ドナルド・キーン著作集 第8巻 碧い眼の太郎冠者

ドナルド・キーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106471087
ISBN 10 : 4106471086
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
追加情報
:
653p;22

内容詳細

昭和28年、日本に留学したキーン青年の「碧い眼」は、発見した「古き良き日本」に驚喜した。新鮮な感覚で捉えたその日本の姿は、60年の時を経て、現代日本人の眼にこそ驚きをもたらす。選りすぐりの初期エッセイ・紀行集。日本の17地域を歩いて詩情豊かに綴った『日本細見』を始め、最初の日本語による著作『碧い眼の太郎冠者』、昭和期の政治・社会・文化・風習・宗教などを語り尽くした『生きている日本』、そして、本人が「余技の域を越えている」と自負する音楽論『わたしの好きなレコード』など、好エッセイ集を5篇収録。

目次 : 碧い眼の太郎冠者(外人への先入観に抗議する/ 日本文化の理解を妨げるもの ほか)/ 生きている日本(島国とその人々/ 古い日本 ほか)/ 日本細見(五つの紀行/ 十二の印象)/ 日本人の質問(日本語を勉強するようになった動機は何ですか/ 日本語はむずかしいでしょうね ほか)/ わたしの好きなレコード(わたしの好きなレコード/ “本場の音” ほか)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    外人はすき焼の外に日本食を食べられない という先入観は捨てないと(20頁〜)。 京都への留学生はさしみが好まれている。 先入観は現実と逆になることを示す。 日本人がもっている外国人に対する先入観 への反省を促したい(23頁)。 いいことばかりではなく、 悪いことも書かないと、バランスはとれない。 徳川中期の戯曲は、挫折や孤独さの捌け口 (36頁)。 キーン先生は、芭蕉が嘘をついた理由を 曾良の日記から明らかにする(61頁)。 額面通りに受け取らない、批判的精神 の大切さを教える。  

  • ブルーツ・リー さん

    長かった!読書慣れした人間にも、600頁に渡って、日本文学に留まらず、ドナルドキーン先生の日本国内の旅行記や、日本人によく聞かれる質問に答えてみたり、クラシックの持論まで、盛りだくさんの内容だった。 文学や日本の美について、基本的に、保守の思想に基づいて述べられている内容が多いのだが、しかしそこは自由の国アメリカから来られた方で、基本的人権や、男女平等など、民主主義や自由主義の思想を日本の伝統と鑑みて、伝統であっても、それらと相容れない内容については批判されているのが流石だと思った。盲目的な保守ではない。

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人物・団体紹介

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ドナルド・キーン

1922‐2019。ニューヨーク生れ。コロンビア大学名誉教授。日本文学の研究、海外への紹介などの功績によって1962(昭和37)年、菊池寛賞、’83年、山片蟠桃賞、’90(平成2)年、全米文芸評論家賞、’93年、勲二等旭日重光章を受章。2002年、文化功労者に選ばれる。’08年、文化勲章を受章。’1

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