The Time Tunnel 1966–1967

TV受像器の普及率が80%を超えた1967年。アメリカの連続SFドラマに全国の視聴者の目は釘付けになった。製作総指揮「原子力潜水艦シービュー号」「宇宙家族ロビンソン」のアーウィン・アレン。特撮は後にアレンと映画「タワーリング・インフェルノ」などで組むL・B・アボット。地下の秘密施設は「スター・ウォーズ」のダークスター内部を先取りしているかのような見事さである。

＜ストーリー＞

1968年、極秘の時間航行プロジェクト「チックタック計画」は、転送装置であるタイム・トンネルの完成目処が立たず計画打ち切りが検討されていた。計画の存続を願って自ら装置で時間航行を証明しようと時の流れの中へ旅立った若き科学者トニー・ニューマン。彼が降り立ったのは、あの「タイタニック号」の船上であった。同僚の科学者ダグ・フィリップスも後を追うところから二人を主人公とする果てし無い時間旅行のドラマがはじまる・・・。

ハレー彗星の地球接近、トロイの木馬、マルコ・ポーロの冒険など歴史上の有名な事件が毎回登場し、危機に陥りながら活躍する主人公の姿が史実やその裏話的エピソードを交えて描かれていく。

＜スタッフ＞

製作：アーウィン・アレン（「タワーリング・インフェルノ」「ポセイドン・アドベンチャー」）

監督：ネイザン・ジュラン（「シンドバッド七回目の航海」）、ソビー・マーティン他

脚本：アーウィン・アレン、ボブ・ダンカン他

音楽：ハーマン・スタイン（「宇宙家族ロビンソン）、リン・マーレイ（「泥棒成金」）他 

撮影：ウィントン・Ｃ・ホック（「捜索者」「ミスター・ロバーツ」）

特殊効果：Ｌ・Ｂ・アボット（「タワーリング・インフェルノ」「トラ・トラ・トラ！」）

＜キャスト＞

トニー・ニューマン：ジェームス・ダーレン（声:宗近晴見） 

ダグ・フィリップス：ロバート・コルバート（声:小笠原良知） 

アン・マグレガー：リー・メリウェザー（声:友部光子） 

ヘイウッド・カーク所長：ホイット・ビッセル（声:小山源喜） 

レイモンド・スウェイン：ジョン・ザレンバ（声:久米明）