スタンリー・ブラックとラテンアメリカンリズムは古きよき時代のムード音楽が楽しめる。オーケストラ、ロンドンフェスティバルのＣＤもあるが断然ラテンアメリカンリズムが好きです。個人的には０６、１９が好きです。

スタンリー・ブラックが1966、1967年に発売したアルバムの復刻盤がこのCDです。 フランス＆ロシアという題名通りそれぞれの国の音楽が収録されています。 共演のオケは、ロンドン・フェスティバル・オーケストラで、恐らく録音用のオケではないでしょうか。 収録曲の大半はブラック自身のアレンジで、ジャンルとしてはイージーリスニングのようなアレンジになっている物が大半ですが、よくある安ぽっいアレンジではなく、オケをフルに使ったゴージャスなしっかりとした作りになっているのは流石、一部には合唱も加わって楽しい。 『剣の舞』『トレパック』『展覧会の絵』はオリジナル通りの正統派クラシックの演奏で、クラシック演奏家としてのブラックを聴ける一枚でもあります。（といっても数多の名盤のあるこの３曲では普通ですが） 録音年代のわりには音質はしっかりとしています。

LPで出たレクオーナ盤と他の１枚をCD化したもので、スタンリー・ブラックオーケストラの演奏です。私自身はラテンアメリカンリズムの方が好きですが、これはこれでなかなかサラッとした演奏でいいですな。

スタンリーブラック初期の演奏スタイル、ピアノにやさしいストリングスでヒーリングにピッタリ。モノラルではあるが歪もなく優秀。

１曲１曲リマスターされたのはよいのでしょうが、全曲イントロがまるでテープを回し始めたかのように速度が変わっており、聴くに耐えません。

35年前、FM放送からエアチェックして、感動した演奏。「十番街の殺人」も、「屋根の上のヴァイオリン弾き」も、今回もその感動は変わりませんでした。

期待が大きかったぶん、ちょっと、不満。コンピレーションだからといって並べ方がぞんざいでいいわけではないし、オリジナルの曲を勝手にカット（Something’s Coming ）するの賛成できない。演奏はすばらしいの一語だが、企画が雑。

イッツマジックだけがいいわけでは決してないけれど、この曲をきいただけで、このCDを買ってよかったとつくづく思う。

フイルム スペクター として発売された2枚から抽出したお得なCDです。当時、音のよさと、輝くサウンドに魅了されました。懐かしさいっぱいですね。でも、こだわりもあって、たとえば、 ﾃｨﾌｧﾆｰで朝食を、のムーンリバーですが、サウンドトラックでしかきけないメロディが組み込まれていて、おなじみのムーンリバー、と出てくるところが最高です。雰囲気がでています。

スタンリー・ブラックはこれで３枚目！ 約２０年前の毎日曜の午前１０時からの某マヨネーズ会社がスポンサーだった「○ューピー・バック・グラウンド・ミュージック」を彷彿させる１枚ですよ！