セシル・スコット・フォレスター

人物・団体ページへ

ナポレオンの密書 海の男/ホーンブロワー・シリーズ 別巻 ハヤカワ文庫NV

セシル・スコット・フォレスター

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150411398
ISBN 10 : 4150411395
フォーマット
出版社
発行年月
2007年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,444p

内容詳細

勅任艦長への昇進の内示を受けたホーンブロワーは、ホットスパー号を後にした。給水船に乗った彼は、正式な任命を受けるため英国へ向かう。だがその途上、フランス艦に遭遇。その戦闘で、彼はナポレオンとの戦いの行方を左右する重要なものを手に入れるが…未完の長篇として有名な表題作を初め、不滅の海洋冒険シリーズが生まれた秘話を綴る「ホーンブロワーの誕生」と短篇二篇ほか用語解説などを収録。ファン必読の書。

【著者紹介】
セシル・スコット・フォレスター : 1899年、カイロで生まれる。大学では医学を志すが中退し、文筆活動に入る。1926年、出世作『終りなき負債』で世に知られるようになり、37年発表の『パナマの死闘』で“海の男/ホーンブロワー・シリーズ”開幕。第二次大戦中は英国情報省に入り海軍に従軍した。66年、移住先のカリフォルニアで死去、享年66(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Aminadab さん

    未完の『密書』は実は今回が初読み。『ホットスパー』結末(1805年)にすぐ続く艦長の任を解かれる場面から始まり、冒頭百ページの意表をつく展開は絶品、少しも衰えていない。そこからはガリシアのフェロル港に逃げこんだビルヌーブ艦隊を偽造命令書でトラファルガルにおびき出す話だったらしいが中途半端に終わるのは残念。後半の『誕生』は合本になる前別の文庫のときから何度も読み返した興味津々の回顧録。『パナマ』を書く前には米西海岸からパナマ運河を通る貨客船に乗り、中央アメリカを取材しているのは立派。1930年代半ばなのに!

  • 鐵太郎 さん

    絶筆となった「ナポレオンの密書 Hornblower and the Crisis」、短編「マックール未亡人の秘密 Hornblower and the Widow McCool」と「最後の遭遇戦 The Last Encounter」、そして「ホーンブロワーの誕生 Some Personal Notes (Hornblower Companionより)」です。それとむろん、高橋泰邦氏の解説とありがたいあとがき。 ┐(´ー`)┌ 何度目の読み直しなのか、もう思い出せません。また出会えてよかった。

  • コウ さん

    未完の「ナポレオンの密書」では、懐かしのブッシュとまた出会えて嬉しくなる。 「最後の遭遇戦」では、晩年のホーンブロワーとバーバラ、さらにはブラウンの様子が伺えて楽しい。 「ホーンブロワーの誕生」では、作者がどのように小説を書くのか、また、シリーズ各巻がどのような経緯で書かれたのかが明かされる。作者が実に意外なところから着想を膨らませたことが分かり驚く。 ホーンブロワーシリーズ、若い時に読んでからの再読だったが、今読むと当時とはまた違った面白さを感じ、当時はしっくり来なかった部分も今では楽しめる。

  • Hotspur さん

    旧版『ホーンブロワーの誕生』に未完の「ナポレオンの密書」が加わった新版別巻。何と言っても中心は、作者が本シリーズ創作を振り返った「ホーンブロワーの誕生」。「本書は本を書くことについての本であり、その根本となる事実を集めたものである」。このシリーズ執筆の背後にあるフォレスターの抱えた様々な事情を自身が率直に語っている。『バルト海』の前に動脈がつまって手足が不自由になったとか、重い冠状動脈血栓になったのがきっかけで、ホーンブロワーのキャリアを遡った『海軍士官候補生』『スペイン要塞』を執筆したとか。楽しめる。

  • shiro さん

    なんとか年内にシリーズ読了。未完の長編と短編二本、それからホーンブロワーの誕生秘話。ナポレオンの密書は作者が存命して書ききっていたらあのトラファルガル戦の行方を左右した歴史とフィクションが入り混じる大作になっただろうなあと思われるだけに残念。最後の遭遇戦もこれは長編ならホーンブロワーの死まで書いたのだろうか。色々と想像が膨らむ外伝だった。ひとりの海の男の青年から老年期までの生き方をじっくりと垣間見られたとても面白いシリーズだった。忘れた頃に読み返したい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

セシル・スコット・フォレスター

1899年カイロの生まれ。1966年没。海洋冒険小説の名手として名高いイギリスの小説家。ロンドンの大学で医学を学んだが、学位を取らずに中退し、文筆業に転向した。1932年、ハリウッドと契約し、以後39年まで、毎年13週間をアメリカで過ごす。第二次世界大戦が勃発するとイギリス情報省に入り、のちに海軍に

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品