Intelligence Trap なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか

デビッド・ロビンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532323400
ISBN 10 : 4532323401
フォーマット
発行年月
2020年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
403p;20

内容詳細

潜在能力と本当の賢さは今日から伸ばせる!学校教育では、事実を覚えることしか教わらない。記憶力、語彙力、類推力が勝負だ。だが最新研究によれば、それらは思考力や判断力、問題解決能力、意思決定能力の土台にはならないことがわかった。「賢さ」の基準が、間違っていたのだ!好奇心、内省、心の広さ、知的謙虚さ、成長志向といった後天的に身につけられる「思考法」によって、「本当の賢さ」を伸ばす方法を最新研究からお教えします。

目次 : 第1部 知能の落とし穴―高IQ、教育、専門知識がバカを増幅する(IQ190以上の神童の平凡なる人生―知能の真実/ 天才はなぜエセ科学を信じるのか―「合理性障害」の危険性/ 専門家が判断ミスを犯す根本理由)/ 第2部 賢いあなたが気をつけるべきこと(優れた判断力、知的謙虚さ、心の広さ/ なぜ外国語で考えると合理的判断が下せるか―内省的思考/ 真実と嘘とフェイクニュース)/ 第3部 実りある学習法―「根拠に基づく知恵」が記憶の質を高める(なぜ賢い人は学ぶのが下手なのか―硬直マインドセット/ 努力に勝る天才なし―賢明な思考力を育む方法)/ 第4部 知性ある組織の作り方(天才ばかりのチームは生産性が下がる/ バカは野火のように広がる―組織が陥る「機能的愚鈍」)

【著者紹介】
デビッド・ロブソン : ケンブリッジ大学卒業(数学専攻)。ニュー・サイエンティスト誌の特集担当編集者、BBC Futureのシニア・ジャーナリストを経て、科学ジャーナリストとして独立。ガーディアン紙、アトランティック誌などに寄稿している。人間の脳、身体、行動が専門分野

土方奈美訳 : 翻訳家。1995年慶應義塾大学文学部卒業、日本経済新聞社入社。日本経済新聞、日経ビジネスなどの記者を務めたのち、2008年に独立。2012年モントレー国際大学院にて修士号(翻訳)取得。米国公認会計士、ファイナンシャル・プランナー。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • チャー さん

    歴史に名を残すような偉人は賢いのはもとより能力が高く何でもできるという認識であったが、本書では改めてて「賢い」の定義を再考させられた。能力が高い人が必ずしもすべての面において秀でているわけではなく、それは特定の分野に限られることも多い。IQという指標もその測定方法が解説されており、意味や内容を知ることができる。試験のスコアが低いという判定も、ある種一義的であるという指摘は印象的。組織においても優れた人ばかりを集めてもうまくいかないという点は納得。所謂できる人は内部の60%前後の割合が良いようだ。

  • takehiro さん

    私は自分の頭で考えて意見を持った上で、他者の異なる意見にも耳を傾ける謙虚さを持ち合わせておきたいと思いました。とは思いつつ、そもそも何事においても自分の頭で考えることがあまりできていないようなので、まずは考える練習から・・。

  • スナフキン さん

    賢い人、専門的な知識の深い人ほど、認知のバイアスによって失敗すると説いている。認知のバイアスを防ぐための方法も書かれている。科学的な読み物としても面白い。翻訳がこなれないのが難点。

  • ふくみみ さん

    IQで測れる知能は車でいうとエンジンのようなもので,正しいゴールに辿り着くには自らの知性を過信せず謙虚な判断力が必要である。しかし大きな車が暴走するように,自らの判断を正当化するためにその知性をフル活用してしまう。 人間の思考は真理の探究ではなく他者に自分が正しいと認めさせたいという誘惑に負けやすい。そしてマイサイド・バイアスに負けて自分が欲しい結果の証拠集めばかりしてしまう。 論理の整合性をチェック方法は色々あるが,マイサイド・バイアスに陥っていないか常に謙虚に問い直す姿勢こそが大事だと思われる。

  • デューク さん

    なぜ優秀な人々が愚かな行動をとるのか。筆者の疑問から生じた、知能の落とし穴と、実りある学習法、そして知性ある組織の作り方について。 クレジットカードの限界額まで使ったことのある人は、IQ100で8.3%なのに対し、IQ140では14%にも上る。しかも破産やローン返済につまずくのは、IQの高い人の方が多いという。なぜ優れた知性の持ち主が、優れた判断力を兼ね備えないのか。知性とその活かし方へのヒントが詰まった一冊。賢い人、自分が賢いと思っている人ほど読むべき一冊。いちおし

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