基本情報
内容詳細
目次 : 第1章 音楽性:生きることの生気(ヴァイタリティ)と意味の交流 / スティーヴン・マロックとコルウィン・トレヴァーセン / ■第1部: 音楽性の起源と精神生物学 / [序文]スティーヴン・マロックとコルウィン・トレヴァーセン / 第2章 根、葉、花、または幹:音楽の起源と適応的機能について / エレン・ディサナーヤカ / 第3章 音楽と人間形成−−認知記号論の視点から(想像的仮説の探求) / ペール・オーエ・ブラント / 第4章 ヒトの固有性に関する儀礼的基盤 / ビョルン・マーカー / 第5章 音楽の進化:理論、定義、エビデンスの性質 / イアン・クロスとイアン・モーリー / 第6章 音楽的表現におけるタウ / デイヴィデッド・N.リーとベンジャマン・シェーグラー / 第7章 音楽における情動の神経科学 / ヤーク・パンクセップとコルウィン・トレヴァーセン / 第8章 脳と音楽、そして音楽性:神経画像法からの推論 / ロバート・ターナーとアンドレアス・A. イオアニデス / ■第2部: 乳児期における音楽性 / [序文]スティーヴン・マロックとコルウィン・トレヴァーセン / 第9章 乳児のリズム:音楽的コンパニオンシップの表現 / カタリナ・マゾコパキとジャニス・クジュムザキス / 第10章 情動と意味を共有する声:スコットランドと日本における幼い乳児とその母親 / ニキ・パワーズとコルウィン・トレヴァーセン / 第11章 乳児の発達における「音楽」と「遊び歌」:解釈 / パトリシア・エッケダールとビョルン・マーカー / 第12章 早期のトリオ:乳児間の意味の発生における音と動きのパターン / ベンジャミン・S.ブラッドリー / 第13章 対乳児発話と会話関与の音楽性における母親のうつの影響 / ヘレン・マーウィックとリン・マレー / 第14章 帰属の即興的音楽性:母子音声相互作用における反復と変奏 / マヤ・グラティエとジゼル・アプター=ダノン / ■第3部: 音楽性と癒し / [序文]スティーヴン・マロックとコルウィン・トレヴァーセン / 第15章 紛争中・紛争後の地域の子どもたちのための音楽:精神生物学的アプローチ / ナイジェル・オズボーン / 第16章 コミュニカティヴ・ミュージカリティとコラボレイティヴ・ミュージキングのはざまで: / コミュニティ音楽療法からの展望 / メルセデス・パヴリチェヴィックとゲイリー・アンスデル / 第17章 マインドフルネスと意味の発達を支えること:性的虐待を受けた / 児童対象の音楽療法における臨床的手法 / ジャクリン・ロバーツ / 第18章 踊るという人間の本性:美的コミュニティ理論に向けて / カレン・ボンド / 第19章 音楽における療法的対話:自閉症スペクトラムとレット症候群の / 子どもにおけるコミュニケーションとしての音楽性を育む / トニー・ウィグラムとコハヴィト・エレファント / ■第4部: 子どもの学びにおける音楽性 / [序文]スティーヴン・マロックとコルウィン・トレヴァーセン / 第20章 話すことと聴くことにおける音楽性:学びの環境としての教室談話の鍵 / フレデリック・エリクソン / 第21章 子どもの音楽性と音楽学習にみる自発性 / ニコラス・バナンとシェイラ・ウッドワード / 第22章 音楽と舞踏の基礎的実存経験としての生気(ヴァイタリティ):音楽指導への適用 / シャーロット・フレーリッヒ / 第23章 即興的な音楽パフォーマンスにおける親密性と相互性: / 成人アーティストと幼児から教育学的に学ぶこと / ロリ・A.クストデロ / ■第5部: 演奏行為における音楽性 / [序文]スティーヴン・マロックとコルウィン・トレヴァーセン / 第24章 音楽に揺さぶられる身体:儀式上の儀礼と一体化した時間芸術 / エレン・ディサナーヤカ / 第25章 音楽リズムに関する時間生物学に向けて / ナイジェル・オズボーン / 第26章 音楽的なコミュニケーション:演奏における身体の動き / ジェーン・デイヴィッドソンとスティーヴン・マロック / 第27章 創造的参加としてのコミュニカティヴ・ミュージカリティ: / 乳幼児期から高度な演奏まで / ヘレナ・マリア・ロドリゲス、パウロ・マリア・ロドリゲス / ジョルジェ・サルガド・コレイア / ■参考資料: / アタッチメント(愛着)/アフォーダンス/一般タウ理論と近年の音楽研究 / ウェルビーイング/歌とチャント/音声分析と音声情報/間主観性 / コンパニオンシップ/生気、生気情動と自己感/ナースリー・ライム / 内発的動機パルス/内分泌および神経伝達物質補足説明 / ナラティヴ/乳児の音声コミュニケーションとその発達 / 脳地図−−本書に登場する脳の各部位について/浮動する意図性 / 身振り(ジェスチャー)/ミュージシャンシップとミュージキング/モダリティ
【著者紹介】
スティーヴン マロック : 西シドニー大学MARCS聴覚研究所(オーストラリア)。現在はMARCSの補助研究員。ヴァイオリン奏者として教育を受けた後、音楽理論と音楽分析を学び、作曲における音色の構造的役割について研究した。博士号取得後の研究は、とくに乳児のコミュニケーションや音楽療法や産後鬱などのノンバーバル・コミュニケーションにおける音楽性に関する心理学分野に中心を置いている。変化の時期に組織と個々人を支援する専門家である。研究の情報源は自身の学術研究と指導実践とカウンセリングと思索である
コルウィン・トレヴァーセン : エディンバラ大学(スコットランド)。エディンバラ大学児童心理学および精神生物学名誉教授。カリフォルニア工科大学でロジャー・スペリーに師事し、意識の大脳システムと運動を支える視覚調整に関する研究で精神生物学の博士号を取得。その後、ハーヴァード大学認知研究センターにて研究員としてジェローム・ブルーナーに師事し、乳児研究を開始した。出版物の分野は、神経心理学、脳の発達、乳児のコミュニケーション、子どもの学習と情動的健康と多岐にわたる。文化学習への生来的動機、自閉症などの障害や鬱病について研究している
根ケ山光一 : 早稲田大学人間科学学術院教授:発達行動学
今川恭子 : 聖心女子大学文学部教授:音楽教育学、音楽学
蒲谷槇介 : 愛知淑徳大学心理学部講師:発達心理学
志村洋子 : 埼玉大学名誉教授、同志社大学赤ちゃん学研究センター嘱託研究員:乳幼児音楽教育学
羽石英里 : 昭和音楽大学音楽学部教授:音楽療法
丸山慎 : 駒澤女子大学人文学部准教授:身体性認知科学、生態心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
スティーヴン マロック
西シドニー大学MARCS聴覚研究所(オーストラリア)。現在はMARCSの補助研究員。ヴァイオリン奏者として教育を受けた後、音楽理論と音楽分析を学び、作曲における音色の構造的役割について研究した。博士号取得後の研究は、とくに乳児のコミュニケーションや音楽療法や産後鬱などのノンバーバル・コミュニケーショ
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