白痴 2 光文社古典新訳文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334753481
ISBN 10 : 4334753485
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
403p;16

内容詳細

あのドラマチックな夜会から半年。白夜の季節の到来とともに、相続の手続きを終えたムイシキン公爵がモスクワに戻ってくる。炎の友ロゴージンと再会したとき、愛のトライアングルが形を変えはじめた。謎の女性ナスターシャはどこに?絶世の美少女アグラーヤの不思議な思惑は…。

【著者紹介】
フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー : 1821‐1881。ロシア帝政末期の作家。キリストを理想としながら、神か革命かの根元的な問いに引き裂かれ、ついに生命そのものへの信仰に至る。日本を含む世界の文学に、空前絶後の影響を与えた

亀山郁夫 : 1949年生まれ。名古屋外国語大学学長。東京外国語大学名誉教授。ドストエフスキー関連の研究のほか、ソ連・スターリン体制下の政治と芸術の関係をめぐる多くの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    タイプが正反対の親友でもあり、恋敵でもあるロゴージンの一方的な殺意と憎悪と親愛が突き刺さる邂逅にこちらも緊張してしまう。しかし、一番、ハイテンションなのはエリザヴェータ夫人。暴走して「あんたは娘を誑かす、腹の読めない悪党だわ!」とムイシキン公爵の家に直談判した挙句、「娘がこんなはしたない手紙、書くなんて!娘に恥を掻かせないために一緒に来なさい!」という彼女は、傍から見ると面白いが、家族だと相当、恥ずかしくて、成人していれば、鬱陶しいと思う。

  • Shintaro さん

    ムイシキンとロゴージンは一つの人格から分裂したかのように、同じ軌道を回る惑星のように衝突を避けられない。広大な宇宙で両者が併存できる空間はないのだろうか。僕がドストだったら対消滅させるしかないが、どうだろうね、ドスト。ナスターシャはPTSDの兆候も見せるが、平凡な男を愛して結婚生活に耐えられるとは思えない。最も罪深いのはトーツキイであるはずだが、ドストは彼を罰する兆候を見せない。しかし全体としては悲劇にしか進めない様相を呈する。亀山先生、早く訳して下さいよ。読書人にあるまじき禁断のスイッチを犯し、次巻へ。

  • 星落秋風五丈原 さん

    【ガーディアン必読1000冊】火中の10万ルーブルを自分と結婚したがらないガーニャに拾うよう命じるも、結局自分で拾って渡すとロゴ―ジン達と姿を消したナスターシャ。衝撃の夜会から半年後、遺産相続を終えたムイシキンがサンクトペテルブルグから戻って来る。再会するのはナスターシャを巡って絶賛宿命のライバル中ロゴ―ジン。なんだよ、二人、ナスターシャがいなければフツーに親友じゃないか。そして問題の主ナスターシャはといえば、場面を一瞬横切っていくだけ。いいのかヒロインがそんな薄っぺらい存在感で。

  • 里愛乍 さん

    読み始めからなんですが、公爵とロゴージンの会話に関係性にツボってしまう。十字架を交換するとか母親に会わせる場面とかは切なさすら感じてしまった。憎いだの好きだのさらにここに美女が絡んでくるのだから行く末が気になってしょうがない。本巻内容でいえば、よく喋る人たちがさらに増えたな…という印象なのだけど巻末の解説を読むとなかなかに込み入った仕掛けというか含みがある内容だった事が伺える。

  • kazi さん

    第二巻を読み切りました。面白くなってきた〜。やはり、ドストエフスキー作品は物語への没入感が段違いですね。「貧しい騎士」の下り、“A・N・B”とか“N・F・D”とか、なんのこっちゃ?って感じでしたが、素晴らしく親切な解説のおかげで、ようやく腑に落ちました・・(^^; アグラーヤはどんな気持ちでこんな言葉のすり替えを行ったのか??この一夜の後、エリザヴェータ夫人からムシキイン公爵へ「ガブリーラさんがアグラーヤとよりを戻したことは知っていた、それとも知らなかった?」というセリフがあるがそれは本当の事なん?

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