コクトー詩集 新潮文庫

ジャン コクトー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784102178010
ISBN 10 : 4102178015
フォーマット
出版社
発行年月
1983年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,239p

内容詳細

二十歳で才気あふれる詩人として文壇にデビューし、バレエ台本、小説、絵画、映画製作など、芸術のあらゆるジャンルにわたって才能をほしいままにしたコクトー。彼の詩は、古典と前衛、調和と破壊を豊かな感性で結合させ、一作ごとに異なった美を生み出している。ここには、1920年以後に書かれた『詩集』『寄港地』『用語集』『平調曲』『オペラ』から、代表作を収録した。

目次 : 『詩集』(一九二〇年)より(マリー・ローランサン/ 放列 ほか)/ 『寄港地』(一九二〇年)より(海よ/ 帆船 ほか)/ 『用語集』(一九二二年)より(偶作/ ヴェニスの恋人たち ほか)/ 『平調曲』(一九二三年)全(時間という/ 絶えず文なしの ほか)/ 『オペラ』(一九二七年)より(自画像/ 傷ついた祈り ほか)

【著者紹介】
ジャン コクトー : 1889‐1963。フランスの詩人・作家。ブルジョワの家庭に生れ、幼少の頃から上流社会に身を置いて、多くの文人、芸術家と交流。20歳の時に出版された処女詩集『アラジンのランプ』で、一躍時代の寵児となる。戯曲、絵画、映画などにも多彩な才能を発揮。古典と前衛の間を自在に往還し、夢と現実、秩序と無秩序などが表裏一体となった数々の名作を残す

堀口大學 : 1892‐1981。東京・本郷生れ。詩人、仏文学者。慶応義塾大学を中退し、10数年間外国で暮す。『月光とピエロ』に始まる創作詩作や、訳詩集『月下の一群』等の名翻訳により、昭和の詩壇、文壇に多大な影響を与えた。’79年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • マエダ さん

    ちょっと理解しがたいところがある。小説は面白かったが詩は難しい。

  • めがねまる さん

    コクトーの詩は、最初のセンテンスを忘れても、最後の鮮烈なヴィジョンで蘇らせる。必ず一つは、ハッと現実に引き戻す言葉がある。星の中に、女の胸に、ラジウムや学習机が顔を出す。青いインキが溢れる幻視が感傷を覆い尽くす。不思議と感傷的でなく、言葉の美しさに映像の美しさが伴う。映画に進出したのも納得のいくこと。あとがきは1953年堀口大學による詳細なプロフィール。ここだけ時が止まり、今も詩人が生きてるように思わせる。私は小説に疲れた時詩を読むが、実は読んだ端から忘れてしまう。それでも何かが残る詩が、コクトーだった。

  • ロビン さん

    小説『恐るべき子供たち』をはじめ、ピカソに認められたという絵画、バレエ台本、映画製作など多彩な才能を発揮して活躍したジャン・コクトーの詩集。19世紀後半から20世紀半ばまでの困難な時期のフランスを生きたとは思えないほど(第一次大戦では志願して傷病兵後送部隊に加入)、いかにもパリ育ちという感じのする軽妙洒脱でウィットに富んだ詩の数々を残している。恋人を歌っても、相手に入れ込んで情熱的に讃えたりつれなさを恨んだりということはなく、常に軽口をたたいてからかっているような調子であり、実際結婚はしていないようだ。

  • もちまる さん

    コクトーがその時感じたことがとても伝わる。女性に関する詩が多いのかな?

  • T さん

    詩集は読み慣れていないので、初めはとりあえず読んでみたのですが、意味も取れないし…ということで、好きなように読むのがいいと聞いて、このフレーズ好きだなと思ったものに付箋を貼りながら最後まで読んでみました。風景や色彩豊かな表現や、夢の表現が特に好きでした。解説に、コクトーが多才な人物であることが書いてあり、劇や絵画、映画と多方面でその芸術的才能を発揮したということで、映画の『美女と野獣』は見てみたいなと思いました。また時間を空かせて読み返します。

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人物・団体紹介

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ジャン コクトー

1889‐1963。フランスの芸術家。詩人、小説家、脚本家、評論家のほか、画家、演出家、映画監督としてもマルチに活躍。前衛の先端を行く芸術家たちと親交を結んだ

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