ニコラ・ベルトラン

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ナチ強制収容所における拘禁制度

ニコラ・ベルトラン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560095485
ISBN 10 : 4560095485
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
388p;20

内容詳細

「規制された地獄」の本質に迫る、斬新かつ戦慄の論考。ナチ強制収容所には無法が横行していたとする見方を退け、懲戒・強制労働・配給食・郵便制度など、規範が厳格に適用された結果の「地獄」の実態を、精緻に分析する。

目次 : 序論 収容所の全体主義地獄/ 第1部 郵便物(信書の送受に関する一般制度/ 無数あった特別規定/ 郵便検閲)/ 第2部 懲戒制度(収容所で適用されていた懲戒規定/ 調査(捜査)/ 囚人に対する懲戒刑の宣告/ 囚人への死刑宣告/ 刑の執行/ あらゆる恣意的な制裁行為の厳重なる禁止)/ 第3部 強制労働(労働の組織形態全般/ 減刑(優遇)措置によって労働意欲を鼓舞する/ 囚人の死)

【著者紹介】
ニコラ・ベルトラン : フランス国立ブルゴーニュ大学の国立科学研究センターの研究ユニット“知識規範と感受性”研究員。法学者。ドイツの教育機関でも教鞭をとるほか、ランゲンシュタイン・ツヴィーベルゲ強制収容所の記念館の館長を務めた。『ナチ強制収容所における拘禁制度』の基になった論文は、ベルリンのフンボルト大学の最優秀論文賞に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゲオルギオ・ハーン さん

    ナチスの強制収容所における収容者に対する管理制度と実態についてまとめた一冊。どこも同じように運営されていたかと思いきや、厳格な制度が底にあるとはいえ現場の独断専行で処罰や郵便物などの管理をしていたというのが興味深い。『死ぬまで最大効率で働かせる』という運営方針であり、規則を読むと冷酷な制度に間違いない。しかし、人の良心というのは規則であれば簡単に消失するものでもなく、食事が足りない人に内緒で食事を追加したり、眼鏡が破損し、新品が買えないという人には同情して修理するなどの非公式な対応があったという。

  • 畝傍 さん

    強制収容所の運営において、法が人間に奉仕するのではなく、人間が法に奉仕する形態を取る事で、残忍さを(SS及び被害者である被収容者)正当化していたのではないかという研究。極めて興味深い内容だった。

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ニコラ・ベルトラン

フランス国立ブルゴーニュ大学の国立科学研究センターの研究ユニット“知識規範と感受性”研究員。法学者。ドイツの教育機関でも教鞭をとるほか、ランゲンシュタイン・ツヴィーベルゲ強制収容所の記念館の館長を務めた。『ナチ強制収容所における拘禁制度』の基になった論文は、ベルリンのフンボルト大学の最優秀論文賞に選

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