明治天皇を語る 新潮新書

ドナルド・キーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106100017
ISBN 10 : 4106100010
フォーマット
出版社
発行年月
2003年04月
日本
追加情報
:
18cm,189p

内容詳細

前線兵士の苦労を想い、自ら質素に甘んじる生活。ストイックなまでに贅沢を戒めるその一方で、実は大のダイヤモンド好き。日本史上、天皇として最も有名にして謎の多い「明治天皇」の人間像を縦横無尽に語り尽くす。

【著者紹介】
ドナルド・キーン : 1922年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学名誉教授。日本文学や日本文化の研究、紹介における長年の多大な貢献に対し、勲二等旭日重光章、菊池寛賞、全米文芸評論家賞などを受賞、文化功労者にも選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    著者の明治天皇への愛が感じられた。しかし乃木希典を嫌っていたという話には納得出来なかった。何故なら学習院院長として務めていた乃木のもとに孫の昭和天皇を預けたのは他でもない明治天皇だからだ。あとちょっと主観的な話しが多すぎるように感じられたが結局あまり資料がなかったのかなと思った。

  • James Hayashi さん

    歴史の中の明治天皇を期待したが、個人のプロフィールの様な内容。今迄女系天皇に否定的な見解を持っていたが、明治天皇の様に皇后が不妊であることを知り側室を5人持つに至った経緯を知り男系天皇に疑問を抱く。現代と未来で天皇家を継ぐため側室を持つことを許す国民はどれ程いるだろう?ちなみに大正天皇は側室に産ませた子の一人。我が儘の様な感じも受けるが、日清戦争に否定的であった事、乃木将軍の指揮により多くの日本兵が死んだ事に対し乃木氏を好まなかったなど、平和維持に真摯に取り組んでおられたと感じる。

  • kawa さん

    著者いわく、明治天皇は当時の時代の皇帝の中で世界一の存在だった。なぜなら彼は絶大な権力を持っていながら行使しようしようとしなかったからだと説明する。乃木大将や陸奥宗光は嫌われていた等、ここに書くことを躊躇するような興味深い面白エピソードが多数。

  • ニックス さん

    色々知らなかった明治天皇の一面を読むことが出来た。例えば、皇后の他に側室が5人いたこと、健康維持にあまり関心がなかったこと、国民(臣民)の生活を分かろうとし、政治に関心を持っていたこと、非常に多くの短歌を残したこと、物事をはっきり言う人だったこと。などなど歴史が好きでも歴史の本にはなかなか出てこない明治天皇がどのような人だったのかについて書かれていて面白かった。星4

  • kaoriction@感想は気まぐれに さん

    明治天皇による近代日本への功績は大きいのだと知る。庶民と同じであるための質素な生活、ストイックな贅沢への戒め。刺身嫌い、大酒飲みの花見嫌い、風呂嫌い。小国日本を強国英国と同じレベルまでに導いた力。変わり者ではあるが、日本を見据える力、岩倉具視や伊藤博文など取り巻く側近の力など、いまの、先が見えないこの時代の日本だからこそ、もしかしたら明治天皇のような人物が必要なのかもしれないと思う。私たちはもっとこの明治天皇の在り方と功績に目を向けるべき「何か」があるのかもしれないな、と。

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ドナルド・キーン

1922‐2019。ニューヨーク生れ。コロンビア大学名誉教授。日本文学の研究、海外への紹介などの功績によって1962(昭和37)年、菊池寛賞、’83年、山片蟠桃賞、’90(平成2)年、全米文芸評論家賞、’93年、勲二等旭日重光章を受章。2002年、文化功労者に選ばれる。’08年、文化勲章を受章。’1

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