誰が世界を支配しているのか?

ノーム・チョムスキー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575313413
ISBN 10 : 4575313416
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
追加情報
:
352p;19

内容詳細

○著者欄
著者・ノーム・チョムスキー
翻訳・大地舜、榊原美奈子

○著者紹介
ノーム・チョムスキー
1928年、米国・ペンシルバニア州生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)名誉教授。「生成文法理論」を提唱し、現代の言語学に革命を起こした言語学者であると同時に、ベトナム戦争以来、一貫して反戦運動に関わり、米国の外交政策やプロパガンダ、それに追従する御用メディアを舌鋒鋭く批判し続けてきた政治学者・政治哲学者でもある。著書に『9・11アメリカに報復する資格はない!』(文春文庫)、『メディア・コントロール』(集英社新書)、『知識人の責任』(青弓社)、『アメリカンドリームの終わり』(ディスカヴァートゥエンティワン)など多数。

○内容紹介
なぜ、トランプは北朝鮮と核のチキンレース≠続けるのか?
なぜ、民主主義は世界中で力を失い、「不寛容な世界」が広がるのか?
なぜ、沖縄は米軍基地であり続けるのか?
なぜ、御用メディアや御用知識人がはびこるのか?
――そして、「この世界」でわれわれは、どうやって生き延びるべきか?
皮肉と毒舌たっぷりの“チョムスキー節”で、この世界の「なぜ」を解き明かす。

現代アメリカ最高の知性≠ニされるチョムスキーが、トランプ革命、中東の動乱、緊迫する東アジア、とどまることのない環境破壊など、暗雲が晴れる暇もない「この世界」が、なぜ生まれ、そして、どこへ向かっていくのか解き明かす。権力に使われるメディア、そして、世の「知識人」の本当の顔、まさに、今の日本にも通ずる「世界支配システム」の謎が、この一冊で明らかにされる――

○出版社から
ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー!
全米のみならず、世界各国で「知識人必読の一冊」と絶賛された、
“知の巨人”ノーム・チョムスキー邦訳最新刊。
刊行に合わせ「日本の読者の皆様へ」とメッセージも収録。

(以下、新聞・雑誌書評より)
圧倒的な論理の力でチョムスキーは、
世界の指導者たちが、何を語り、何を語らないのかに耳を傾けよと言う。
彼の意見に賛成であろうがなかろうが、
彼の言葉に耳を傾けないことで、失うものは大きい
【ビジネスウィーク(米国を代表する保守系雑誌)】

チョムスキーを知ることは、もはやグローバル現象だ!
アメリカの外交政策に関する彼の鋭い論評は、
地球上でもっとも広く読まれていると言っていい
【ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー】

私たちが生きる「この世界」のことを詳しく知りたいならば、
誰にとっても、ひとつのシンプルな答えがある。
それは、「チョムスキーを読め!」だ
【ニューステーツマン(イギリスの政治週刊誌)】

ノーム・チョムスキーは学問の主要な情報源だ。
彼の本を読まないということは「無知」であることを意味する。
【ネーション(アメリカの総合オピニオン誌】

なぜ米国は帝国になってしまったのか?
ノーム・チョムスキーの著書は、その疑問に対する
「ベストの答え」を示している。
【ボストン・グローブ(アメリカ・マサチューセッツ州ボストンの地元紙】

【著者紹介】
ノーム・チョムスキー : 1928年、米国・ペンシルバニア州生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)名誉教授。「生成文法理論」を提唱し、現代の言語学に革命を起こした言語学者であると同時に、ベトナム戦争以来、一貫して反戦運動に関わり、米国の外交政策やプロパガンダ、それに追従する御用メディアを舌鋒鋭く批判し続けてきた政治学者・政治哲学者でもある

大地舜 : 翻訳家、作家。青山学院大学卒。特定非営利活動法人「Sing Out Asia」を主宰

榊原美奈子 : 静岡県生まれ。上智大学英文科卒。調査担当・翻訳アシスタントを務め、映像翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kentaro さん

    一九三九年に戦争が始まるときから米政府は、戦争が終ると米国が圧倒的なパワーを持つことを予測していた。国務省の高官と外交専門家たちは戦時中、たびたび会合を持ち、戦後世界の計画を練っていた。彼らはまず米国が支配すべき大領域を描いた。それには西半球、極東、元英連邦と中東のエネルギー資源が含まれていた。ソ連がスターリングラード以降、ドイツ軍を摩耗させると、大領域構想はユーラシアに広がり経済の核となる西欧が含まれた。この「大領域」内において米国は「揺るぎないパワー」を維持し、「軍事と経済で圧倒」することにしていた。

  • Isamash さん

    ノーム・チョムスキーMIT名誉教授2017年著作の訳本。歴代米国政権が南米や中東・アフリカで民主主義を阻害し都合良い独裁政権樹立に邁進してきた歴史を紹介。私も自画自賛に驚いたが、オバマによるビンラディン殺害を糾弾。米国は国際法を超越した存在とみなす考えと。イランの危険性に疑問。今のロシア行動との同一性に自分は驚愕。温暖化への危機感を表明し、そこから目を逸らせる共和党政策に反対。共和党に従来の支持者いなくなり福音派や差別主義の無教養白人男性にに支持基盤移行したことを紹介。異論もあるが、随分と刺激にはなった。

  • allite510@Lamb & Wool さん

    またしてもチョムスキー先生は怒っている。同じ話題が何度も出てきたり、乱暴気味な皮肉が多かったりするので余計怒っている印象だが、内容はおなじみ「最強テロ大国アメリカ」の犯罪告発最新版。書いてあるのは笑えないことばかりではあるが、激しく面白い。ある意味「一九八四年」を超える世界に、我々が生きていることがよくわかる。機密指定を外された公文書など、おおむね出典と発言者が明記されていて 確認も可能なので説得力は高い。なにより国家間の謎の動きに驚くほど筋が通る。チョムスキーが指摘する通り (→)

  • futomi さん

    逆説的な言葉使いが難解で何度も読み直した。ページを繰るごとに恐ろしく、「第14章アウトレイジ」のあたりでは息が詰まりそうになった。テロや紛争が止まず、こども、老人、傷病者もが戦火にある。それらの要因が一つの国から発生し、政府は多国籍企業や一握りの富裕層に牛耳られている、と解き明かす。核兵器や温暖化で人類は、孫の時代を迎えることができるだろうか、と警告する。 地球上に存在するもう一つの超大国とは「世界の民意だ」との明るい言葉が終章に現れる。諦めてはいけない。

  • nabe さん

    時間がかかり過ぎたが、皮肉たっぷりに現代アメリカ政策を批判している。「米国は世界を支配する義務がある」という傲慢さは、彼らが世界・人類 というときはキリスト教系白人世界を指しているのと同じ意識であり、更に現実に世界を支配しているのはごく少数の多国籍情報・小売企業の支配者であるとの事実を改めて知らされた。イスラエル・パレスチナ問題に多くのページを割いているが、勉強不足で理解しきれない。

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