どこでもないところからの眺め

有限の存在である自己の超越への希求と、消し去りえぬ自らの固有性。両者の葛藤が生み出す数々の難問と格闘し、思考の限界に挑戦する現代の賢人ネーゲルが浮かび上がらせる哲学の本当の姿。

【著者紹介】
トマス・ネーゲル : １９３７年、ユーゴスラヴィア生まれ。１９５８年にコーネル大学を卒業。１９６０年にオックスフォード大学でＢＰｈｉｌ、１９６３年にハーバード大学でＰｈ．Ｄ．を取得。カリフォルニア大学バークレー校やプリンストン大学で教鞭を執ったのち、現在はニューヨーク大学教授。専門は、認識論・心の哲学・倫理学・政治哲学

中村昇 : １９５８年、長崎県佐世保市生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、中央大学教授。専攻は哲学

山田雅大 : １９７２年、埼玉県浦和市（現さいたま市）生まれ。ニューヨーク大学大学院哲学専攻修了。Ｐｈ．Ｄ．取得。現在、クレアモント大学院大学Ａｓｓｉｓｔａｎｔ　Ｐｒｏｆｅｓｓｏｒ。専攻は認識論

岡山敬二 : １９７０年、北海道岩見沢市生まれ。北海道大学文学部卒業。中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。中央大学博士（哲学）。現在、中央大学非常勤講師。専攻は現象学

齋藤宜之 : １９７８年、群馬県生まれ。中央大学大学院文学研究科博士前期課程修了。現在、同博士後期課程在学。専攻は哲学・倫理学（特にカント）

新海太郎 : １９７８年東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。専攻はベルクソンの時間論

鈴木保早 : １０７５年山梨県生まれ。中央大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。専攻はキルケゴール（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）