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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