デーヴィド・イーリ

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ヨットクラブ 晶文社ミステリ

デーヴィド・イーリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794927385
ISBN 10 : 479492738X
フォーマット
出版社
発行年月
2003年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,326p

内容詳細

富豪たちの密かな愉しみを描いて、MWA最優秀短篇賞に輝いた名作「ヨットクラブ」、規律正しい教育に理想を掲げる寄宿制学校のおぞましい実態が明らかにされる「理想の学校」など、異色作家の傑作15篇を収録。

【著者紹介】
デイヴィッドイーリイ : 1927年生まれ。アメリカの作家。本名デイヴィッド・イーライ・リリエンソール・ジュニア。新聞記者から作家に転身し、「ヨットクラブ」(1962)でMWA最優秀短篇賞を獲得。以後、『コスモポリタン』『プレイボーイ』『EQMM』などの雑誌で、現代の不安や恐怖を描く異色短篇の名手として活躍、アントニー・バージェスらの絶賛を浴びた。『憲兵トロットの汚名』『蒸発』『観光旅行』などの長篇でも、不条理な状況が生み出すサスペンスが際立っている

白須清美 : 早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    静かに日常に溶け込むような狂気を描いた短編集。「理想の学校」ですが、もしかしてこの学校って世の中と変わりないのかなと思ってしまうのが何とも・・・。「貝殻を集める女」はある経験をしたことがある男性にはホラー。でも主人公のように分かって捕えられるのも中々、怖いかも。「面接」は就職活動中の自己分析で自己嫌悪と「何もない私には価値がない」という思いで何度も吐きそうになった私からするとここまで自分を語れる主人公は理解不能な存在でしかない。無理に付き合わされる面接官が只管、可哀想だった。「タイムアウト」の危うさも辛辣

  • Panzer Leader さん

    [奇妙な味海外読書会’17]何気ない日常の描写からどんどんずれていき不気味で不条理なラストを迎える正に異色の短篇集。暗い井戸の底を覗いているようなどんよりとした気分になる。その中でも奇想天外SFの「タイムアウト」は頭一つ抜け出るほどの面白さではあった。

  • ニミッツクラス さん

    03年(平成15年)の税抜2600円の単行本初版。晶文社ミステリの一冊で15編を収録。仁賀版「幻想と怪奇2」で著者の一作品を読んで本書へ。底本は米本国68年の第一短編集で、原題は作品の一つ「タイムアウト」からだが、本書では表題に「ヨットクラブ」を採用。これはMWA最優秀短篇賞を受賞した絡みだろう。尻切れネタの多い作風だが、火星有人宇宙船の「カウントダウン」や核で消滅した英国復興の「タイムアウト」、パワーエリート家族の非日常的な日常「ペルーの…」も面白い。10年に「タイムアウト」で河出からも。★★★★☆☆

  • 本木英朗 さん

    デイヴィッド・イーリイの第一短編集が、この作品である。俺は依然、2003年と2007年に一度ずつ読んでいた。今回が3回目である。人生に倦んだ成功者たちのひそかな罪深き楽しみを描いてМWA賞を獲得、作家的評価を決定づけた「ヨットクラブ」をはじめ、原子力«事故»で消滅したイギリスの復元計画に動員された歴史学者の悩みと、その意外かつ皮肉な展開を取り上げた中編「タイムアウト」など15編を収録。いやいや、よかったなあ。長編よりもよかったかねえ、やはり。さすがイーリイである。次は『大尉のいのしし狩り』かなあ。

  • そうたそ さん

    ★★☆☆☆ 他にない独特の作風で楽しませてくれる作品集。皮肉めいたストーリー、どこか後味悪い結末など、イーリイならではの魅力が感じられる。敢えて結末を明示せずに何かを残したまま終わるようなストーリーが効果的で、ゾクッと怖くなってしまうものもあれば、これは何かオチがほしかったなあ、と思うものもあり。何作かは面白味が分からないまま読み終えてしまったものもあった。

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