タンクレード・ヴォワチュリエ

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貧困の発明 経済学者の哀れな生活

タンクレード・ヴォワチュリエ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152096708
ISBN 10 : 4152096705
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
488p;19

内容詳細

国連事務総長の特別顧問をつとめる経済学者のロドニーは、結婚式を前に浮かれきっていた。途上国の開発援助に打ちこんでいた彼を恋の虜にしたのは、ベトナム人の若い女性ヴィッキー。誰もが見惚れる彼女を理想の妻に仕立て上げる一方、事務総長の要望どおり儲かる貧困撲滅事業を計画するロドニーは、人生の頂点に立とうとしていた。だが、この結婚が彼の足元を崩していく。野望、金、女性への欲望に飲みこまれていくエリートを黒い笑いで描き尽くす、トマ・ピケティ絶賛の長篇小説。

【著者紹介】
タンクレード・ヴォワチュリエ : 1968年、フランス海外領土ニューカレドニアのヌメア生まれ。経済学者・小説家。2005年よりパリのIDDRI(持続可能開発および国際協力研究所)においてグローバル・ガバナンス・プログラムを指揮。パリ政治学院の講師として教壇にも立っている

山本知子 : 早稲田大学政治経済学部卒、東京大学新聞研究所研究課程修了、フランス語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • バーベナ さん

    どれだけ美しいんだヴィッキー。そして、統計でいくらでもつくりだされる、または撲滅される貧困者。訳者あとがきによれば、主人公たちはピンポイントで実在の人物が浮かぶそうです。皮肉が強すぎるわ。

  • きうりっち さん

    あちこちユーモラスな箇所はあるのだが、全体にとりとめない印象で,何を読んだか分からなくなる。貧困を食い物にしている先進諸国という、わりと大多数の人が理解している構図を改めて見せつけられたということしかメリットなしの作品と感じる。なにに寄らず善意に基づいているような組織は時間が経つうちに腐敗していき、結局そこで働いているひとたちを潤すための組織に堕落していくというイメージが強まっただけみたいだ。読んでるうちにだんだんうっとうしくなってしまった。結局ヴィッキーはまた貧しい生活にもどってしまったのか?

  • dani さん

    ドン・リーって、パン・ギムンがモデル?それはともかく、我ながら良く最後まで読んだと思う小説。ピケティは絶賛したのかもしれないが、自分には合わなかった。

  • 511 さん

    偏見がかっている自覚はあるが、「全てのフランス文学は悲劇的であり、自堕落的であり、自虐的であり、ダメ男の物語」でなければならない、なんてルールでもあるのだろうか? 読み終えたはいいが、あまり楽しめなかったし、印象に残ったものもない。ただのダメ男のダメダメな性生活、以上、という感じ。ウェルベックと違ってユーモアもないし、なによりダメっぷりが中途半端。ウェルベックの男たちは開き直ってるか、自分の気持ち悪さに無自覚という「突き抜けた気持ち悪さ」を眺める珍獣的な楽しみがあるが、本作にはそれがなかった。

  • Jau さん

    (貧困を作り出すってなに?!と種明かしされそうな箇所だけ読んだ。曰く、) 国債を買わせるために都合いい貧困数を、話し合い、導き出そうとする。 やってそう〜…。 ま、「貧困」がないっていえるわけじゃないみたいだから、 それ以上はいいやと思った。

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タンクレード・ヴォワチュリエ

1968年、フランス海外領土ニューカレドニアのヌメア生まれ。経済学者・小説家。2005年よりパリのIDDRI(持続可能開発および国際協力研究所)においてグローバル・ガバナンス・プログラムを指揮。パリ政治学院の講師として教壇にも立っている

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