スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?

ジョン・ムーア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784799314807
ISBN 10 : 4799314807
フォーマット
発行年月
2014年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
296p;19

内容詳細

お客様本位、品質本位、従業員本位。
この一冊に、スターバックスのエッセンスが詰まっています。
元スターバックスコーヒージャパンCEO 岩田松雄氏推薦!

日本だけでも1000店舗突破、2014年春には約800人の契約社員を
正社員化するなど、競争の激しい飲食サービス業界のなかでも
常に時代を先取りして話題を集め、高いブランドを保ち続けている
スターバックス。本書は、スターバックス本社の元マーケティング
担当である著者が、社内で文書化されずに、社員の間で暗黙の
知見として言い伝えられてきた46のルールを紹介していく。

・なぜ、スターバックスは成功したのか?
・理念をどうやって末端の店舗まで行き渡らせたのか?
・長く人を惹きつけるブランドは、どのようにつくられたのか?
・熱意ある従業員は、どのようにして育成されたのか?

本書を読めば、その秘密の一端に触れることができるでしょう。

※本書は、2007年に刊行され好評を博した『スターバックスに学べ! 』を
改題、再編集した増補改訂版です。

「私がCEOを務めていたスターバックスという会社は、日本だけでも
1000店舗、従業員2万2000人を超える大企業となった現在も、お客様に
特別なスターバックス体験を提供するというミッションを、経営者から
従業員の一人ひとりまでが共有し、高いブランドを保ち続けています。
そんなスターバックスをつくっている経営哲学、独特の社内文化、
長く人を惹きつけるブランディング、値引きやテレビCMに頼らない
マーケティング戦略、人事に対する独自の考え方など、この本には、
スターバックスのエッセンスが詰まっています。価格競争に巻き込まれて
苦しんでいるサービス業の方はもちろん、さまざまな業種の経営者や
若いビジネスパーソンの方にも、ご自身のビジネスを見つめなおす
ヒントとなると思います。ぜひご一読をお薦めします。」

(株)リーダーシップ・コンサルティング 代表 岩田松雄


出版社コメント


スターバックスは時代を先取る企業という立場を築いたが、それ以上に意義深いのは、米国の人々、そして世界中の人々のコーヒーに対する考え方を、コーヒーは楽しむものだというものに変えるという途方もない目標を達成したことだ。
スターバックスには世界を変えるという使命があった。ただ物を売って儲けるのではなく、ささやかではあるが有意義なやり方で人々の生活に潤いを与えたかった。この「人々に奉仕する」という精神が、スターバックスの成功の要なのである。
ひとつのブランドとして、スターバックスは現代のマーケティングの幅を広げた。不特定多数に訴える、従来どおりのマスマーケティングを捨て、1店舗で一杯のドリンクを飲む顧客ごとに、心の通った永続的な関係を築くことに焦点をあてたのである。
実に多くの偉業を達成した会社なのに、スターバックスがコーヒーという日用品を販売して、どのようにこれほどの繁栄を築いたか、ビジネスの世界ではほとんど知られていないのが実情だ。それは、スターバックスにおいて伝承されている経験知やノウハウは、長年スターバックスに勤めるパートナーたち(スターバックスでは従業員のことをパートナーと呼ぶ)の心と頭の中にだけ存在しているからである。

さて、本書では46の「ルール」を紹介していく。スターバックスの「ルール」とは、一つひとつがスターバックスの本質を表す言葉で、これまで一度も文書にされたことはない。口伝の知恵として、スターバックスの内部にとどまっていたのだ。
経営陣の言葉、プロジェクトチームが用いたスローガン。うまくいった(または失敗した)プロジェクトで得た「アハ(気づき)体験」etc…。それらから導きだされた数々の知見は、どれも胸に響き、考えさせられるものであると同時に、すぐに実行できるものだ。
スターバックスのビジネスを築き、スターバックスというブランドを築いたもの。それが「ルール」なのである。
本書にある46の「ルール」は、スターバックスを成功に導いた、社内に伝わる暗黙の非公式な知見に基づいて書かれている。これらは今なおマネジャーやバリスタから代々受け継がれていて、濃いコーヒーが体内の血管を勢いよく駆け巡るように、スターバックスの社内文化の細部に行き渡っている。本書はスターバックスの知識と伝統を表す事実を要約した、貴重な秘密の知恵のコレクションであり、どれも納得のいくものばかりである。
(「はじめに」より一部抜粋)

【著者紹介】
ジョン・ムーア : スターバックスで8年間、マーケティングプログラムの作成と実行に携わる。その後、大手スーパーマーケットのホールフーズマーケットのマーケティングを経て、現在はコンサルタント会社を主宰。小さい会社の心意気と活動をもって、より大きな成長を遂げてもらうべく企業のサポートを行っている。企業や大学などでの講演多数。人気マーケティングブログ「Brand Autopsy」も運営している

花塚恵 : 翻訳家。福井県生まれ。英国サリー大学卒業後、英語教室講師、企業内翻訳者を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぼっちゃん さん

    スターバックスは人を相手にしたビジネスとしてコーヒーを提供する。ブランドは人によってつくられる。とあるように常に人ありき、人を中心とした経営なんだなと分かった。【スターバックス好きの息子に借りた本】

  • W-G さん

    ウチの会社の役員の方々が今まで仰られた事がほとんど全て書いてあった(笑)それぐらい一般論で理想論。項目わけがきちんとされているので、自分の仕事を見直すヒントはたくさんありました。小説ばかりではなくビジネス書も定期的に読んで仕事の質を上げようと思う。ニーズではなくウォンツ、機能ではなく効用。この辺りが自分にとってはタメになった。自分のなかにモヤモヤとして形になっていない物を、明確に標語にしてくれる本は仕事で役にたちます。

  • aoyamaborabora さん

    コーヒーの味には好みがありますが感動するかというと自分には判然としない。値段も悪くはないし、いまや各所に店舗を構えそれほど珍しいという訳ではない。では、何故こんなにも人気なのか?ある意味スターバックスでコーヒーを飲むことにステータスを感じるのは確固たるブランディングもあるのでしょう。スタバの経営戦略は緻密で時に大胆。これまではスタバに抵抗があったものの、経営の背景を知ると興味も沸き、一杯飲んでみたくなりました。

  • Kazu.S さん

    やっとこさよめた。素晴らしいブランド、笑顔じゃない従業員を見たことが無いもんね!

  • Kei さん

    * ブランド・マネジメントは生涯の仕事です。ブランドは非常に脆いものですからね。スターバックスに限らず、成功している企業やブランドは、いつまでも成功を保証されているわけではありません。だからこそ日々努力するのです。   ハワード・シュルツ * 良い商品を提供するだけでは、ブランドにはなりません。商品やサービスをどのように位置づけるか、消費者にどのように結びつけるかで、勝敗が分かれるのです。   スコット・ベドベリ

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