基本情報
内容詳細
格差は長期的にはどのように変化してきたのか?
資本の蓄積と分配は何によって決定づけられているのか? 所得格差と経済成長は、今後どうなるのか?
決定的に重要なこれらの問題を、18世紀にまでさかのぼる詳細なデータと、明晰な理論によって解き明かす。
格差をめぐる議論に大変革をもたらしつつある、世界的ベストセラー。
「本書は……この十年で、最も重要な経済学書になるといっても過言ではない」ポール・クルーグマン。
[目次]
はじめに
第 I 部:所得と資本
第1章 所得と産出
第2章 経済成長――幻想と現実
第 II 部:資本/所得比率の力学
第3章 資本の変化
第4章 古いヨーロッパから新世界へ
第5章 長期的にみた資本/所得比率
第6章 21世紀における資本と労働の取り分
第 III 部:格差の構造
第7章 格差と集中――予備的な見通し
第8章 二つの世界
第9章 労働所得の格差
第10章 資本所有の格差
第11章 長期的に見た能力と相続
第12章 21世紀における世界的な富の格差
第 IV 部:21世紀の資本規制
第13章 21世紀の社会国家
第14章 累進所得税再考
第15章 世界的な資本課税
第16章 公的債務の問題
おわりに
−著者紹介−
Thomas Piketty
1971年5月7日、フランスのクリシー生まれ。パリ経済学校経済学教授。社会科学高等研究院経済学教授。経済成長と、所得および富の分配についての、重要な歴史的・理論的研究を行ってきた。特に、国民所得に占める所得上位層の割合の長期的推移に関する研究を先導している。
−本書について−
・硬派な経済学書らしからぬベストセラー。
フランス語版(2013年8月30日発売 970頁)売上15万部。
英語版(2014年3月10日発売 696頁)売上50万部。
相次いでドイツ語、韓国語、中国語版ほか世界33ヶ国で刊行の予定。
・フランス語版の推薦者はエマニュエル・トッド。
・売れ行きだけでなく、書評多数。本書が火付け役となり、格差をめぐる議論が沸騰。
−海外での評判より−
■「フランスの経済学者トマ・ピケティによる傑作『21世紀の資本』は、本年で、いや、この十年で、最も重要な経済学書になると言っても過言ではない」 ポール・クルーグマン
■「タイムリーで重要な本だ」 ジョセフ・スティグリッツ
■「マルクスの代表作にならった同書には、マルクスを超えるものがある。2世紀にわたる数値データだ」Economist
■「フランスの新聞はこう評した。〔この本は〕「政治的、理論的ブルドーザーだ」。同書は左右両翼の正統派を挑発してこう言う。市場資本主義では必然的に不平等が悪化する、と。さらに進んで、資本主義固有の力学は民主社会を脅かす、とまで。」New York Times
■「オキュパイ運動は下火だが、不平等問題はますます重要になっている。〔今年のダボス会議で〕人々の口に上っていたのが、同書だ」Haaretzs
【著者紹介】
トマ・ピケティ : 1971年、クリシー(フランス)生まれ。パリ経済学校経済学教授。社会科学高等研究院(EHESS)経済学教授。EHESSおよびロンドン経済学校(LSE)で博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭を執る。2000年からEHESS教授、2007年からパリ経済学校教授
山形浩生 : 1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務、途上国援助業務のかたわら、翻訳および各種の雑文書きに手を染める
守岡桜 : 翻訳家
森本正史 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ユーザーレビュー
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Kawai Hideki さん
読了日:2015/03/25
KAZOO さん
読了日:2017/12/03
たかしくん。 さん
読了日:2015/01/31
Koning さん
読了日:2015/09/10
skunk_c さん
読了日:2023/12/31
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人物・団体紹介
トマ・ピケティ
1971年、クリシー(フランス)生まれ。パリ経済学校経済学教授。社会科学高等研究院(EHESS)経済学教授、世界不平等研究所および世界不平等データベースの共同ディレクター。EHESSおよびロンドン経済学校(LSE)で博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭を執る。2000年からEHE
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