ジョーン・G・ロビンソン

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特装版 思い出のマーニー

ジョーン・G・ロビンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000259736
ISBN 10 : 4000259733
フォーマット
出版社
発行年月
2014年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
404p;20

内容詳細

アンナは養い親のもとをはなれ、海辺の村の老夫婦の家にあずけられることになりました。そこで出会ったのは、金色の髪の少女マーニー。二人は毎日ひみつの遊びを楽しみますが、村人はだれもマーニーのことを知らないのでした。―ふしぎなめぐり合わせを体験した思春期の少女の物語。巻末に、作者の長女によるあとがきと、河合隼雄「『思い出のマーニー』を読む」を収録。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぶんこ さん

    主人公アンナの「ふつうの顔」「内側、外側」といった、自分に鎧をまとうような考え方に驚くとともに、そうやってしか自分を守れない繊細な心が切なくて、途中まで読みづらかった。後半マーニーと出会って、またペグ夫妻の踏み込まない愛情、ミセス・リンゼーの大きな愛情、リンゼー家の人々との家族のような交流が素晴らしい。海辺の避暑地での一夏の話なのに、アンナの半生を読んで気分です。作者長女のあとがきにかえてで、日本人男性がモデルとなった海辺を訪れたエピソードが載っていて、行きたくなる気分が分かって、私も行きたくなりました。

  • musis さん

    映画を観たので。ある人にとっては優しくて魅力的な人物でも、別の立場からは冷たく酷い人に映ることがあると改めて思った。それは人が意図しない運命のようなものに左右されてしまっていることもまた感じた。エズミーがもしマーニーと、同い年で知り合ったら親友になっていたかもしれない。河合隼雄の解説もまた非常に心に残るものとなった。アンナたちを取り巻く環境と心境になるほどと思う。この1冊を映画に出来たのは凄いと思った。米林監督の作品は何故だか理由なく涙が出てくる。相性が良いのだと思う。観て、読んで良かったと思えた。

  • くぅ さん

    当初アンナは心にギッチギチの鍵がかかっていて、徐々に感情を表すようになっても出し方が上手じゃない。だから所謂「かわいくないコ」で…リンゼー家の人たちに出会うまでは本当に読むのがシンドイ。でも、最後まで読むと物語は全く違う色を帯びる。時にはなにも考えず心身をリラックスさせることも必要。でも、興味を持つことややりたいことがあるってだけで心にパワーが宿り生きる力になる。他人と自分を比較して、悲観したり喜んだり同情したり…なんてきっと凄く無駄なんだろう。人だからこそそう思ってもしてしまうんだろうけど。

  • mm さん

    自分の出自の因縁に目を背け、すべての人に心を閉ざして生きるアンナ。彼女の心の扉を開いたのは、ノフォークの海辺の自然、彼女の内面に踏み入らない優しいおばさん、そしてマーニーという謎の少女との魂の交流、その他何やかんやが見事に噛み合って、一つの奇跡が起こる。よくできたお話だった。これを読んだら、夏は海辺で過ごしたくなる。波の音も、雷雨も、鳥の鳴き声も、草がなびく音も全部吸い込んで魂の浄化ができそう。いやいや、少女のように生まれ変わるのはもう手遅れで、生まれ変わろうとする少女を守るおばあちゃんの役をやらにゃ〜

  • rin さん

    ★★★★★…映画と原作、どちらを先に観るか(あるいは読むか)迷った結果、映画を先にした。大雑把な流れはほぼ一緒だが、細かな設定の部分で相違が見られる。映画との違いを探しながら読むのも面白かった。無表情のアンナがマーニーやペグ夫妻、リンゼー一家との交流を通じて豊かな感情を育んでいく様子には胸が熱くなる。中でも、風車小屋に置き去りにされ、怒りを感じるアンナがマーニーを許す場面は映画でも原作でも目頭が熱くなった。子どもの本だと侮るなかれ。大人が読んでも充分楽しめる。もう一度映画を観たくなった。

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