トマジ、アンリ(1901-1971)

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CD

トランペットのための作品全集 オービエ、コンスタン&パリ・オペラ座管、エスケシュ、ヴィルジェ&ブルターニュ管、他(日本語解説付)

トマジ、アンリ(1901-1971)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
INDE038
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

トマジ:トランペットのための作品全集
エリック・オービエ(トランペット)

日本語解説付き

現代最高のトランぺッター、エリック・オービエの最新新譜。トマジといえば、楽器奏者ではないクラシック系ユーザーにこそあまり知られていないかもしれませんが、「管楽器の王国」たる20世紀フランスで活躍したこともあり、管楽器プレイヤーが強烈に入れ込んで演奏したがる絶品名品をいくつも残している20世紀屈指の巨匠。いわば「ヴィドールとロジェ・ブートリの間をつなぐ、ブラス系ユーザー御用達の大家」のひとりなのですが、そのトマジがとくに数多く名品を残しているのが、金管楽器をソロにした音楽。おもに1940〜60年代にかけて書かれながら、イデオロギー先行の前衛音楽とは明らかに一線を画した、まるで「ジャン=リュック・ゴダールよりもフランソワ・トリュフォー」とでもいいたくなるような高雅にして親しみあふれる音楽の送り手なのです(作風的には、多少語弊があるかもしれませんが「フランスのオルフ」「フランスのハチャトゥリアン」といったところでしょうか)。
 エキサイティングな『クスコの聖週間』の妖艶なバーバリズム的盛り上がり、スタイリッシュなトランペット協奏曲、合唱や独唱まで動員しての官能的な『礼拝のファンファーレ』、そして三つのトランペットや無伴奏トランペットのための異色作、そのどれもが、故モーリス・アンドレの衣鉢を継ぐフランス最高峰の、いや世界最高峰のトランペット奏者エリック・オービエの縦横無尽な演奏で、その美質を幾倍にも増幅させたかたちで私たちの耳に届くのですから、これはもう本当に至高の1枚というほかありません。嬉しいことに各曲単位で解説がついていますから(もちろん全訳付でのお届けです)、トランペット愛好家には確実にレファレンス的存在にしていただけるアイテムとなることでしょう。脇を固める共演陣にも、さりげなくパリ管のソリストがいたり、今をときめくブルターニュ管弦楽団がいたり。相当豪華な布陣に数段跳び抜けた演奏水準にも納得です。(MURCURY)

【収録情報】
トマジ:
1. トランペット協奏曲 (1948)
2. 3本のトランペットのための組曲 (1964)
3. グレゴリオ聖歌『サルヴェ・レジーナ』の旋律による変奏曲〜トランペットとオルガンのための (1963)
4. クスコの聖週間〜トランペットと管弦楽のための (1962)
5. トランペットとピアノのための三部作 (1957)
6. 無伴奏トランペットのための三つの練習曲 (1955)
7. 礼拝のファンファーレ〜金管合奏、合唱とソプラノのための (1944)
8. クスコの聖週間〜オルガン伴奏版 (1962)

 エリック・オービエ(トランペット)
 アレクサンドル・バティ(第2トランペット:2)
 フレデリク・メヤルディ(第3トランペット:2)
 ティアリー・エスケシュ(オルガン:3,8)
 ニコラオス・サマルタノス(ピアノ:5)
 アンナ・ステファニアク(ソプラノ:7)
 オート=ノルマンディ合唱団(7)
 マリウス・コンスタン指揮、パリ・オペラ座管弦楽団(1)
 フランソワ=グザヴィエ・ヴィルジェ指揮、ブルターニュ管弦楽団(4)
 ジャン=フィリップ・ダンブルヴィル指揮、ルーアン金管アンサンブル(7)

 録音時期:1988-2011年
 録音方式:ステレオ(デジタル)

内容詳細

紛れもなく近代フランスの洗練された音がするが、同時にアルカイックでもエキゾティックでもあり、独自の不思議な美しさを持つトマジの音楽。またカラリとした空気や強い光も感じさせる。そしてその音楽はトランペットとの相性が抜群に良い。名手オービエの演奏も水を得た魚の如し。(教)(CDジャーナル データベースより)

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トマジの作品は地中海近辺の映像が見えるよ...

投稿日:2014/01/26 (日)

トマジの作品は地中海近辺の映像が見えるような良い雰囲気があり好きです。特にトランペット協奏曲は絵画的色彩的といった特徴が鮮明と感じています。

テリーヌ さん | 大阪府 | 不明

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