ステファノ・フォン・ロー

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小さい“つ”が消えた日

ステファノ・フォン・ロー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784384055146
ISBN 10 : 4384055145
フォーマット
出版社
発行年月
2008年11月
日本
追加情報
:
18cm,113p

内容詳細

大人と子どものための、言葉の妖精たちの物語。様々な文字たちが住む五十音村で、音をもたない小さい“つ”はみんなの笑いもの。ある日、村を飛び出してしまう…。愛嬌ある五十音村のなかまたちのイラスト一覧付き。

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このほんわかした表紙とストーリーの中に言...

投稿日:2009/11/26 (木)

このほんわかした表紙とストーリーの中に言葉と個性の大切さがつまっていて大切さの再認識をさせられながら和める本でした :) 対象年齢は小学生くらいだと思いますが素敵なお話です :D

ゆい さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Willie the Wildcat さん

    巻末で著者が語る執筆動機を超えて、様々な示唆に富んだ作品。多様性は無論のこと、視野を広げることを含めた育みの過程も印象的。シニカルなのが政治家の描写。ついつい最後の場面の”みっつ”にも、何か意味があるのかと思案するが何も浮かばない。一方、著者の執筆動機を踏まえずに、敢えて突っ込むのであれば、お父さんにもう少し体張ってほしかったかな。長男の引越しに伴う荷物整理の過程で、段ボールの1つから出てきた本著。以前読んだ記憶がないが、良い一冊。

  • とろこ さん

    もし、日本語から、小さい「つ」が消えたら?というお話。児童書で、ストーリー通りに読んでも面白い。大人が読むと、子どもとは違った視点で考えるところが多いように思う。できないことがあっても、いい。どんなものにも存在理由があり、「要らない者なんていないんだよ」というメッセージが伝わってくる。優しさと穏やかさに溢れた1冊。作者が日本人ではない、という点にも注目したい。

  • ネギっ子gen さん

    様々な文字たちが住む五十音村で、音を持たない小さい“つ”は、他の文字たちからバカにされる。自分は必要とされていないと感じた“っ”は、ある日、村を飛び立った。「僕はあまり大切ではないので、消えることにしました。さようなら」という置手紙を残して。すると、人の会話や新聞やテレビから“っ”が消えてしまって、村は大混乱に――。日本語・ドイツ語・英語など6か国語が堪能で、フランクフルトの日系証券会社に勤務する著者が、日本語の学びをヒントにした味わい深い物語。イラストも良かったです。【ちょっと、素敵なお話でしょう?】⇒

  • neimu さん

    小さい「っ」が家出をしてしまうと世界が・・・。ファンタジックでユーモラスな話。家出をした「っ」が観察して気が付いたこと。「自分のほかにも口がきけない存在がある」「この世の中には声を持っていても言葉を使わないものがたくさんある」なかなか哲学的な示唆も含む。童話的にハッピーエンドで終わっていたけれど、意味深なお話。ちょっとした道徳の教科書のようにも。体の働きを説明したイソップ童話も連想。

  • さと さん

    人に伝えること、聴く事、察する事、感じる事…。言葉を使って仕事をしている私には微笑ましくも新鮮な一冊だった。小さな「つ」の存在を通して、私たちが持つ個性と存在することの必然を再認識。 作品の中で国会を皮肉ったくだりが面白い。

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