音楽作品と写真で紐解く
「光の彫刻家」芸術家デュサパン
クセナキスが認めた現代フランス作曲家パスカル・デュサパン。このアルバムは、鬼才ピアニスト、イアン・ペイスの協力によって誕生した『ピアノのためのエチュード』を、フランスの実力派ピアニスト、ヴァネッサ・ワーグナーによる演奏で収録しています。ピアノのためのエチュードは均整のとれたフォルム、美しく明快で流れるような曲調の作品。
またこのアルバムには、パリ、ニューヨーク、東京、ベルリンなど世界の主要都市の風景をデュサパン自らが撮った写真が収められています。彼の音楽作品と写真の製作過程の共通点を探るためCDフォトブックの形式で発売されます。
フランスの哲学者ミシェル・オンフレ氏が解説を書いており、以下のように述べています。「デュサパンは光の彫刻家である。彼が作曲するとき、時間を彫刻しているようなものだ。世界各地の写真を撮るとき、そのフレームに適合させるように風景を固定させるのである。」(キングインターナショナル)
【収録情報】
・デュサパン:ピアノのためのエチュード(全7曲)
ヴァネッサ・ワーグナー(ピアノ)
録音時期:2012年5月2,3日
録音場所:フランス、アルル、聖マルタン教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【Photo Book】
写真:パスカル・デュサパン
テキスト:ミシェル・オンフレ(欧文のみ)