ツェルニー、カール(1791-1857)

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CD

48の前奏曲とフーガ 神谷郁代(2CD)

ツェルニー、カール(1791-1857)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CMCD99073
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

世界初録音! リストに献呈されたツェルニー幻の遺作がよみがえる

ツェルニーが亡くなった年に作曲し、愛弟子リストに献呈した遺作、『48の前奏曲とフーガ』。練習曲として当時出版されるも、今ではほとんど知られていない幻の作品がウィーン楽友協会の協力のもと、遂にそのベールを脱ぎます。
 ツェルニーが遺した『音』による遺言をよみがえらせるのは日本を代表する名手、神谷郁代。従来の『練習曲』とは一線を画する必聴の名品がここに。

「当ディスクをプレーヤーに乗せ、その音を蘇らせた瞬間、この曲集がもはや単なる練習曲などではなく、唯一無二の性格を具えた卓越したピアノ曲であることがすぐに分かるだろう。形式的にはまた基本的にはバッハが手本とされているにもかかわらず、ツェルニーはそうした要素を独自の方法で自分のものとしていたことがよく分かる。」曲目解説より(CAMERATA)

【収録情報】
・ツェルニー:48の前奏曲とフーガ op.856
 1. 前奏曲/2. フーガ ハ長調
 3. 前奏曲/4. フーガ イ短調
 5. 前奏曲/6. フーガ ヘ長調
 7. 前奏曲/8. フーガ ニ短調
 9. 前奏曲/10. フーガ 変ロ長調
 11. 前奏曲/12. フーガ ト短調
 13. 前奏曲/14. フーガ 変ホ長調
 15. 前奏曲/16. フーガ ハ短調
 17. 前奏曲/18. フーガ 変イ長調
 19. 前奏曲/20. フーガ ヘ短調
 21. 前奏曲/22. フーガ 変ニ長調
 23. 前奏曲/24. フーガ 変ロ短調
 25. 前奏曲/26. フーガ 変ト長調
 27. 前奏曲/28. フーガ 変ホ短調
 29. 前奏曲/30. フーガ ロ長調
 31. 前奏曲 嬰ト短調/32. フーガ 変イ短調
 33. 前奏曲/34. フーガ ホ長調
 35. 前奏曲/36. フーガ 嬰ハ短
 37. 前奏曲/38. フーガ イ長調
 39. 前奏曲/40. フーガ 嬰ヘ短調
 41. 前奏曲/42. フーガ ニ長調
 43. 前奏曲/44. フーガ ロ短調
 45. 前奏曲/46. フーガ ト長調
 47. 前奏曲/48. フーガ ホ短調

 神谷郁代(ピアノ)

 録音:2012年11月、ほか/三重

【神谷郁代(ピアノ)】
井口愛子氏に師事。桐朋学園高校卒業の年に毎日音楽コンクール第一位受賞。エッセン音楽院卒業。クラウス・ヘルヴィッヒ、ステファン・アスケナーゼらに師事。
 1972年、エリザベート王妃国際音楽コンクールに入賞。その後、ヨーロッパ各地で音楽祭、リサイタルなど活発な演奏活動を展開。ロンドンデビューの際には、辛口批評で知られる「ロンドンタイムズ」に「豊かな音楽性、冴えたテクニック、強い精神力、そして明晰な頭脳による力強い演奏」と絶賛された。数多くの著名な指揮者と共演し、その中には、ズービン・メータ、小澤征爾、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、ハインツ・レーグナー、マキシム・ショスタコーヴィチらがいる。また、ソロ・リサイタルのほか、クリーヴランド弦楽四重奏団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーらと室内楽で共演し、日本国内外の著名なオーケストラとも共演している。1988年、『モーツァルト:ピアノ協奏曲の夕べ』によって芸術祭賞を受賞。レパートリーは幅広く、ベートーヴェンをはじめとする古典派から、プロコフィエフ、ラヴェル、プーランクなどのほか、現代作品の演奏にも積極的に取り組んでいる。
 教育活動にも積極的に取り組み、長く日本音楽コンクールの審査員を務め、また、2011年まで京都市立芸術大学にて教授として後進の指導にあたった。
 レコーディング活動においては、RCAでモーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、スクリャービンなど20枚以上を録音。また、フォンテックよりベートーヴェンのソナタ集、カメラータより野田暉行、別宮貞雄の協奏曲をリリース。fine N&Fよりベートーヴェンの第4番とグリーグの協奏曲(共演:モスクワ放送交響楽団)、J.S.バッハの作品をリリース。2008年7月には、念願のシューベルトの作品を集めたCD「神谷郁代プレイズ・シューベルト」(fine N&F)をリリース。この録音が「第21回ミュージックペンクラブ音楽賞」受賞。
 2012年、ウィーン楽友協会の協力のもと、世界初録音となる『チェルニー:48の前奏曲とフーガ』をカメラータに録音し、翌2013年にリリース。(CAMERATA)

内容詳細

“すべての古典音楽を完璧に弾きこなす為の”という副題通り、多彩な技法や表現手段が凝縮した、チェルニー最後の作品集であり、彼の作曲家、教育家としてのまさに集大成といえる。神谷の明るく華やかなタッチは旋律の美しさ、和声の微細な変化を捉え、チェルニーの新たな魅力を伝えてくれる。★(進)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   2

ユーザーレビュー

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誠に失礼ながら、当初、このディスクを購入...

投稿日:2022/01/29 (土)

誠に失礼ながら、当初、このディスクを購入したのは、システムのウォームアップと音質チェックの為でした。 ツェルニーというと、やはり練習曲のイメージがあったのと、ハイレゾのワンポイント録音なので、ま、手頃なところかなあ、と。 けれど、実際に聴いてびっくり! 録音は、素直なワンポイントで予想通りでしたが、曲の内容は、え、なに、これ? 面白いじゃん! 一曲一曲、調はもちろんですが、内容そのものも変化に富んでいて、聴いていて全然飽きません。 ウォームアップで数曲聴くつもりが、一枚全曲聴いてしまいました。 この調子なら、ツェルニーの他の曲ももっと出てこないものでしょうか。カメラータさん、よろしくお願いいたします。

johannes さん | 東京都 | 不明

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これは手放しで賞賛されるべきディスクでは...

投稿日:2013/09/02 (月)

これは手放しで賞賛されるべきディスクではなかろうか。このHMVのサイトでもツェルニーに関するコメントは殆ど無いが、練習曲の先入観が影響していることは間違いない。私もそのわずかなコメントを書かれている方とほぼ同じ感想だ。これほど著名な作曲家の晩年の大作が、出版されていたにもかかわらず全く録音が無かったことが驚きであるし、その作品の完成度と芸術性の高さにもまた驚く。CDの帯にあるコメントに些かの誇張もなし。バッハのようでありながら、ロマン派の香りも漂う名品である。演奏も当然初めてということで、その苦労の痕跡も散見されるが、この曲の深い内容を伝えるに充分の出来栄えと思う。関係者の努力に敬意を表して満点以外選択の余地なし。

フルシチョフ さん | 東京都 | 不明

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