チャールズ・ダーウィン

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新訳 ビーグル号航海記 下

チャールズ・ダーウィン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582541397
ISBN 10 : 4582541399
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
追加情報
:
526p;20

内容詳細

アンデス山中とチリの大地震を経て、いよいよガラパゴス諸島へ。若き日のダーウィンの体験が、生き生きとよみがえる新訳完結!

目次 : 第12章 中央チリ/ 第13章 チロエおよびチョノス群島/ 第14章 チロエ島とコンセプシオン、大地震/ 第15章 コルディエラの峠道/ 第16章 北部チリとペルー/ 第17章 ガラパゴス諸島/ 第18章 タヒチとニュージーランド/ 第19章 オーストラリア/ 第20章 キーリング島―サンゴ礁の形成/ 第21章 モーリシャス島からイングランドへ

【著者紹介】
チャールズ・R.ダーウィン : 1809‐82。イギリスの博物学者。自然淘汰による進化論を提唱。著名な思想家E.ダーウィンを祖父とし、母方は陶器製造で有名なウェッジウッド家。幼少年期より博物学に興味をもつ。エジンバラ大学医学部を中途退学し、ケンブリッジ大学神学部に学ぶ。卒業後、22歳で海軍の測量観測船ビーグル号に無給の博物学者として乗船(1831‐36)、南半球各地の地質、動植物を観察して自然淘汰が進化の要因であることを確信する

荒俣宏 : 1947年東京生まれ。博物学研究家、作家、翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業後、日魯漁業(現マルハニチロHD)コンピュータ室勤務を経て、翻訳家・作家として活躍。幻想文学、図像学、博物学、産業考古学、妖怪学など幅広い分野で著作活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    チロエ島の住民は、4分の3はインディオの血を引く。つましく、おだやかで、勤勉な人びと(53頁)。島の人たちの島民性は山国の人間も学ぶ必要を感じる。食べものにこと欠かないが、貧しい。仕事はまるでない(54頁)。これは問題。進化論の著者が、未開文明や大航海時代のような記録を残していたのは驚きである。世の動きから外れる、ガラパゴス化の元となる諸島の話(第17章)。火山が島になったようだ。タヒチの道徳観は、信仰心の高さと同様、高水準(305頁)。不正直、飲酒癖、淫蕩はキリスト教移入で激減したという。人間らしさを。

  • roughfractus02 さん

    チリ地震体験による津波と地面隆起の記述は、イギリスに運ばれて精錬される銅の鉱山やマイブ流域の果樹園の労働の描写と連続する。同様に、有名なガラパゴス諸島でのフィンチの観察による変異と淘汰の洞察は、タヒチやニュージーランドの住民への植民地主義者の眼差しと連続する。この連続的な観察と記述は、著者の観察を自らの習慣を投影する解釈から自らを超える自然の運動にシフトさせる。インド洋キーリング島の観察では、地震の地面隆起の記憶と相まって、環礁になる条件を水面近くに生きる珊瑚が沈下によって成長して環状に残ったと仮説する。

  • 下良 さん

    1835年、種の起源のヒントとなったガラパゴス群島の記録。ジェームス島、チャールズ島、アルベマール島など10島程からなる。ダーウィンの注意を引いたのは、島により異なるかめの甲の形。首の上が広がっていて上に首を伸ばせるもの(背の高いサボテンを食すため)、丸くなっていて伸ばせないもの(草地を食)がいる。トカゲや鳥類など(渡り鳥を除く)人への警戒心がない。しかし、フェド島のように土着民がいる島の鳥は、狩猟を受けているので警戒心が高いなど生態が異なる。生き延びるための経験が進化を生んでいる。

  • Rootport Blindwatchmaker さん

    航海中の日記とメモをもとに書かれた本書。面白いのは、著者の成長を垣間見られる点だ。大学卒業直後のダーウィンは、今でいう「モラトリアム大学生」や「真面目系クズ」だった。ところが、5年間の航海が彼を変えた。たとえば上巻の、とくに序盤の内容は、はてなブロガーさながらの表面的なエッセイに過ぎない。一方、下巻では自然に関する記述がより科学的なものになり、植民地に関する社会学的な考察は一段階深い≠烽フになっている。著者の人間的な成長が行間から滲み出しているのだ。久しぶりに読み終わるのが惜しいと感じられる一冊だった。

  • vivol さん

    人間を含めた自然との出会いが旅の収穫だったそうです。これはもう当たり前ですけど、本で読むのと体験するのとでは全然違うでしょうね。

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