ジョゼ・マウロ・デ・ヴァスコンセーロス

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ぼくのオレンジの木 ポプラせかいの文学

ジョゼ・マウロ・デ・ヴァスコンセーロス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591147214
ISBN 10 : 4591147215
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
追加情報
:
302p;20

内容詳細

小さなゼゼーは、いたずら悪魔。見つかるたびに、しかられる。親友になったのは、裏庭の小さなスイートオレンジの木。クリスマスなのに、どうしてぼくだけひどい目にあうんだろう。夢の世界から現実の世界へ、感受性に満ちた少年の成長の物語。ブラジルの国民的作家、ヴァスコンセーロスの半自伝的名作!

【著者紹介】
ジョゼ・マウロ・デ・ヴァスコンセーロス : 1920年、ブラジルのリオデジャネイロ市近郊に生まれる。貧しくも本好きな子ども時代をすごし、医学部に進むが中断。ブラジル各地を旅しながら、ボクシングのコーチ、小学校教師をはじめとし、多種の仕事を経験する。作家となってからも、ジャーナリスト、放送作家、画家、俳優などさまざまな分野で活躍した。代表作『ぼくのオレンジの木』は、米国、ラテンアメリカ、ヨーロッパの国々、韓国、中国、トルコ、タイなどで翻訳出版され、数多くのTVドラマ、映画、演劇となっている。1984年にサンパウロ市にて死去

永田翼 : 東京都立大学大学院(社会学専攻)中退。中国で生まれ、日本で育ち、米国を経由してブラジルに流れ着く。ブラジルの居心地のよさが気に入り、サンパウロに在住。これからは文化の時代だと考え、ブラジルに日本の漫画、アニメを持ち込んだ

松本乃里子 : ブラジル文学翻訳家。上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業。1990年代より国際理解教育・子どもの権利に関する活動。その後サンパウロに移住。翻訳のほかに専門分野として、イラストレーション、色彩心理ワークの活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Willie the Wildcat さん

    幻想の世界、否定され続ける中で創出された、安全な空間。現実の世界でようやく見つけた安全な空間が儚く消えた時、幻想の世界も消失。様々な趣向の変化を語る件に、思わず胸が詰まる。自然な変化ではなく、恣意的な変化。『訳者あとがき』で知る姉グローリアと弟ルイースの早死による理解者の喪失。サウダージとテルヌーラの交錯。悼みを通して亡き理解者たちの心に応え、自分が応える側となる最後の場面が救い。高校卒業後の旅が、もれなく転機を齎した。世知辛い世の中でも垣間見た「心」なのかなと感じる。

  • 帽子を編みます さん

    衝撃作です。ただ涙を流す部分もあります。でも児童心理、教育の分野から分析します。ゼゼはこの家庭のはけ口となって理不尽な扱い、精神的な、物理的な攻撃を受けています。彼はこの家族では扱えない程の知性をその身に持っているのです。異質なものを排除しようとする力、家庭での彼は悪魔のようなどうしようもないクズ扱いですが、学校では、ポルトゥーガには、その真価がわかるのです。ポルトゥーガとの交流、そして辛い別れ、ゼゼの決心、この小さな子になんて試練でしょう。私には子どもへの愛、そして適切な扱いを改めて気づかせる作品です。

  • はる さん

    図書館本。読書メーターがなかったら、読み友さんがいなかったらきっと出会わなかった一冊。幼い時に感じた悲しみが記憶にありすぎる人、幼い時の嬉しさをすっかり忘れ果ててしまう人、どちらのほうが多いのだろう。ゼゼ、わたしは庭の梨の木に登るのが好きだったよ。5歳の時には自分の名前が嫌いで、よその子に嘘の名前を教えて半日遊んだことがあるよ。親に殴られたことはなかったけれど…。ゼゼ、おとなになると、自由なことも不自由なことも増えてくる。君の続きの物語りが読みたい。

  • 頼ちゃん さん

    ゼゼが愛おしく、涙が出てくる。

  • けむりの猿c((•ω•))ɔ さん

    世界で1番好きな作品!20年以上前に古本屋でボロボロの文庫本をみつけて何度も読み返しては涙した。 廃刊になっていた本作が2015年にポプラ社より刊行されているのを最近知り5冊購入(笑) 早熟が故に傷つき、早熟が故に周りをも傷つけ… 廃刊になっていた角川文庫のタイトルは「わんぱく天使」エドガー・H・ミラー・Jrの英訳からの岡本浜江さんによる訳出。最終章で「わたしに人生の愛を教えてくれたのはあなたです」とあるが、今訳では「人生の温もり」としてある。訳としては温もりの方が正しいかもしれないが愛の方が心に響いた

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1920年、ブラジルのリオデジャネイロ市近郊に生まれる。貧しくも本好きな子ども時代をすごし、医学部に進むが中断。ブラジル各地を旅しながら、ボクシングのコーチ、小学校教師をはじめとし、多種の仕事を経験する。作家となってからも、ジャーナリスト、放送作家、画家、俳優などさまざまな分野で活躍した。代表作『ぼ

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