ジョージ・クブラー

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時のかたち SD選書

ジョージ・クブラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784306052703
ISBN 10 : 4306052702
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
262p;19

内容詳細

目次 : 序文―象徴、形、持続/ 第1章 事物の歴史(伝記の限界/ 歴史家の責務 ほか)/ 第2章 事物の類別(形のシークエンス/ 素形物と模倣物 ほか)/ 第3章 事物の伝播(発明と変化/ 模倣 ほか)/ 第4章 持続の種類(速い出来事、遅い出来事/ 時のかたち)/ 結論(発明の有限性/ 形と表現の等価性)

【著者紹介】
ジョージ・クブラー : 美学者・考古学者。1912〜1996年

中谷礼仁 : 建築史家、歴史工学家、早稲田大学教授。1965年生まれ

田中伸幸 : プロダクトデザイナー、修成建設専門学校講師(田中おと吉名義)。1968年生まれ

加藤哲弘 : 美学・美術史学史、関西学院大学教授。1953年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • eirianda さん

    その時代時代によって生み出される芸術のかたちは、歴史を振り返ることでこの本のように、冷静に解析できるのだな。けれど、今を、少し先の未来を、同じように分かる方法があれば良いのに、と時流に乗れない無名の表現者は思うのであった。まあ、わかったところで合わせられないんだけどね。コロナの時代はどのような変化が起こるのだろうか。今、聞いてもやはり不確実さが増すだけか。もやもやする。

  • gorgeanalogue さん

    美術史について何も知らないが、非常に面白かった。ルロワ=グーラン『身ぶりと言葉』に似て、立ったこともないような位置から発せられる抽象の力。人間の手によって作り出されるすべての事物を芸術と考える、という見地からは、@経験を伝達するための技術A持続する時間単位B発端となる作品と模倣物が作るシークエンスは開かれていて可塑的であり(シグナルは常に過去から事後的な形でやってくる)、そこでは形態研究や構造研究、イコノロジーはあまり役に立たない。持続と「減衰」を特徴とする「繊維の束」として見る「超」美術史または歴史論。

  • 渡邊利道 さん

    1962年発表の美術批評の古典。時代による様式区分を軸にした伝統的な西欧美術史や、作品を構成する細部を象徴言語として読み解くイコノロジーに偏っている現状を批判し、数学から借りたシークエンス(数列)とシリーズ(級数)という時間的順序を前提に開かれたものとして美術史を扱う前者と、閉じられた集合としての美術作品群の中でのまとまりを示すものという後者で「かたち」を抽出する。自己シグナルと付随シグナルや、素形物と模倣物などを通して、単線的な歴史の外側で展開する「芸術」の時空を描き出していく。シンプルに凄く面白い。

  • kana0202 さん

    50年前の著作だがいまだに示唆に富む議論が多い。洋式や、いわゆる美術史を書き換えようとする試みと言えるだろう。そのとき重要なのはきっと、新しい美術史ではなく、単線的な時間軸に乗らない事物史なのだろう。かつて岡本太郎は、私は縄文の起源である、とどこかで言っていたと思う。いわゆる時系列をとびこえて事物のかたち(多分形態とはすこしちがう、可能性を孕んだ形態)を並べること。パウンドのニュークリティシズムとも近いか。考えるべき価値のある問題を教えてくれる一冊。

  • iwtn_ さん

    主に芸術における進歩の方法について、だろうか。言語や技術についても語っているが、文化・文明が残す事物、芸術品がどのようにして変化してきたのかを、歴史、類別、伝播、持続の種類などから語る。芸術分野でのイノベーション論を読んでいる気になった。前世紀半ばの本なので、そんな言葉は出てこなかったが。ある種の文化的な果実としての「素形物」(一般的な言葉ではない)とその模倣物の関連が興味深かった。他のキーワードとしてはシークエンスとシリーズかな?中々皮肉げな文もあり、そのあたりも気に入ってスイスイ読めた。

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美学者・考古学者。1912〜1996年

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