ジブリの教科書 4 火垂るの墓 文春ジブリ文庫

スタジオジブリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784168120039
ISBN 10 : 4168120031
フォーマット
出版社
発行年月
2013年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
254p;16

内容詳細

世界が驚いた圧巻のリアリティ

兄妹の死が物語るものとは――。山田洋次、與那覇潤、妹尾河童ら豪華執筆陣が、戦争とアニメーション表現の本質について掘り下げる。

太平洋戦争末期の神戸。空襲で親を失った14歳の清太と4歳の節子の兄妹はいかに生き、なぜ死なねばならなかったのか。
文芸的アニメーションとして世界的に高い評価を得た作品の魅力を、山田洋次監督、與那覇潤、妹尾河童ら豪華執筆陣が語る。
名アニメーター近藤喜文のイメージボードほかカラー画も多数収録。(原作・野坂昭如)

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読書メーターレビュー

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  • やすらぎ🍀 さん

    となりのトトロと同時制作した火垂るの墓。未収録の貴重な場面や制作秘話も盛り沢山の文庫。原作者が驚いたアニメのリアリティ。野坂氏の傷は決して癒えなかったのだろう。体験した生死の背景を知る。もし今ここで争いが起こったらどうなるのか。毎日が死に到る道行。妹がいたからぼくは…清太の見た小さな背中は永遠に語り継がれていく。逃れられない残酷な現実に灯る儚い火垂る。決して悲哀を繰り返さないために、あの頃の瞳が同じ地に生きる私たちを見つめている。平穏な生活を誰もが送りたいと願っているのに、戦う理屈を探す人間は未だにいる。

  • レモン さん

    何回も繰り返し観た訳でもないのに、展開や1つ1つのシーンを鮮明に覚えているのはそれだけ衝撃的な内容だったからだろう。本書でもちらほら触れられていたが、大人になり親の立場になってから西宮のおばさんの態度・振る舞いが決して意地悪過ぎる訳ではないことがわかった。ただのお涙頂戴ではなく、当時を生きた庶民のリアルを描写した記録映画だ。中でも節子が海に入る前に服を脱ぐシーンは、幼児の動きがよく表現されており、そういう細かなところからアニメの中の話でなく節子のような女の子が実在していたことを観客に認識させる。

  • はるき さん

    アニメで泣いたのはこの作品が初めてだと思う。人間の業と戦争の悲惨さを幼い兄弟を軸に真正面から暴き出す不朽の名作。戦争映画は沢山有るが、こういう作品を子供たちに是非身て欲しい。

  • よみにゃん子 さん

    「悲惨だから、かわいそうだから見ない」テレビ放送時、私の母は良くそう言います。それは違う、と私は鑑賞するのですが、本書を読んでその意味が少し分かった気がします。きっと見ている目線が違うのです。母はおそらく清太と節子の“お母ちゃん”目線で見ているのです。初回テレビ放送時、その頃私は節子よりも幼い子供。それを踏まえれば母は“お母ちゃん”目線で見ざるを得なかったのかな、と。そんなことを考えつつ読んだ第4段。著者達の言葉、節子達が教えてくれた「生きる」ことをしっかりと受け止めて、今度は母と一緒に見ようと思います。

  • ジブる さん

    胸が苦しくて発作を起こしそうなくらい、 ストレートに胸に来る。 私が住んでいる神戸が現場となっていることもあり、なんだか身近に感じられて。 もう泣くよね。

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