スクリャービン(1872-1915)

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CD 輸入盤

ピアノ・ソナタ全集 ウゴルスキ(2CD)

スクリャービン(1872-1915)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4260085531950
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

鬼才アナトール・ウゴルスキの待望の新譜!
スクリャービン・ピアノ・ソナタ全集
多彩なニュアンスと端正な音色でスクリャービンの世界観を見事に表現


ロシアの鬼才、アナトール・ウゴルスキの久々の新譜は、スクリャービン[1872-1915]のピアノ・ソナタ全曲。3年かけて録音され、ウゴルスキのスクリャービンに対する思いが結実したアルバムです。
 ウゴルスキは1942年シベリア生まれ。現代音楽の積極的な演奏活動により、当局から活動を制限され、1990年ベルリンへ亡命。一時難民キャンプで生活するも、その才能が見出され50歳という遅咲きで1992年ドイツ・グラモフォンと契約。デビュー後ウゴルスキは自在なテンポ設定、自由な表現力を持つ独特の演奏スタイルで注目されました。近年ウゴルスキはコンサートや録音を控え教育に専念し、現在はデトモルト音大教授を務めています。
 表舞台から遠ざかっていたウゴルスキを再び引き戻したのはスクリャービンでした。ウゴルスキにとってスクリャービンは特別な作曲家。ピアノ・ソナタは一部録音がありますが、このアルバムは2007年から2009年にかけて全曲録音され、ウゴルスキの音楽観がたっぷりと盛り込まれた演奏です。第1番では第1楽章の甘い主題を非常に濃厚に歌い、第4楽章の葬送行進曲は悲痛さが重くのしかかるよう、極めて静かに丁寧に作り上げています。またテンポも非常に特徴的で、第10番のソナタは、ホロヴィッツは12分弱で演奏していますが、ウゴルスキはなんと16分。スクリャービンの鬼気迫る神秘性に没入した演奏を聴かせてくれます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集(第1番〜第10番)
CD1 [78:43]
・ソナタ第1番ヘ短調Op.6
・ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30
・ソナタ第6番Op.62
・ソナタ第9番Op.68
・ソナタ第10番Op.70
CD2 [80:42]
・ソナタ第2番『幻想ソナタ』嬰ト短調Op.19
・ソナタ第5番Op.53
・ソナタ第7番『白ミサ』Op.64、
・ソナタ第8番Op.66
・ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23
 アナトール・ウゴルスキ(ピアノ)

 録音時期:2007年11月、2008年10月、2009年5月、7月
 録音場所:ミュンヘン、バイエルン・スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Piano Sonata No. 1 in F minor, Op. 6: Allegro Con Fuoco
  • 02. Piano Sonata No. 1 in F minor, Op. 6: [No Tempo Indicated]
  • 03. Piano Sonata No. 1 in F minor, Op. 6: Presto
  • 04. Piano Sonata No. 1 in F minor, Op. 6: Funebre
  • 05. Piano Sonata No. 4 in F Sharp Major, Op. 30: Andante
  • 06. Piano Sonata No. 4 in F Sharp Major, Op. 30: Prestissimo Volando
  • 07. Piano Sonata No. 6, Op. 62
  • 08. Piano Sonata No. 9 ('Black Mass'), Op. 68
  • 09. Piano Sonata No. 10 ('Trill'), Op. 70

ディスク   2

  • 01. Piano Sonata No. 2 in G Sharp minor ('Sonata-Fantasy'), Op. 19: Andante
  • 02. Piano Sonata No. 2 in G Sharp minor ('Sonata-Fantasy'), Op. 19: Presto
  • 03. Piano Sonata No. 5 in F Sharp Major, Op. 53
  • 04. Piano Sonata No. 7 ('White Mass'), Op. 64
  • 05. Piano Sonata No. 8, Op. 66
  • 06. Piano Sonata No. 3 in F Sharp minor ('Etats D'me'), Op. 23: Drammatico
  • 07. Piano Sonata No. 3 in F Sharp minor ('Etats D'me'), Op. 23: Allegretto
  • 08. Piano Sonata No. 3 in F Sharp minor ('Etats D'me'), Op. 23: Andante
  • 09. Piano Sonata No. 3 in F Sharp minor ('Etats D'me'), Op. 23: Presto Con Fuoco

ユーザーレビュー

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ウゴルスキーはメジャーレーベルから録音を...

投稿日:2016/08/19 (金)

ウゴルスキーはメジャーレーベルから録音を出さなくなりました。有名で売れる曲を録音しなくなりました。もう消えてしまったかと思っていたところ、メシアンの「鳥のカタログ」をひっそりとDGに録音しているのを発見。ダイナミックで明確な打鍵、とても良い演奏でした。ウゴルスキーは売れなくても、好きなように録音させてくれるレーベルを探しているのではないかと勝手に理解しています。 ウゴルスキーのスクリャービンのソナタは今一という評価を誰かがしていましたが、杞憂でした。No2を聴いていてその美しさにハッとなりました。幾重にも音が重なり、はらはらと音が舞い降りるような、そう、紅葉がゆっくりと舞い降りるような、止めどない音の織りなす景色。彫りの深い、立体的な演奏です。音、タッチも絶妙で、その美しさと言ったらありません。これだけでも、星5つです。 スクリャービンのソナタがこれほど良い曲と思った演奏ははじめてでした。 録音も良いと思います。断片的に息づかいが時々聞こえて来る程度です。 ウゴルスキー、注目していきたいです。

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不思議な演奏である。スクリャービンに対す...

投稿日:2012/01/26 (木)

不思議な演奏である。スクリャービンに対する私が持っているイメージとは正反対な、なまあたたかい感じの演奏なのだが、なぜか繰り返し聴きたくなるユニークさを持っている。ちょっと変わったスクリャービンのソナタの演奏が聴きたい人には良いかもしれない。

☆の降るまち さん | 東京都 | 不明

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丁寧に慈しむように奏でられたスクリャービ...

投稿日:2010/10/09 (土)

丁寧に慈しむように奏でられたスクリャービン。テンポは全体に遅めだが、 絶妙に美しい弱音によって、所々で今まで聴いたことの無い異界が 出現する。でもそれは「あちら側」までは行かない類の清潔かつ誠実な白昼夢だ。 片や後期のソナタは思い入れの強弱はあるが、しっかりと把握された構造が 遅いテンポによって宙吊りにされていくさまはある意味スリリングではあるが、曲によってはもう少しアッサリと呈示して欲しいものもある。後期のソナタはドロドロにしないことが最低限のラインだと思うが、テンポ遅めで乗り切るには、冷徹な構造把握の上に、ペダル、音色の多彩な利用が不可欠。 ウゴルスキは、それらを難なくクリアしつつ、物語のようにひとつひとつの 音を紡いでいく。スピードと引き換えに得られるものの価値を思い直すことのできる演奏。曲の配列は単純に数字順ではなく、二つのCDで二晩のプログラムを組むような配列になっている。一枚目の印象が良かった。 蛇足だがレーベルと内容から将来的入手難が予想されるのでマニアの人には早めの入手をお薦め。

marco さん | 東京都 | 不明

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