カール・ミヒャエル・ツィーラー（Carl Michael Ziehrer, 1843年5月2日 - 1922年11月14日）は、オーストリアのウィーンを中心に活躍した作曲家・指揮者である。

ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートにも、しばしば彼の作品が登場している。

概要

オペレッタの黄金時代「金の時代」を築いた作曲家のひとりで、一時的なウィーン・オペレッタ停滞期を乗り越えて「銀の時代」にわたって活躍を続けた。ワルツ王ヨハン・シュトラウス2世のもっとも強大なライバルのひとりで、オーストリア＝ハンガリー帝国最後の宮廷舞踏会音楽監督を1908年から1918年まで務めた。また、ルーマニア王国の宮廷楽長に迎えられていたこともある。

第一次世界大戦の戦禍によって財産をほとんど失い、さらにオーストリア共和国樹立によって宮廷舞踏会での職も失い、1922年に失意のままに死去した。没後50年目の1972年、オーストリア・シリング記念硬貨が発行されている。

かなりの多作家として知られ、作品番号は560を超えている。代表作として、『ウィーン娘』や『ウィーン市民』などがある。

作品

ワルツ

• 謝肉祭の子供たち（Faschingskinder） op.382
• ウィーン娘（Weaner Madl'n） op.388
• ウィーン市民（Wiener B?rger） op.419
• ドナウ川の物語（Donausagen） op.446
• 夜遊びする人（Nachtschw?rmer） op.466
• 心地よい夜に（In lauschige…

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