アズブカ

トルストイ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784896425437
ISBN 10 : 489642543X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
追加情報
:
83p;20

内容詳細

ロシア語のアズブカは、日本語のいろは(文字そのものから、ものごとの初めの意)。トルストイが44歳の時独自に完成させ、その後認定図書とされた子どものための教科書『アズブカ』。収録項目「読書の環」から厳選して実話、物語、寓話など31話を新訳。トルストイの玄孫ナターリヤ・トルスタヤによる新作挿絵とともに。

【著者紹介】
レフ・トルストイ : 1828〜1910。19世紀ロシアを代表する作家。貴族出身で文学、政治の双方に多大な影響を与えた。トルストイ主義と呼ばれるキリスト教的な人間愛と道徳的自己完成を説いた。代表作『アンナ・カレーニナ』、『戦争と平和』、『人生読本』等、晩年は通俗物語=民話に力を注いだ

ふみ子・デイヴィス : 福岡県生まれ。モスクワの民族友好大学(現・ロシア大学)卒業。1999年から2002年まで二度目のモスクワ生活を経験。トルストイの玄孫で画家のナターリヤ・トルスタヤとの出会いを機にトルストイの家出の謎を追う『トルストイ家の箱舟』を四年にわたって執筆し2007年に群像社から刊行した。シンガポール在住。陶磁器絵付けとロシア伝統芸術の細密画塗り(パピエ・マシェ・ミニアチュール)のアーティストを兼ねてNOBBY ARTギャラリーを主宰・経営する

ナターリヤ・オレゴヴナトルスタヤ : レフ・トルストイの次男イリヤの孫オレーグ画伯とグラフィック画家タチヤーナの長女として1954年モスクワで生まれる。1979年、シトロガーノフ芸術院絵画科を卒業。ヨーロッパ各地、北欧、米国、カナダ、シンガポールでの展覧会に出品、ミニマリズム画家として高い評価を受ける。ロシア政府が選出した“最も優れた20世紀ロシアの女性画家”の一人としてトレチャコフ美術館にも作品が納められている。ヤースナヤ・ポリャーナの「トルストイの家博物館」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きゅー さん

    トルストイが作成した初等教科書『アズブカ』から、実話や物語、寓話などを翻訳したもの。「アズブカ」という言葉は、日本語での「あいうえお」にあたり、学習の初歩という意味になるらしい。蛇や熊などの動物が登場し、分相応にせよ、他人を助けよといった内容の教訓譚もあれば、一寸法師の冒険といった物語も収録されている。ちなみに『アズブカ』は1874年に国民学校図書として文部省に認可されたという。トルストイの力の入れようもたいしたものだ。本書は物語部分のみの抄録となっているが、全体を通して読んでみたい気もする。

  • torami さん

    道徳の教科書、あるいはことわざ集のようなおもむき。 ちょいちょいブラックな表現があって飽きずに読めた。

  • S.コーニック さん

    トルストイは、勝手に、教訓的な人だとばかり思ってた。宗教的な、訓話めいたものを書いていると思い込んでいました。もちろんそうじゃないわけでした。 掌の小話、日本のフンワリしたカワバタ的なものも良いが、一話一話、読者に気づきをもたらしてくれるこの手のお話たちはとても良い。気づき、ちゅうか、必ず別視点をもたらしてくれるお話、ちゅうのかな。 読む人の判断にお任せします、なんていう姑息さは微塵もない。主張ではない。自立したお話である。そこが大変に素晴らしい。

  • 和泉花 さん

    ロシア語で「いろは」という意味らしい。トルストイが作った教科書。シビアなオチの民話が多いような。兵役の話は、実際のお兄さんの話なのかな

  • そーすけ さん

    275*トルストイ先生による子ども向けの教科書。ロシアのアズブカは、日本語のいろはに相当するとのこと。翻訳でニュアンスが伝わるのかしらと思ったけど、十分おもしろかった。けっこう皮肉やブラックユーモアにあふれている。「老人と孫」が良い。おじいちゃん(´;ω;`)

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トルストイ

1828〜1910。ロシアの小説家・思想家。19世紀を代表する文学者のひとり。クリミア戦争に従軍した経験から平和主義を貫き、人間の良心や愛を原点に道徳的人道主義を説く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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