エミル・タバコフ:交響曲全集 第2集
指揮者としても活躍するブルガリア出身のエミル(エミール)・タバコフ。彼が愛する後期ロマン派の作曲家、マーラーやリヒャルト・シュトラウスの足跡を辿るかのように、タバコフも大規模な作品を次々と発表、現在では9曲の交響曲を発表するまでになりました。彼の作品は、マーラーのように強力で叙事詩的であり、人間の暗い側面にもつぶさに光を当てています。それは1980年代に書かれた第1番の交響曲から顕著で、冒頭から迫力に満ちた音楽が展開され、息つく暇もありません。
2007年のヴィオラ協奏曲も迫力ある音で構成されており、暴力的なエネルギーが炸裂するかと思えば、荒涼とした世界が広がる、まるでショスタコーヴィチの作品のような様相を見せています。どちらもタバコフ自身の指揮による演奏です。(輸入元情報)
【収録情報】
タバコフ:
1. 交響曲第1番 (1981-1982)
2. ヴィオラ協奏曲 (2007)
アレクサンドル・ゼムツォフ(ヴィオラ:2)
ブルガリア国立放送交響楽団
エミル・タバコフ(指揮)
録音時期:2009年9月22,24,26,28日(1)、2014年3月12-14日(2)
録音場所:ソフィア、ブルガリア国営放送
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)