チャールズ ディケンズ

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荒涼館 3 ちくま文庫

チャールズ ディケンズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480022998
ISBN 10 : 4480022996
フォーマット
出版社
発行年月
1989年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,438p

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    不穏で猥雑な雰囲気のこの物語、エスタの 語りだけが清洌に感じるのは著者の意図なのだろうか.. 病で美貌を喪ったエスタの心根は清らかで 清々しい。「荒涼館」は当時のイギリス社会の 時代の風景なのだろうか..実の母との再会 そして ..その物語をどう纏め上げていくのか..最終巻に 期待を持たせる展開となった。

  • 扉のこちら側 さん

    初読。2015年1131冊め。【74-3/G1000】後半に入り怒涛の展開に。不遇な子ども時代を過ごしたエスタは裕福な家庭の後ろ盾を得、伝染病で美しさを失ってもしかしその心の美しさを失わない。対して他の登場人物たちはどうだろう。大半がろくでなしと言ってしまいたくなる。【第6回G1000チャレンジ】

  • キムチ27 さん

    目眩く動きが連続―ジョー、怪しげな夫人、看るエスタ、そして罹患。ガッピ―が見た館の壁にかかる肖像画に面影が有るエスタだけに美しい・・と思う。外見の変貌に捉われず、存在に感謝するジャーンディス氏の温かな心。エスタの気持ちの凪に涙が滲む。暗躍の化身、タルキングホーン・・一方でガッピ―も結構打算を弾いている様。この巻でデッドロック夫人の過去に大きなカギがあることが見えて来た・・エスタとの話し合い。「これが最初で最後」というが‥そうはいくまいと睨んだけど。この巻のリチャードも軽薄さが目に余り、彼がジャーンダイス氏

  • ケイ さん

    語り手のエスタ、不幸な子供時代を過ごしても美しい心を失わず、上流の家で庇護された後も同世代の恵まれた人を羨むことなく、損な役回りを自ら引き受ける。伝染病により美しさを損なっでも悲嘆せず、むしろその結果により周りの人の本質を見極めていくのだ。彼女の本当の母親も窮地に立たされるが、エスタに優しさを与えられた者達が横に繋がってきているため、希望に向かえるのではないか。孤児ジョーの死は痛ましく、幼い貧しい者への作者の愛が伺える。貧しいが愛のあるバグネット一家は俗物達と対照的で、登場人物の役割がはっきりしてきた。

  • NAO さん

    財産がらみの訴訟で人格まで破壊されてしまった哀れなリチャード。ジャーンディス一族の訴訟問題はかくも悲惨だが、搾り取れるだけ搾り取ってやろうと付け入ってくる弁護士たちの浅ましさは、まるでハイエナのようだ。この作品の中では、何人もの人が足元をすくわれ破滅への道を転がり落ちていき、命を失くしている。そんな中デッドロック夫人の秘密がついに暴かれ、さらにまた悲劇が拡大していきそうな不穏な雰囲気。だが、そうやっていくつもの悲劇や死を描きながらも、貧しい者たちへ向けるディケンズの目は優しい。

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