リスのたんじょうび

トーン テレヘン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784035213604
ISBN 10 : 4035213608
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
129p;19

内容詳細

なにもわすれることがないように、リスは家じゅうのかべに、小さな紙きれをはっておきました。そのうちのひとつ、すみっこのほうの紙きれには「ぼくのたんじょうび」と書いてあります。
「ほんとうだ! もうすこしで、わすれるところだったよ! ぼくのたんじょうびを……」
待ちにまった当日、リスは招待した動物たちにたくさんのケーキをふるまい、いっしょにダンスをおどり、とびきりすてきな1日をすごすのですが……。

わすれっぽいリスの、わすれられない夜を描いた表題作「リスのたんじょうび」と、8つの小さな物語。オランダの国民的作家がおくる、宝物のような短編集です。


著者紹介

トーン・テレヘン
1941年生まれ。作家、詩人、医師。1984年に幼い娘のために書いた動物たちの物語『一日もかかさずに』を刊行後、動物を主人公とした物語を50作以上発表し、文学賞を多数受賞。2016年には、邦訳刊行された『ハリネズミの願い』で本屋大賞翻訳小説部門を受賞した。その他の邦訳作品に『きげんのいいリス』『おじいさんに聞いた話』や、絵本『小さな小さな魔女ピッキ』などがある。

野坂悦子
1959年生まれ。翻訳家。2002年『おじいちゃん わすれないよ』で産経児童出版文化賞大賞を受賞。『第八森の子どもたち』『ネジマキ草と銅の城』、『きつねのフォスとうさぎのハース』、『100時間の夜』、『とんがりぼうしのオシップ』など、訳書は100を超える。創作作品に『ようこそロイドホテルへ』など。紙芝居文化の会で海外統括委員も務める。

植田真
1973年静岡県生まれ。雑誌『イラストレーション』の「ザ・チョイス」98年度グランプリを受賞。書籍装画、挿絵、CDジャケット、広告など幅広い分野で活躍している。挿絵を手がけた作品に『絵描きの植田さん』『はじめて考えるときのように』『雨ふりマウス』がある。

【著者紹介】
トーン・テレヘン : 1941年生まれ。作家、詩人、医師。1984年に幼い娘のために書いた動物たちの物語『一日もかかさずに』を刊行後、動物を主人公とした物語を50作以上発表し、文学賞を多数受賞。2016年に邦訳刊行された『ハリネズミの願い』(新潮社)で本屋大賞翻訳小説部門を受賞した

野坂悦子 : 1959年生まれ。翻訳家、作家。『おじいちゃんわすれないよ』(金の星社)で産経児童出版文化賞大賞を受賞。紙芝居文化の会で海外統括委委員もつとめる

植田真 : 1973年生まれ。画家。『マーガレットとクリスマスのおくりもの』(あかね書房)で日本絵本賞を受賞。さし絵・装画も多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ☆よいこ さん

    動物寓話。誕生日の話。児童書。表題作+短編8つ[リスのたんじょうび]リスは忘れることがないように、家じゅうの壁にメモを貼る。誕生日を思い出したリスは招待状を出す。みんながプレゼントを持ってきてくれる。リスはみんなのためにたくさんのケーキを作る[カタツムリのたてまし]二階建て[ほこりがひとつ]上品に[サイのほしいものリスト]いろいろいっぱい[ケーキぎらいのためのケーキ]ゾウめ[マッコウクジラとカモメ]ダンス[ごちそうのならんだテーブル]とんぼ[仮装パーティー]なりきるとダメ[小さな黒い箱]いい思い出をしまう

  • キジネコ さん

    わたしは大人です。となかなか堂々と言えん困ったオッサンを自負してますが こういう本が楽しいんやもん しょうがない。と思ってると かつて子供であった私の中の、あの頃の私が話しかけてきます。「どうなの?」って。哲学的な問いの余韻だったり、粋な拘りだったり、永遠に解けそうにない謎だったり、心の中の光や影だったり… 順番を付けることに意味ないけど「ケーキぎらいのためのケーキ」が先ず一番の印象。まるで禅問答の様な御話で深いトコの鐘を静かに叩きます。「カタツムリのたてまし」や「仮装パーテイ」も。リスがかわいいのです。

  • ゆのん さん

    動物達が主人公の短編8編。全てのお話しのテーマがパーティーで統一されている。夜が森を覆ってゆく表現や、黒い箱の中身など優しくお洒落な1冊。119

  • よこたん さん

    “海岸のまんなかで、カモメのパーティーをしているこのよなかに、ときが止まってもわたしはかまわないと、感じていました。” ひとりは嫌いじゃないけれど、誰かと過ごすひとときのささやかな胸の高鳴りに気付けた幸せ。「マッコウクジラとカモメ」がとても好きな話だった。「リスのたんじょうび」のリスは、『ハリネズミの願い』のリス? 参加してたハリネズミが、あの子だったら嬉しいな。招いたほうも、招かれたほうも、どちらも楽しいって素敵。トンボ専用の水ケーキは、きっと優しい味なんだろうな。淡い素朴な挿し絵がぴったりだった。

  • けろりん さん

    パーティはすてき。お誕生日ならなおさら。いっしょうけんめいに招待状を書いて、みんな来てくれるかしらと気を揉んで。とびきりのごちそうも用意しなくては。友だちひとりひとりの好物でケーキを作って…。およばれされるのもすてき。友だちの顔を思い浮かべて、いっしょうけんめいにプレゼントを用意して。喜んでくれるかな?びっくりするかな?歌もダンスも、すてき、すてき!恥ずかしがり屋のトンボのために、バラの茂みのかげにケーキを置いたきみ。大成功のパーティーのあとに、ちょっと泣きたくなるきみ。そんなすてきなきみがうまれた日。

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