基本情報
内容詳細
18世紀末から19世紀にかけての狂瀾怒涛のヨーロッパに生を享け、天才と美貌に恵まれた不世出の詩聖と仰がれながら、ギリシャ革命に自ら銃をとり、熱病に斃れた情熱の詩人バイロン。ヨーロッパに横溢したロマン精神の典型と言えるその短い生涯は、人間らしさをはげしい矛盾のまま露呈している。本選集は彼の抒情詩を主体とし、生涯と各作品の関連を明らかにする周到な注釈を加えた。
目次 : 若い情熱(一八〇四‐九)(歌/ M・S・Gに ほか)/ ハロルドの旅(一八〇九‐一八)(ある人に/ チャイルド・ハロルドの告別 ほか)/ 恋と悩み(一八一一‐一六)(かのひとは美わしくゆく/ 私は君が泣くのを見た ほか)/ 追放者・英雄(一八一七‐三二)(いまは、さまようのをやめよう/ ポオ河に寄せる歌 ほか)
【著者紹介】
バイロン : 1788‐1824。イギリスの詩人。ケンブリッジ大学卒。男爵。1809年から2年間地中海諸国を旅行し、帰国後発表した長編物語詩『チャイルド・ハロルドの遍歴』が大成功を収める。’16年私生活上の悪評がもとでイギリスを去り、ヨーロッパ各地を転々とする
阿部知二 : 1903‐1973。岡山県生れ。東京帝国大学英文科卒。作家・英文学者。小説『冬の宿』などの他に多数の訳書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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しゅてふぁん さん
読了日:2021/01/23
マンセイ堂 さん
読了日:2013/09/02
ころこ さん
読了日:2023/07/18
めがねまる さん
読了日:2016/12/26
イプシロン さん
読了日:2017/05/06
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人物・団体紹介
ジョージ・ゴードン・バイロン
1788‐1824。イギリスの詩人。貴族、第6代バイロン卿。1812年に、物語詩『貴公子ハロルドの巡礼』(第1・2編)を発表すると、当時のベストセラーとなり、彼曰く、「ある朝目覚めると、ぼくは有名になっていた」。いきおい、『海賊』(1814)や『ヘブライのうた』(1815)など、いくつもの作品を立て
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