チャールズ・ファーガソン

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強欲の帝国 ウォール街に乗っ取られたアメリカ

チャールズ・ファーガソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152094506
ISBN 10 : 4152094508
フォーマット
出版社
発行年月
2014年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
462p;20

内容詳細

ドキュメンタリー映画『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』でアカデミー賞を受賞した監督が放つ告発の書。金融危機を招いたウォール街の犯罪行為とアメリカの劣化ぶりを容赦なき取材で暴き切る。真山仁氏、水野和夫氏推薦。


作家・真山仁氏(『ハゲタカ』シリーズ) 絶賛!
「刮目せよ! これは日本の未来像だ!!」


経済学者・水野和夫氏(『資本主義の終焉と歴史の危機』) 驚嘆!
「アメリカがここまで傷んでいるとは。この惨状を日本の米国礼賛者はどう説明するのか」


映画『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』でアカデミー賞Ⓡ(長編ドキュメンタリー映画部門)を受賞した監督が筆鋒鋭く追及する金融危機の「戦犯たち」。果てなき強欲が招いたアメリカの劣化とは?


「リーマンショックの真実に迫った映画『インサイド・ジョブ』が戯れ言にすら思えるほどの強烈かつ過激なアメリカ批判。
アメリカを愛してやまないからこそ、母国の欺瞞と傲慢が許せない著者が、命がけで再生を願う熱意に鳥肌が立った。
そして、何より、ここに描かれているのは、日本の未来像に他ならない。アメリカ帝国の奥底に棲み着いた魔物の存在をしっかりと見据え、破滅から逃れるために何をすべきなのか。私も真剣に考え始めている」
――真山仁(作家)


「本書は問う。金融危機を招いた人間たちはなぜ責任をとろうとしないのか、同じことが二度と起こらないと言えるのか、と」
――アリアナ・ハフィントン(「ハフィントン・ポスト・メディア・グループ」創業者・編集長)


「略奪行為の数々とデモクラシーの堕落に対する激烈なる告発」
――ヌリエル・ルービニ(ニューヨーク大学スターン経営大学院教授)


著者について
チャールズ・ファーガソン Charles Ferguson
アメリカのドキュメンタリー映画監督、作家。1955年サンフランシスコ生まれ。カリフォルニア大学(UC)バークレー校で数学を専攻し、マサチューセッツ工科大学(MIT)で政治学の博士号取得。ホワイトハウス、米国通商代表部などの公的機関、およびアップルやIBMなどの技術政策顧問を務めた後、1994年にインターネット・ソフトウェア会社を設立。ウェブサイト構築ツール「フロントページ」で大成功を収め、この会社は96年にマイクロソフトに売却された。ブルッキングス研究所の上級研究員、UCバークレー校やMITの客員研究員を経て、2005年にドキュメンタリー映画の製作を始める。イラク戦争後の占領政策の失敗を描くNo End in Sight(2007年。日本未公開)でアカデミー賞にノミネートされ、2作目となる『インサイト・ジョブ 世界不況の知られざる真実』(2010年)でアカデミー賞(長編ドキュメンタリー映画部門)を受賞。この映画からさらに取材を深めて執筆したのが本書である。ほかに4冊の著書があり、邦訳書に『コンピューター・ウォーズ、21世紀の覇者』(共著)がある。外交問題評議会の終身会員。


訳者について
藤井清美(ふじい・きよみ)
翻訳家。京都大学文学部卒業。訳書にマクゴニガル『幸せな未来は「ゲーム」が創る』(共訳、早川書房)、リカーズ『通貨戦争』、ソロス『ソロスの警告』、シャクソン『タックスヘイブンの闇』、ウェッセル『バーナンキは正しかったか?』ほか多数。




【著者紹介】
チャールズ・ファーガソン : アメリカのドキュメンタリー映画監督、作家。1955年サンフランシスコ生まれ。カリフォルニア大学(UC)バークレー校で数学を専攻し、マサチューセッツ工科大学(MIT)で政治学の博士号取得。ホワイトハウス、米国通商代表部などの公的機関、およびアップルやIBMなどの技術政策顧問を務めた後、1994年にインターネット・ソフトウェア会社を設立。ウェブサイト構築ツール「フロントページ」で大成功を収め、この会社は96年にマイクロソフトに売却された。『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』(2010年)でアカデミー賞(長編ドキュメンタリー映画部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • Miyoshi Hirotaka さん

    あらゆるものには寿命がある。アメリカというシステムもその例外ではない。不動産屋、住宅ローン会社、銀行、格付会社、保険会社が騙して奪って儲ける仕組みを作り、バブルを起こして崩壊させた。産業に資金を供給すべき金融業界が産官学だけでなく政治にも癒着しているから政権が変わっても訴追も改革もできない。それがアメリカだけでなく、資本主義まで衰退させている。数世代後には逆転不可能な階級社会になり、アメリカン・ドリームは記憶遺産になる。それを回避するためには、個人や組織の自由に制限を加える公共善がもっと議論されるべきだ。

  • Humbaba さん

    強者がその力を振るって更に勝者へと続く道を進んでいく。ルールはたしかに守っての行動だが、そもそもそのルールを策定したのは誰なのか。極小数のスーパーエリートにとっては最高の国で、少数のエリートにも住み良い国。しかし、それ以外の人間にとってはただの地獄へと様変わりしてしまいつつある。

  • Lila Eule さん

    不動産屋、住宅ローン会社、銀行、格付会社、保険会社が、借金して家を買えば住宅値上がり益で儲けられると市民を騙し、バブル破綻するまでに奪い合い、自分だけ破綻を売り抜けようと、犯した悪事の数々。育てて儲けず、騙して奪って儲ける寡占金融勢力の本性が糾弾され、悪辣さにうんざり。買収された政党、閣僚、学者、有名大学の結社ぶりにはお先が真っ暗。オバマは金融勢力の悪人をひとりも訴追せず、制度もチェンジしないで支援者をだまし、重要な点で国を裏切ったが、米国で得られる悪の中では一番ましと。米国の衰退は止まらないと。

  • カワウソさん さん

    サブプライムローンによる大恐慌は100年に1度の不運な事故だったのだろうか?映画『インサイドジョブ』では金融関係者、政治家、学者へのインタビューからアメリカ金融経済の実態が垣間見えた。レーガンからクリントンへと続く規制緩和の時代、ブッシュ政権下における減税政策は金融経済による実態経済からの搾取を助長した。ゴールドマン・サックスのバンカーは「クソみたいな証券」と知りながら、それを顧客に伝えず売り出す様子はまさしく詐欺行為だ。それでもその環境を作り出した張本人たちは罪に問われないのだ。

  • 人生ゴルディアス さん

    著者の映画は未試聴。米国の政治が金に支配されている印象はあったけれど(下院議員の半数以上の資産が100万ドル以上)、ここまでがっちりできているとは。とはいえ、前回の金融危機についての考えは偏ってないかな。あの金融危機を本当の意味で予測できた人などいないと思うし(サブプラの市場規模は金額だけならば世界経済に占める割合は微々たるものだった)、たとえその可能性を提言されていても、責任者の立場としては軽々しく動けるような内容とは思えない。概して、著者の怒りありきで構成された箇所が多々あるのでは、という印象。

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