ジル・ドスタレール

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資本主義と死の欲動 フロイトとケインズ

ジル・ドスタレール

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865781502
ISBN 10 : 4865781501
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
259p;20

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • aoya513 さん

    資本主義は自らを破壊し死ぬことを志向している.グローバリゼーションがもたらす危機的状況は死の欲動の暴発した姿ではないのか? p.236 資本主義の力学は,"常に延期されている未来"に至る快楽の延期なのである.それは生の享受を否定して死を密かに招き寄せることを意味する.

  • 猿田康二 さん

    二人の泰斗が今日の破滅に向かってひた走る資本主義社会を当時から鋭く予想しどう主張していたかを解説しながら説いていて非常に興味深かった。経済学に精通した二人の著者が綴っただけあって、新聞の書評で養老孟司氏が指摘したように一筋縄ではいかず、しばらく一日に何ページも進まないストレスのかかる読書であったが、第一次大戦後から世界恐慌を経て、第二次大戦までの時代が驚くほどに現在の世界と似通っていて、訳者あとがきに書かれている通り、現代世界の危機の根源を解読する読者にとって、貴重な思索の素材を提供してくれる書だと思う。

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