ドヴォルザーク(1841-1904)

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CD 輸入盤

ドヴォルザーク:ミニアチュア、バガテル、テルツェット、スーク:ピアノ四重奏曲 スーク、アンブロシュ、シモン、他

ドヴォルザーク(1841-1904)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SU3976
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ヴァイオリンの重鎮スークの最新録音
滋味あふれるドヴォルザークと祖父スークの室内楽

チェコを代表する名手で、数多くの録音や来日公演を通じてなじみ深い名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークによる最新録音は、何度も繰り返し聴きたくなる魅力にあふれた傑作です。
 冒頭からやさしく美しい旋律に引き込まれる2台のヴァイオリンとヴィオラのための『ミニアチュア』は、ドヴォルザークが創作中に「まるで壮大なシンフォニーを書いているかのように、わたしを喜ばせる」と音楽出版社ジムロックに打ち明けた傑作。この曲は、ほどなくヴァイオリンとピアノ用に編曲され『ロマンティックな小品』として有名になりますが、オリジナルの弦だけの魅力にも素晴らしいものがあります。
 続く『バガテル』は2台のヴァイオリンとチェロ、ハルモニウムのための作品で、その次の『テルツェット』は、『ミニアチュア』と同じく2台のヴァイオリンとヴィオラのために書かれています。
 あたたかな温もりを感じさせ、ときにメランコリックにと、人懐こい旋律の魅力にあふれたこれらドヴォルザーク3作に続くのは、直弟子のスーク(1874-1935)が27歳のときに書いたピアノ四重奏曲。3楽章形式で、劇的に開始され、夢みるようなアダージョを経て、情熱のほとばしるフィナーレで閉じられます。
 大家スークが、息子や孫の世代にあたる仲間たちとリラックスして聴かせる演奏は、至芸と言って良いもので、肩の力が抜け、なんともいえない豊かな表情を感じさせてくれるヴァイオリンはまさに絶品です。

【収録情報】
・ドヴォルザーク:ミニアチュアOp.75a (B.149, 1887)
 ヨセフ・スーク(ヴァイオリン)
 ミロスラフ・アンブロシュ(ヴァイオリン)
 カレル・ウンターミューラー(ヴィオラ)

・ドヴォルザーク:バガテルOp.47 (B.79, 1878)
 ヨセフ・スーク(ヴァイオリン)
 ミロスラフ・アンブロシュ(ヴァイオリン)
 イジー・バールタ(チェロ)
 ヤン・シモン(ハルモニウム)

・ドヴォルザーク:テルツェット ハ長調Op.74 (B.148, 1887)
 ヨセフ・スーク(ヴァイオリン)
 ミロスラフ・アンブロシュ(ヴァイオリン)
 カレル・ウンターミューラー(ヴィオラ)

・スーク:ピアノ四重奏曲イ短調Op.1 (1891)
 ヨセフ・スーク(ヴァイオリン)
 カレル・ウンターミューラー(ヴィオラ)
 イジー・バールタ(チェロ)
 ヤン・シモン(ピアノ)

 録音時期:2008年10月27日、11月1,3,4日
 録音場所:プラハ、ボヘミア・ミュージック・スタジオ

収録曲   

  • 01. Dvorak: Miniatures, Op. 75a B 149: Cavatina. Moderato 00:03:05
  • 02. Capriccio. Poco allegro 00:02:36
  • 03. Romance. Allegro 00:02:42
  • 04. Elegie. Larghetto 00:05:50
  • 05. Bagatelles, Op. 47 B 79: Allegretto scherzando 00:03:05
  • 06. Tempo di minuetto. Grazioso 00:03:25
  • 07. Allegretto scherzando 00:03:17
  • 08. Canon. Andante con moto 00:04:06
  • 09. Poco allegro 00:04:33
  • 10. Terzetto, Op. 74 B 148: Introduzione - Allegro ma non troppo 00:04:07
  • 11. Larghetto 00:04:56
  • 12. Scherzo. Vivace 00:03:58
  • 13. Tema con variazioni. Poco adagio. Molto allegro 00:05:43
  • 14. Suk: Piano Quartet, Op. 1: Allegro appassionato 00:06:39
  • 15. Adagio 00:07:16
  • 16. Allegro con fuoco 00:07:14

ユーザーレビュー

総合評価

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テルツェットを目的に、ついでにミニアチュ...

投稿日:2011/05/20 (金)

テルツェットを目的に、ついでにミニアチュアもカップリングされていればいいなと思いながら探していたらこのディスクに辿り着きました。 演奏は素晴らしいの一言に尽きます!Sukの演奏はとても(録音時)80歳に届こうかという人の演奏とは思えません。子や孫のような年齢差の共演者達にも全くひけをとっていないどころかしっかりとリードしていると感じます。幼少時から彼のディスクに触れる機会が多かったので多少なりとも贔屓目に見ているかもしれませんが、先入観を排除しても完成度の高い演奏であることに間違いはないと思います。 私自身は室内楽に演奏者と聴衆の心理的距離の近さを求めますが、この演奏はまさに暖炉の前で語らうかのような演奏。特に弦だけの曲=テルツェット、ミニアチュアについては曲や編成によるところもありその傾向を強く感じます。 HMVレビューにドヴォルザークの作品評として『あたたかな温もりを感じさせ、ときにメランコリックにと、人懐こい旋律の魅力にあふれた』という表現が用いられていますが、それはそのまま演奏そのものにもあてはまるのではないでしょうか。こういったところに自分の感想を書くのは苦手な私ですが、それでも書きたくなるほど魅力に溢れている1枚です。

chachaky さん | 千葉県 | 不明

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スークという演奏家は独特の響きを持ってい...

投稿日:2010/09/12 (日)

スークという演奏家は独特の響きを持っていると思う。このドヴォルザークの演奏でもそれが際立っている。まさに「いぶし銀」のような音色だ。ミニアチュアという曲は初めて耳にしたが。旋律のよい、とてもチャーミングな内容。

KURO さん | 福岡県 | 不明

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