チャイコフスキー(1840-1893)

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SACD 輸入盤

交響曲第5番、『ロメオとジュリエット』 ティルソン・トーマス&サンスランシスコ交響楽団

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SFS0062
組み枚数
:
1
レーベル
:
Sfs
:
International
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


ティルソン・トーマス&サンスランシスコ交響楽団
チャイコフスキーの交響曲第5番&『ロメジュリ』!


2015年に音楽監督就任20周年を迎えたティルソン・トーマスとサンフランシスコ交響楽団の関係は当初から非常に良好でしたが、現在ではその意思の疎通具合は、微細レベルでの正確さも含めて驚くべきレベルに到達しています。
 そうしたことはこれまでのマーラーやストラヴィンスキー、そしてチャイコフスキーの第4番といったレパートリーを魅力的な聴きものとしていましたが、今回登場するのはチャイコフスキーの交響曲第5番とロメジュリということで、期待度の高さもにも凄いものがあります。

【トップクラスの実力派オケ】
今やアメリカでもトップ・クラスの優秀な機能を誇るオーケストラとして知られるうになったサンフランシスコ交響楽団は、ブロムシュテットの音楽監督着任[1985-1995]によってメキメキと腕を上げ始め、それを引き継いだティルソン・トーマスがさらに精緻でしなやかな表現力を磨き上げたという背景を持っています。
 ブロムシュテット時代の代表作としてはシベリウスニールセンの交響曲全集ペール・ギュントなどがあり、どれもセッション録音で入念に仕上げられたブロムシュテットらしい誠実な名演としてよく知られています。
 一方、ティルソン・トーマス時代に入ってからのセッション録音としては、ストラヴィンスキープロコフィエフガーシュウィンコープランドなどがあり、どれも高度なアンサンブルを生かしながら細部まで表現力豊かに聴かせるというこのコンビならではの卓越した演奏として高く評価されていたものです。

【実演での姿を忠実にライヴ録音】
一連のRCAのCDで聴ける彼らの実力が、必ずしも条件に恵まれたセッション録音だからというわけではないことを鮮やかに証明して見せたのが、2002年にリリースされたマーラーの交響曲第6番のディスクだったのは記憶に新しいところです。
 その後も彼らはライヴ録音を継続し、実演ならではのメリットを最大限に生かしつつ音質面でも十分に満足できるクオリティのディスクを数多く発表してきました。そうした彼らの実績の集大成ともいえるのがベストセラーともなった一連のマーラーの交響曲録音ということになります。

【SACDによるコンサートの再現】
シリーズの特徴でもある、マイク配置など優れた録音テクニックによる演奏会場の雰囲気そのままのサウンド・キャラクターは、セカンドを右に置いたヴァイオリン両翼型の立体感あふれる楽器配置にも効果的ですし、大編成大迫力の音響にも十分に応えています。
 しかもこのSACDは、通常のCD音声に、SACDステレオ音声、SACDサラウンド音声の3つの音声を収録した手間とコストのかかったハイブリッド・タイプです。なので、彼らのつくりあげる音楽の魅力を、イヤフォンでの高解像度鑑賞から、サラウンド・システムでの雰囲気重視鑑賞まで幅広い鑑賞スタイルで楽しむことができるのがポイントともなっています。(HMV)

【収録情報】
チャイコフスキー:
● 交響曲第5番ホ短調 Op.64
● 幻想序曲『ロメオとジュリエット』


 サンフランシスコ交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

 録音時期:2014年9月3-6日(交響曲)、18-21日(ロメオとジュリエット)
 録音場所:サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

  • 01. Tchaikovsky: Symphony No. 5, Op. 64: I. Andante - Allegro Con Anima [16:09]
  • 02. II. Andante Cantabile, Con Alcuna Licenza [14:40]
  • 03. III. Valse: Allegro Moderato [06:20]
  • 04. IV. Finale: Andante Maestoso - Allegro Vivace - Moderato Assai E Molto Maestoso - Presto - Molto Meno Mosso [13:24]
  • 05. Romeo and Juliet, Fantasy-Overture [20:25]

ユーザーレビュー

総合評価

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交響曲は端正な解釈でさらりと流した印象。...

投稿日:2023/03/24 (金)

交響曲は端正な解釈でさらりと流した印象。ロシア的な泥臭さがないので物足りないと思う人がいるかもしれない。幻想序曲《ロメオとジュリエット》は曲自体の華やかさもあって好印象。スペクタクルな音楽になっているが、常に抑制が効いていて押しつけがましさがない品の良さはこの指揮者らしい。客席からの気になる雑音がないのでライブ録音とは思えないほど録音状態は良いが、SACDのメリットはあまり感じない。

ROYCE さん | 神奈川県 | 不明

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クラシックの名曲の場合、最初に聴いた演奏...

投稿日:2015/05/30 (土)

クラシックの名曲の場合、最初に聴いた演奏によって文字通り「刻印を押されて」しまうことは良くおこりがちだが、私の場合、チャイコの5番はまさにそういうケース。私がこの曲を大好きになったのは、1960年に録音されたバーンスタインとニューヨーク・フィルのCBS録音によってなのだ。このLPはたちまちすり切れてしまったのでLP時代に二度も買い直し、今は通算4代目のCDがわが家にある。バーンスタインは例によって最初から最後までやりたい放題やっているが、彼の読みが逆に楽譜通りである箇所も少なくない。この曲には変な演奏伝統があって、たとえば第1楽章第1主題の提示部「アレグロ・コン・アニマ」はたいていの指揮者がテンポを遅くとり過ぎる。バーンスタインの方が正しいのだ。第2楽章中間部「モデラート・コン・アニマ」もまさにそうで、バーンスタインのテンポが正解だと思う。もちろんDGへの再録音も大好きだが、私の場合、とにかくこの曲は彼以外の指揮者ではどうしても満足できないのだ。 さて、そういうわけでティルソン・トーマスの今回の録音。基本的には21世紀のリファレンスとしての地位を既に確立している、あの輝かしいマーラー全集と同じスタンスのアプローチだと思う。スコアを徹底的に掘り起こして、これまでちゃんと聴こえなかった音楽の姿を明らかにしようというやり方で、第1楽章第1主題の弦の主旋律に、入れ代わり立ち代わり木管がからんでくる所など、ああこういう音楽だったのかと手に取るように分かる。全く楽譜通り、かつ楽譜に書いてないことはほとんどやらない演奏で、終楽章コーダの追い込み部におけるヴァイオリンの細かい動きに至るまで、音楽の姿が克明に聞き取れる。その点では驚くべき高水準の演奏なのではあるが、指揮者自身がやや枯れたのか、マーラーの時ほどの集中力と曲に対するのめり込みは今回あまり感じられなかった。私をバーンスタインの呪縛から解き放ってはくれなかったのだ。フィルアップの『ロメ・ジュリ』はやや精度の落ちる普通の演奏で、最後には盛大な拍手が入っている。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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