ジョーン・G・ロビンソン

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思い出のマーニー 新潮文庫

ジョーン・G・ロビンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784102185513
ISBN 10 : 4102185518
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
高見浩 ,  
追加情報
:
368p;16

内容詳細

みんなは“内側”の人間だけれど、自分は“外側”の人間だから――心を閉ざすアンナ。親代わりのプレストン夫妻のはからいで、自然豊かなノーフォークでひと夏を過ごすことになり、不思議な少女マーニーに出会う。初めての親友を得たアンナだったが、マーニーは突然姿を消してしまい……。
一冊の古いノートが、過去と未来を結び、奇跡を呼び起こす。イギリス児童文学の名作。

【著者紹介】
ジョーン・G・ロビンソン : 1910‐1988。イギリスの児童文学作家。イラストレーターとしてキャリアをスタートさせ、しだいに子供向けのおはなしを書くようになった

高見浩 : 東京生れ。出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    物語の最後に、いわゆるオチをつけるかのように現実に回帰、収斂してしまうのはまことに残念である。読者にも後半からは概ね結末の想像がつくのではあるが。小説としては、あくまでも幻想を幻想として自立させる方が成功したのではないか。説明的に経緯を語ってしまうのを、作家は小説の自滅だとは考えなかったのだろうか。そのスタンスの甘さが作品の価値を通俗的なものにしてしまったのは、返す返すも惜しまれる。ファンタジーに求められるのは、納得ではなくて飛翔である。それを作者自らが摘み取ってしまった感は否めない。

  • 青乃108号 さん

    ジブリのアニメは知らなかった。「赤毛のアン」シリーズはかつて何冊か読んだし「少女ポリアンナ」も好きだった。少女が主役の物語は読んでいて純粋な癒しを感じる事が出来るので本作も読んでみようと借りてきた。児童文学に分類される作品らしいが、「内」と「外」の概念や時を超越したマーニーとアンナの友情の物語は子供には少し敷居が高いかも知れない。面白く読めたが俺としてはもっとストレートな物語の方が好みである。「少女ポリアンナ」、時を超えて再読したくなった。

  • のっち♬ さん

    「みんなは内側の人間だけれど、自分は外側の人間だから」「あたしね、大人になりたくないのよ、絶対に」頑なに心を閉ざしたアンナと海辺の村に住むマーニー、ときに寄り添い、ときに反発しながら心を通わせていく二人の少女の心の動きや、舞台となる自然豊かなノーフォークの風土が細やかに描かれている。静謐な文章で、次第にミステリアスな色調を帯び、明かされる真相は子供ならずとも読者を引き込む。「大好きよ、マーニー!あなたのこと忘れない」「でも、いまは内側にいます!」信頼と許容、絆や愛情が生み出す優しさや開放感に読後包まれる。

  • ひめありす@灯れ松明の火 さん

    【新潮部 新潮文庫100冊】新入部員記念すべき一冊目。選んだ理由は読友さんが何名か読まれていたのと、あと英児童文学だから。ところがどうして、これは中々に面白かった!少年が大人になるには通過儀礼が必要。だけど感じやすく殻に籠りがちな少女を一歩大人の女にするのは、こんなやわらかで温かな一夏の出来事と奇跡だっていいと思う。あなたの事が、大好きな理由。マーニーとアンナが不思議と近しく、魂の共鳴ともいうべき親近感を感じる理由。血の通ったノスタルジア。推理小説的に読むと、あっとなる所が幾つか。映画も見比べてみたいです

  • らむだ さん

    さびしさや、やるせなさの中で自分を“外側”の人間であると感じ塞ぎ込む主人公のアンナ。ノーフォーク“湿地の館”でのマーニーとの出会いからそんなアンナの世界は少しずつ動き出し、やがてマーニーの秘密・謎に突き当たる。その答えの先でアンナは様々な愛に触れ“内側”へと足を踏み出す。ひと夏の少女の成長物語。そして愛の物語。

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