神よ、あの子を守りたまえ トニ・モリスン・コレクション

トニ・モリスン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152096494
ISBN 10 : 4152096497
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;20

内容詳細

彼女の名はブライド。漆黒の肌に白い衣装をまとうたぐいまれな美女。仕事でも才覚を評価され、まったく不満のない恋人がいる。しかしその完璧な生活は、昔の知人と再会した日から静かに崩れはじめた。突然去った恋人を追って車を走らせた彼女が、思いもよらない旅の果てに出会うものとは?ノーベル賞作家が初めて現代を舞台として描いた傷を抱えた子供と大人たちの物語。

【著者紹介】
トニ・モリスン : 1931年、オハイオ州生まれ。現代アメリカを代表する小説家。ハワード大学を卒業後、コーネル大学大学院で文学の修士号を取得した。以降、大手出版社ランダムハウスで編集者として働きながら、小説の執筆を続け、1970年に『青い眼がほしい』でデビュー。1973年には第二長篇『スーラ』で全米図書賞の候補となった。1977年の第三長篇『ソロモンの歌』は全米批評家協会賞、アメリカ芸術院賞に輝き、第五長篇となる1987年の『ビラヴド』(以上すべてハヤカワepi文庫)でピュリッツァー賞を受賞した。1993年にはその多大な文学的功績に対し、アフリカン・アメリカンの女性としては初めてのノーベル文学賞が授与されている

大社淑子 : 1931年生、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こぽぞう☆ さん

    図書館の新刊の棚より。黒人の絶世の美女が主人公。この物語では、美醜は大きなポイントだ。そして、主人公と彼女の恋人(こちらも黒人)のトラウマ。人種差別と殺人を含む児童虐待。これまであまり見なかった方向からの現代アメリカだった。

  • peace land さん

    アメリカ合衆国で黒人作家で唯一のノーベル文学賞受賞者。 そして84歳での作品。読むのは初めて。黒人であることと、幼児虐待は、別の問題のようだけれど、一緒になると余計重くなる。主観が飛ぶので、読みづらいところもあるし、国情に違いに圧倒されもする。

  • Erinelly さん

    さすがトニ・モリスン。吐きそうになるような衝撃的な事件が起きる物語だけど、ストーリー、語り口、視点自体がおもしろくて、感性が瑞々しくて、読むのを止められなかった。彼女の作品はいつも人種差別問題が根底にあるけどそれ以外にも殺人、小児性愛、近親相姦など現代アメリカに関わらず世界各地で見られる問題が散見される。そして最終的には全ての出来事を通して個人が自らの過去と対峙し、未来を臨む。それは人間として非常に根源的な欲求であり、行為である。それが彼女の作品をここまで普遍的なものたらしめるのだろう。

  • niki さん

    トニモリスン7冊目。彼女が現代をどんな風に描くのか楽しみにして読む。 白しか着ない漆黒の美人が主人公。「あの人の肌はどうしてあんなに黒いの?」「おまえの肌が白いのと同じ理由よ」この言葉の正確さ。 母に売春させられていた少女は「自己憐憫などに時間の浪費はしないタフな少女」。 「科学的には人種なんてものは存在しないんだよ。人種がないのに人種差別しようとするのは選択の問題にすぎない」と言う恋人。 人種も性別も宗教も、もういいじゃないか。定義付けや差別はもうやめようよ。私たちはただの人間です。

  • 紫 さん

    視点が次々と変わって定まらないので難しい。ニグレクトを含む幼児虐待が及ぼす影響は実に大きいということだ。物語のようでいてそうでもない。理解するためにゆっくり読みべきなのかどうかわからないが、私自身は理解するために一気に読破したが・・・・・。再読ありかな

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