チャイコフスキー(1840-1893)

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SACD 輸入盤

チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』、ドヴォルザーク:『ルサルカ』幻想曲 マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ交響楽団

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FR720SACD
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団
「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第5弾
パワフルかつ刺激的な『悲愴』


快進撃を続けるマンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団。優秀録音のリファレンス・レコーディングスから注目のアルバムを発表する「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第5弾は、チャイコフスキーの『悲愴』とドヴォルザークの『ルサルカ』幻想曲。2015年4月に本拠ピッツバーグのハインツ・ホールでおこなわれたコンサートのライヴ録音からのSACD化で、このたびもレコーディングも老舗サウンド・ミラーのチームが担当しています。
 ホーネックの研ぎ澄まされた感性から生み出される圧倒的熱量の『悲愴』は必聴。第1楽章では、緩急激しくゆれるテンポ、畳み掛けるように荒々しく聴かせたと思えば、次の瞬間美しく歌いだす極めてスリリングな仕上がり。第2楽章は音量やアクセントのダイナミクスを極端につけ個性的なワルツを聴かせます。続く第3楽章も瑞々しさと、疾走感がはじける充実した響き、そして終楽章は猛烈な勢いで走り抜ける快速の演奏を聴かせます。
 そしてカップリングは『ルサルカ』幻想曲。本シリーズでは、チェコの作曲家トマーシュ・イレとホーネックが共同で編曲した作品を収録しています。これまでにヤナーチェクの『イェヌーファ』組曲、R.シュトラウスの『エレクトラ』幻想曲と取り上げ、同名のオペラからの音楽素材を取り出し、独創的な音楽を作り上げています。ピッツバーグ響の個々のメンバーの高い表現能力が光り、色彩豊かで幻想的な世界が展開され、原曲の新たな魅力を発見することができます。(輸入元情報)

【収録情報】
● チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』 (I. 18:49/ II. 8:00/ III. 8:59/ IV. 10:53)
● ドヴォルザーク/ホーネック&イレ編:『ルサルカ』幻想曲 (20:11)

 ピッツバーグ交響楽団
 マンフレート・ホーネック(指揮)

 録音時期:2015年4月17-19日
 録音場所:ピッツバーグ、ハインツ・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND

 プロデューサー&編集:ディルク・ソボトカ
 バランス・エンジニア&マスタリング:マーク・ドナヒュー
 レコーディング・エンジニア:ジョン・ニュートン

収録曲   

  • 01. I. Adagio - Allegro Non Troppo
  • 02. II. Allegro Con Grazia
  • 03. III. Allegro Molto Vivace
  • 04. IV. Finale: Adagio Lamentoso - Andante
  • 05. Rusalka Fantasy

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ホーネックのチャイコフスキー演奏のスタン...

投稿日:2016/06/13 (月)

ホーネックのチャイコフスキー演奏のスタンスはEXTONから2006年のライヴが出ている第5番と基本的に同じ。感傷過多、ズブズブの低回趣味に陥るのを避けようとして造型はかなり堅固。その中で細かいアゴーギグの駆使や普通は聴こえない裏の響きの強調で独自性を出そうという行き方だ。ただし、チャイコフスキー交響曲の中で最も構築的な5番と楽章の配置自体が独創的な6番では同じやり方は採れないし、オケとの信頼関係も9年前とは全く違うだろう。というわけで、今回の6番だが、基本テンポは全楽章とも標準的(終楽章、私は少しも快速とは思わない)。しかし、例によって指揮者自身が執筆したライナーノートでほぼネタバラシされてしまっているが、細部には色々と工夫がある。第1楽章ではバスクラリネットのpppppp(やはりファゴットでは演奏できない理由を指揮者が明快に述べている)に続く展開部が出色。当然ながらテンポは激烈で、荒っぽく演奏されがちな部分だが、対位声部にも目配りした目のつんだ響きは見事。再現部に入ってからの大クライマックスは、バーンスタイン最後の録音ほどではないが、かなり粘る。中間2楽章はやや失望。第2楽章中間部のティンパニはもっと強くていいだろう(指揮者は強調したと書いているのだが) 。第3楽章では楽譜にない強弱の変化をつけるが、これも既におなじみの手口だし、最後のアッチェレランドも全く想定通り。このコンビには珍しく今回は5つ星は無理かと思い始めたが、終楽章は再び良い。冒頭、両ヴァイオリンの旋律のため息のような弾かせ方(フルトヴェングラーのブラームス第4番冒頭と同じ)から始まって、様々な工夫が生きている。終盤、ホルンのゲシュトップト奏法の音色へのこだわりも面白い。 『ルサルカ』幻想曲はなかなか凝った編曲。元のオペラでの登場順通りではないので、お目当ての「月に寄せる歌」の旋律は「満を持して」出てくるが、私は大いに楽しんだ。ちなみに今回の録音、ややマイクが近すぎたのか、歪んではいないが潤いに欠ける硬い響きがするのは残念。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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